2022年8月、ついに念願の槍穂縦走をしました!
3泊4日なので、1泊や2泊で通過する方々に比べたらかなりゆとりを持った山行ではありますが、長年の夢がかなってほんと嬉しかったです。
唯一残念なのは4日目の山頂が荒天だったため、予定していた重太郎新道を下りられなかったことです。
安全のために涸沢に下りたことだけがちょっと心残りではあります。
今回から数回に分けて、僕が槍穂縦走した様子をレポートします。
まずは4日間のコースの紹介から。
槍穂縦走のコース
上高地から出発して槍ヶ岳、奥穂高岳を登って上高地に下りる周回コースです。
2022年8月6日に入山し、9日に下山しました。
上高地には高速バスで行き到着予定がお昼だったので、2泊では厳しく3泊のコースとしました。
<1日目>
上高地
↓
横尾テント場
<2日目>
↓
槍沢
↓
槍ヶ岳(往復)
↓
南岳
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南岳テント場
<3日目>
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大キレット
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北穂高岳
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穂高岳山荘テント場
<4日目>
↓
奥穂高岳(往復)
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涸沢
↓
横尾
↓
上高地
1日目の山行
続いて、短いですが1日目の登山の様子です。
1日目のコース
コースはガーミン245で計測しました。
計測距離は経験上実際の2割増しくらいになることもありますが、そのまま記載しました。
- 開始時間: 8月6日 15:09
- 歩行時間: 2h 00m
- 歩行距離: 10.9km
- 総上昇量: 289m
まさかの事故渋滞
本来なら上高地からの山行を書くところですが、上高地までがまた大変でした。
僕は当日車が使えなかったので、かなり遠回りですが金沢から長野へ新幹線で行き、長野から高速バスで上高地に移動しました。
ところが、木賊トンネルに入ってすぐ、乗っていたバスの3,4台前で交通事故が発生。
対向車との衝突で車が90度回転して、2車線の道路を完全に塞いでしまいます。
事故現場を直に見ましたが、2両とも大破していました。
この事故のせいで、通行が不可能になり大渋滞になります。
一時は今日中に上高地に到着することを諦めかけていましたが、数時間後になんとか開通。
しかし上高地に到着したのは4時間遅れの15時でした。
当初は槍沢まで行く予定でしたが、横尾で泊まることに。
おかげで2日目の行程が伸びてしまいました。
ほんと、観光シーズンの交通事故は勘弁してほしいです。
これで登山計画が狂って無茶な登山をして遭難する人が出たりしたら2次被害もいいところです。
観光中はいつも以上に安全運転で!
上高地
ということで、気を取り直して。
15時の上高地バスターミナルの様子がこちら。
こうして見るとこのときはまだ明るかったですね。
上高地の水場はバス停のすぐ近くにあります。
ここで水を汲んで、ようやく登山スタート!
もちろん早歩きで!
1時間強で徳澤園に着き、更に1時間で横尾までたどりつきました。
がんばった!
なお、水場は徳澤園にもあるので、上高地では水は500mlしか補給しませんでした。
それで事足りました。
徳澤園の水場はこんな感じ↓
普通のキャンプ場みたいに蛇口があります。
横尾
横尾には5時ごろ到着しました。
横尾山荘。
横尾の水場。
蛇口があります。おいしいです。
外のトイレは2か所あるので、あわただしい朝もあまり混雑はしないと思います。
横尾テント場
山荘でテント場の受付をすませます。
1人2000円でした。
横尾のテント場は2つあります。
1つは上高地側。
もう1つは橋の下です。
橋の下のほうが人が少なかったのでここにテントを張ることにしました。
テント設営と夕食
僕のテントはワンポールタイプの3FULGESR”Lanshan1”です。
ポールがなく、代わりにストックを使用し、1㎏以下と軽量なのが特徴です。
但し、ポール(ストック)を差しこんだだけではテントが立ってくれません。非自立式です。
ここの地面はペグが刺さりづらかったので、明日以降の岩場での設営の練習も兼ねてほぼ石のみで固定しました。
ちょっと不格好ですがペグダウンしなくてもテントを立てられました。
後ろはこんな風に石で固定してます。
石は周りにいっぱい落ちていたので困ることはありませんでした。
夕食はご飯を炊いてフリーズドライのカレー。
あとは持ってきたウイスキーをちびちび。
寝るぞ~
今日の遅れを取り戻すため、明日は3時起きです。
早々に寝ることにします。
暗くなった19時ごろには就寝。。。
ところが暑くて寝られない!
横尾の標高は1600mと低いので、夜はそれほど寒くはなく、どうやら厚着しすぎたようです。
下は股引がわりのタイツを脱いでシャミースパンツのみを履き、上はジャケットを脱いでアンダーシャツとフリース一枚にしました。
この後の2泊を思うと、この夜は風もなく、寝やすかったです。
そうそう満点の星空も見ることができました。
結局星が見えたのもこの日だけだったんですよねぇ。
次回へ
翌日は槍穂縦走の第1のポイント槍ヶ岳を登ります。
そして大キレットの手前の南岳小屋まで移動し、テント泊をします。
⇒ 2日目はこちら(槍穂縦走 テント泊の旅|2日目 槍ヶ岳を登頂し南岳へ)
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