今年に入ってからテント泊装備の軽量化を進めています。
まず最初に見直したのはバックパックです。
10年以上使っていたTATONKA製のザックからモンベルのキトラパック45に買い替えました。
夏にこのキトラパック45を担いで、白山1泊、槍穂縦走3泊の登山に行ってきました。
使用感はとても良く、とても満足。買い替えて正解でした。
今回はそんなキトラパック45の紹介になります。
今よりも装備を軽くコンパクトにしたいけど、UL(ウルトラライト)は躊躇われるという方におすすめです!
キトラパック45外観
まずは外観を見ていきます。
容量は45Lです。
テント泊をしようと思ったら決して大きくないサイズです。
ロールアップ式のため雨蓋(トップリッド)がありません。
個人的にはトップリッドが無いほうがすっきりして好きです。
これまで使っていたTATONKA製のザック(たぶん60L)と並べてみます。
比べると一回り小さい……はずなのですが、写真だとTATONKA製ザックの頭が垂れているせいでいまいち差がわからないですね(^_^;)
キトラパック45の特長
僕が考えるキトラパック45の特長は次の3つです。
①従来のザックよりも軽い
②ザックカバーなしでも防水性能を備えている
③多機能であり、容量が45Lと小さくても不便を感じない
①軽い
僕がずっと使い続けていたTATONKA製ザックの重量が約2.5㎏もあるのにに対して、キトラパック45は約1.3㎏しかありません。1㎏強も軽いです。
最近流行のULパックだと重量が1㎏を切るものもあるので決して最軽量とは言えませんが、テント泊に使うバックパックとしては十分軽量です。
それにキトラパック45にはUL製品にはない機能性があります。(機能性については後述)
また、容量が45Lだとテント泊には小さいのでは?と心配でしたが、実際にパッキングしてみると夏山の3泊分の荷物(テント・シュラフ・ガスバーナー含む)が全て収まりました。
参考までにロールをほどいてパカッと開けて、なかを見てみます。
写真だと奥行きがわかりづいらですが、実物だと45Lのわりには大きく感じました。
②防水
キトラパック45には防水素材の「アクアバリアサック」というザックと同じサイズの袋が内蔵されています。そのため基本的にはレインカバーは不要です。
この「アクアバリアサック」に荷物を入れてロールアップ式の口をクルクル巻いて止めれば、防水対策完了です。
アクアバリアサックは内側でマジックテープで止められています。
テープを外せば取り出すことも可能です。
半日雨に降られた日に登山したことがありますが、表面の撥水効果もあり中身は全く濡れませんでした。
③多機能
キトラパック45にはたくさんの機能が付いています。
そのなかでも僕が気に入っているものだけを紹介します。
ショルダーポケット
ショルダーポケット付きのザックを使うのは今回が初めてですが、これはすごく便利ですね。
ここにボトルを入れておけば行動中でもザックを下ろさずに水を飲むことができます。
ヒップベルトポケット
腰に巻くベルトのところにポケットがあります。左右2か所。
僕は左右のポケットにそれぞれ行動食とデジカメを入れてます。
サッと取り出せて便利です。
もともとはウエストポーチを別途身に付けていたのですが、ヒップベルトポケットがあることでポーチが不要になりました。おかげで腰回りがすっきりしました。
内ポケット
「アクアバリアサック」のなかに取り付けられているポケットです。
僕はティッシュ、救急用具、サプリメントなどを詰め込んでます。
なお僕はこれを取り外して温泉に持って行って脱衣所に忘れてくるという失敗をしました。(後日、郵送してもらいました)
なくさないように注意です(;^_^
フロントポケット
カッパを脱いで一時的に収納することができます。
地味に便利です。
下の写真は見づらいですが、灰色のパンツと黄緑色のジャケットを収納したところです。
ポール掛け
下図のようにトレッキングポールを取り付けることができます。
一見するとポールがすり抜けて落ちそうですが心配はいりません。
僕はポールを付けたまま、大キレットを縦走しました。ポールループ
ザックを降ろさずにトレッキングポールを横っちょに一時的に取り付けることができます。
急な登りが現れてちょっと両手を空けたいときなどに便利です。
なんとなく刀を脇に挿してる感じ。
背中まわり
背中に骨のようなステーが入っているので、ザックにコシがあります。
荷物が入ってなくても自立しますし、背負ったときのフィット感もあります。
赤い金属がステー。取り出すこともできます |
また背面のモコモコしたメッシュ構造のおかげで背中にべったりくっつかないので蒸れも少ないです。
実際のパッキング
2気室になっているので、下側にテントやカッパを収納します。
上側の防水部分(アクアバリアサック)には濡れたら困る着替えやシュラフを入れます。
あとはガスバーナーや食料類など残り全部。
細かいポケットは多いですが、気室は大きく2個しかないので、ほとんどのものをアクアバリアサックにぽいぽい入れていく感じになります。
まとめ
今年初めて槍穂縦走に挑戦しました。
そのときにバックパックとして使ったのが今回紹介したキトラパック45です。
容量は少し小さいですが、テントやシュラフを含めた3泊分の荷物を収納することができました。
また山のなかを4日間歩きましたが、背負い心地が悪くて疲れるということもありませんでしたし、重量が少し軽くなった分だけ、登山が楽になったように思います。
まとめると、キトラパック45は「軽いしテント泊(夏山装備)にも使える」です。
便利さを犠牲にしてまでULを目指す気はないけど、今よりも装備を軽量化したい!というニーズにぴったりのバックパックだと思います。
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