イカ天バンドで漫遊記 『三宅裕司のいかすバンド天国』(通称「イカ天」)は、1989年ごろに放送されていた伝説的なアマチュアバンドのオーディション番組です。 毎週10組のバンドが出場して演奏を競い合い、勝ち抜き形式でチャレンジャーやキングを決めていたそうです。 平和なホコ天とは大違い? 実はシビアだった「イカ天」 僕は「イカ天」という言葉自体は知っていたものの、世代的にリアルタイムで観たことがなく、どんな番組なのか中身までは知りませんでした。てっきり原宿の「ホコ天」のように、平和で自由な空気のなかでバンドを紹介していく音楽番組だとばかり思っていたのです。 しかし草野さんいわく、「インパクトのあるパフォーマンスやカリスマ性がないと生き残れなかった」とのこと。審査員によって演奏途中で強制終了されることもある、かなりシビアなサバイバルマッチだったようですね。 ちなみに、5週連続で勝ち抜くと「グランドイカ天キング」の称号が与えられたのだとか。名前の迫力がすごいですよね、「グランドイカ天キング」って。 草野さんが最も衝撃を受けたバンド「たま」 そんな群雄割拠のイカ天バンドたちのなかで、草野さんが「一番衝撃を受けた」と語っていたのが、あの「たま」でした。 草野さんはたまの音楽性について、次のように大絶賛。 「独特だけど、キャッチー」 「実はこっちの世界が歪んでいて、たまの世界のほうが正しいのではと思えてくる」 「風呂桶を叩いてもポップな歌は作れるんだと知った」 たしかに、あの飄々としたスタイルから奏でられる独自の世界観は、それまでの音楽の常識を軽々とひっくり返すほどの衝撃だったのだと思います。 さて、1回の放送ではまだまだ紹介しきれないということで、イカ天バンド特集は来週の後編へと続きます! 次週はどんなバンドやエピソードが飛び出すのか、今から楽しみです。 オンエアリスト 以下、オンエアされた楽曲と草野さんの各曲のコメントを箇条書き。 ① 見知らぬ糸 / スピッツ ② 我想うゆえに我あり / FLYING KIDS 初代グランドイカ天キング。5週連続優勝(1週で10バンド登場) 当時は雲の上の存在だった ③ エヴリデイ / JITTERIN'JINN 当時、ロカビリー好きに流行っていた 今聴くとシンプル ④ バラ色の人生 / ...
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