10年ぶりの買い替え! ~ONKYO製AVアンプ「TX-RZ820」レビューその1 セッティング編


   AVアンプを約10年ぶりに買い替えました!!

   こちらの記事でAVアンプの下調べをしたのが昨年末でした。それから3か月ほどうんうん悩んでるうちにおすすめにあげたパイオニアの「SC-LX501」は生産完了で品切れになってしまいました。
   悩んでいた主な理由は、いまAVアンプを用いてホームシアターを構築している環境が3畳ほどと狭く、AVアンプの性能を全然発揮できていないことにあります。
   大型スクリーンがあるどころか、ディスプレイは40インチもありません。使っているのは23インチのデスクトップPC用モニターです。(地元のIOデータ製)

   こんな環境なのに、まだ現役で活躍しているAVアンプをわざわざ新しいものに買い替えて意味があるのか。
   ずっと悩んでいたのですが、AVアンプは年々新しい機能が増えており、インターネットで調べているうちに音質云々よりも新しい機能を楽しみたい!という思いがどんどん募ってきました。
   そしてとうとう先日、新規登録5%OFFの特典を使ってオンキョーダイレクトで購入したのが、SC-LX501と同じ価格帯のONKYO「TX-RZ820」です。

   購入価格は約70,000円でした。('18/03購入。但しアウトレット品)
   定価が128,000円なのでだいぶ値が下がっていました。発売して1年が経とうとしているのでそろそろ新機種が出るのかもしれません。




さあ開封!

    ゆうパックで届きました。久しぶりのAVアンプは外箱も大きくずっしりと重かったです。
TX-RZ820の外箱

   カッターでテープを切ってよいしょっと、中からアンプを取り出します。
   付属品としてリモコン、測定用マイク、AM/FMアンテナ、電源ケーブルが入っていました。
TX-RZ820付属品

   現在使用中の「TX-SA706X」とサイズを比較してみます。(奇しくも同じONKYO製)
   高さは僅かにTX-RZ820の方が大きいです。
TX-SA706X(左)とTX-RZ820(右)

   奥行きはTX-RZ820の方がコンパクトです。
TX-SA706X(左)とTX-RZ820(右)

   ネットのレビューだとTX-RZ820は7.1CHのわりにはサイズが大きいので、このクラスにしては余裕のあるパワーアンプ設計をしていると書かれていましたが、体積はTX-SA706Xとほぼ同じかむしろ小さいくらいです。
   重量もTX-SA706Xの方がTX-RZ820よりも重い気がします。
   この10年でAVアンプがコンパクトになったのかどうかはわかりませんが、TX-RZ820がサイズ的に”特別”ということは無さそうです。

セッティング

   背面にはスピーカ端子の接続図がありました。
アンプ背面のスピーカ接続図

   いつもサラウンド(4,5)とサラウンドバック(6,7)とどっちがどっちなのかわからなくなるのでこれは嬉しい配慮ですね。ちなみに5.1CHで使うときは「サラウンド」が正解です。
   スピーカ5台とサブウーファー1台のケーブルをつなげ、更に、CD(アナログ)、BD(HDMI)、PHONO、デスクトップPC(デジタル同軸)のケーブルをつなげます。
   結線はめんどくさいけど我慢です。

   オーディオラックに設置した写真がこちらです。
オーディオラック

   下から、今回買ったAVアンプ「TX-RZ820」、BDプレイヤー「DBT-1713UD」、CD/DVDプレイヤー「DV-S858Ai」です。その上にはレコードプレイヤーもあります。
    むかしはオーディオコンポーネントの色と言えばシャンパンゴールドだったと思うのですが、いつのまにかブラックの勢力が増してきました。買った当初は違和感のあった黒色のDBT-1713UDですが、今はなじんでいます。

   続いて、測定用マイクを用いて”AccuEQ Room Calibration”を行います。ようは視聴する部屋に合わせて音質を自動で調整してもらいます。
測定用マイク

   最初どうすればこのCalibrationモードに入れるのかわかりませんでしたが、付属のマイクを所定の入力端子に挿すと自動でモードが切り替わりました。
   マイクを耳の位置に合わせる必要があるため、僕は椅子の上に、梱包用に入っていた発泡スチロールを二段積んで高さ調整しました。

  Calibrationが始まるとスピーカからかなり大きな音が20回ほど出るので要注意です。
  真夜中にこれをやったら驚いた妻がやってきて部屋のドアを開けられる破目になりました。
  昼にやることをおすすめします。
”AccuEQ Room Calibration”を実行中

   ちなみに上の写真を見たら5.1CHの環境を作っている空間がいかに狭いかがわかるかと思います。
   部屋の大きさは6畳なのですが、2mx5mという、ウナギの寝床のような細長い部屋なんですよね。そのうちの北側半分(3畳分のスペース)で5.1CHの音楽空間を構築しています。
   というか、ほんとはただのデスクトップPCの作業スペースなんですけどね、ここ。
   液晶も普通のデスクトップのモニターですし。
   こんなんでいいのか!?--いいんです、サラウンドを楽しめれば!
   ※AVアンプはもともとはリビングルームにあったんですけど、家族が増えてからは2階の書斎に追いやられてしまいました。涙

ネットワーク設定

   続いてネットワークの設定です。
   有線LANの場合、LANケーブルをつないだだけでOKでした。難しい設定は一切なく、あっさりホームネットワークにつながり、NASから音楽を再生できました。超簡単!♪

   ということで、セットアップはほぼ完了しました!

これからしたいこと

   新しいAVアンプに変えて、下の10項目をやりたいと思っています。
  1. 5.1chスピーカ、各プレイヤーのセッティング (済)
  2. ネットワークのセッティング (済)
  3. ネットワークオーディオ機能を使って音楽を聴く
  4. クロームキャストビルドインを使ってGoogle Play Musicを聴く
  5. Radikoを聴く
  6. SACDをHDMIから出力してDSDダイレクト再生する
  7. USBメモリに保存したDSD音源を聴く
  8. ライブBDを視聴する
  9. 映画BDを視聴する
  10. イネーブルドスピーカを設置してDolby Atmosを体験

       最初の2つは今回で完了しました。
       最後の項目は追加でスピーカを購入しないといけないので、早くても夏のボーナスが出た後かな。
       細かいことをいうと、普通にCDやレコードを聴くというのもありますが、これまで使用していたAVアンプにはなかった機能を中心にレビューしたいので、とりあえずこんな感じで。

       それではまた次回!(→第2回はこちら




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