今週のSPITZ草野マサムネのロック大陸漫遊記は「レジェンドバンドの1stアルバム1曲目で漫遊記」でした。
草野さん曰く「1stアルバムはどのバンドも気合を入れて作る。自己紹介的でもあるし、インディーズの頃の曲も惜しみなく出す」ということで、作り手にとっては聴く側以上に1stアルバムは特別なもののようです。
そんな1stアルバムの1曲目(しかも’60年代のバンド限定)を集めたのが今回の特集です。
どの曲もこれが俺たちのロックだー!って感じで気合入りまくりで、弾けてましたね。
ここ最近のロク漫のなかでは一番軽快でスカッとした回だったのではないでしょうか。
オープニングのスピッツナンバーはもちろん「ニノウデの世界」。言わずと知れたスピッツの1stアルバムの1曲目です。
草野さんはニノウデの世界を1曲目にしたことについて「エレキギターの音が前面に出ているこの曲で俺達はロックバンドだ!をアピールしたかった」と話してました。また他の候補として「海とピンク」や「五千光年の夢」もあったそうですよ。
そして今回一番興味深かったエピソードはThe Whoの1stアルバムの話です。
The Whoは最初カバー曲ばかりのデビュー・アルバムを作って酷評され、その後オリジナル曲を増やしたデビュー・アルバムをリリースし直したそうです。
デビューアルバムを作り直すってなんて強引な荒技!
でもそんなことができるもんなんですねー。さすが海外のバンドはパワーが違うなと感じたのでした。
オンエアリスト
以下、オンエアされた楽曲と草野さんの各曲のコメントを箇条書き。
① ニノウデの世界 / スピッツ
② I Saw Her Standing There / The Beatles
- ポール・マッカトニーさんが実質作った
- すでに完成度が高い
- やっぱ、パッとしているなぁ
③ Route 66 / The Rolling Stones
- カバー曲。古いジャズのスタンダード
- 60年代のバンドはカバー曲が多い
- 「俺達はこういうストレートなロックをやってます!」という表明なのかも
- 「大河の上流を辿って小さな水源に辿りつくような気持ちで聴いてみましょう」
④ Out in the Street / The Who
- 最初はカバー曲ばかりのデビュー・アルバムを作って酷評された
- そこでオリジナル曲を増やしたデビュー・アルバムをリリースし直した
⑤ Beautiful Delilah / The Kinks
- のちにアイロニー、デカダンスな方向に走っていくので、この曲はデビュー特有の青っぽさ、幼さを感じる
⑥ Break On Through (To the Other Side) / The Doors
- シングル曲
- 歌詞の「シーゲットハイ」は当初問題ありで「ハイ」がカットされた
⑦ (Theme From) The Monkees / The Monkees
- モンキーズのテーマ、で始まるのが美しい
- テレビの企画で生まれたアイドルバンドって感じがする
- プロの作家たちがすごい。サウンドもいい
⑧ Good Times Bad Times / Led Zeppelin
- その後の活動がハードロック。神秘的なジャケット、多様なジャンル、サブカル的な人気
- そんな偉大なバンドにしては地味
⑨ Astronomy Domine / Pink Floyd
- ちょっと雰囲気が違う
- 中心メンバーが他と違う
- ポップで曲が短い。サイケでおしゃれ
⑩ 危険なラブ・モーション / チェッカーズ
YouTubeMusicプレイリスト
ロック大陸漫遊記でオンエアされた曲を、普段から聴けるように毎週プレイリスト化しています。
YouTubeMusicで限定公開してますので、同じくYouTubeMusicに加入している方はよかったらご利用ください。
- ロック大陸漫遊記 2025 No.3
- ロック大陸漫遊記 2025 No.4
なお、違法アップロードと思えるものは避けて、公式と思える楽曲のみで作成するようにしています。(たまにわからないときがあるけど)
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