初々しい二人のやりとりに何度も悶えてしまう ~「月がきれい」Blu-ray Disc BOX 感想 (1~6話)

   先日手に入れたアニメ「月がきれい」のBD-BOXの前半6話(+総集編)を観終わりました。(購入までのお話はこちら

   1日1話ずつゆっくり観ていくつもりだったのですが、途中から「月がきれい」の世界に引き込まれてしまい、一気に観てしまいました。
   観ているあいだ、ずっと、中学生二人の恋のやりとりに悶えっぱなしでした。もどかしくて、初々しくて、甘酸っぱくて。自分もこんな青春を過ごしたかったなぁーという思いでいっぱいになりました。

   それにしても、茜も小太郎も二人ともすごくかわいい。すぐに恥ずかしがって顔を赤くする二人がほんと微笑ましいです。これは二人セットで愛でるアニメですね。
   今のところ、キャラクタも可愛いし、雰囲気もよく、話も丁寧でとても良い感じで進んでいるので、Blu-rayを買って良かったと思います。

   ここまでの各話の簡単な感想を下に書きました。軽いネタバレありなので注意です。
   また、自分が悶えたポイントに(悶)マークをつけました。参考までにどうぞ。
 
「月がきれい」Disc1

第1話 春と修羅

   体育祭の用具係の一件を通じて、小太郎と茜がお互いのLINEを交換する。奥手な二人の距離の縮めかたとしては、自然な流れでいい。初めてのLINEのやりとりのあとに、小太郎が部屋の蛍光灯のひもを相手にシャドウボクシングをし出すのが、「思春期あるある」で、見ていてニヤリとなる。


第2話 一握の砂

   茜が大切にしていた「べにっぽ」人形をなくしてしまう。それに気づいた小太郎が人形を探し出して、茜に渡す。そのときの茜のホッとした笑顔が可愛らしい。安堵して気が緩んだのか、茜は思わず自分の弱い部分を吐露する。それを聞いた小太郎が頬を赤くしながら「そのままでいいと思う」と励ましの言葉をかける。二人っきりで緊張するなか、小太郎、よくがんばった。

第3話 月に吠える

   冒頭のLINEでの二人のやりとりから、少しずつ親近感が増しているのがわかる。ラストでは、陸上の大会が終わった茜が、小太郎のいる神社に会いに来て、夜の境内裏で二人きりになる。「会えたし」と簡潔に言う茜がかわいい。「つき」と言った小太郎の言葉を勘違いして茜が「月、きれい」と言ってはにかんだ笑顔を見せる。これは告白できない流れかと思いきや、小太郎が、男の意地を見せて「つきあって」。(悶)初めての告白の焦りや間の悪さや初々しさがよく表現できていて、秀逸。

第4話 通り雨

「つきあうってどういうことかわからない」と、告白の返事を待ってもらう茜。そして修学旅行が始まる。小太郎は自由行動の時間に茜と待ち合わせる計画をするが、トラブルで茜とうまく会えず、雨のなかを走る。茜の友達の千夏の協力も得て、なんとか茜と二人きりになるが、茜は、千夏と楽しそうにしている(ように見える)ことに嫉妬したり、待たされた挙句会えなかったことに怒ったりと、不機嫌。でもそこがまたいじらしくて◎。最後には「もっとおしゃべりしたい」と告白の返事をする。(悶)小雨のなか、赤い傘をさす茜と、ずぶ濡れの小太郎という構図が好き。小さな出来事の積み重ねを経てやっと付き合いだす二人。丁寧な流れが好ましい。

第5話 こころ

   秘密でつきあうことになった二人。LINEでの恋人同士のやりとりがかわいい。メッセージを送受するたびに、ベッドの上でジタバタしたり腹筋し出したりする小太郎、楽しそうだ。学校で二人っきりになれないことを憂いて、小太郎はなじみの古本屋に茜を誘う。小太郎が茜の手を握るときに、CHARAの「優しい気持ち」のカバーver.が流れる。90年代に青春時代を送った自分にとってこれは破壊力大。(悶)タイトルが暗示しているように、最後に千夏との三角関係を予感させて終わる。

第6話 走れメロス

   出版社から電話があり日曜に呼び出される小太郎。同じ日に陸上の大会がある茜。「いっしょにがんばろう」と図書室で茜と小太郎は指切りする。終わってから顔を赤くする二人が微笑ましい。(悶)しかし結果は、二人とも振るわない。小太郎は編集者からラノベ転向を薦められ、茜は予選敗退する。茜は小太郎とつきあっていることを千夏に伝え、千夏は「(小太郎に)告白していい?あきらめたいから」と言う。それにしても、図書室で密会する二人の距離感がいい。身体が触れないように半人分のスペースを空けているのが、初めてつきあった中学生らしい。

前半抄 道程

   1~6話の内容を1話分の時間でまとめた総集編。オープニングの映像がこの回から変わっている。図書室に並んだ2体のべにっぽ人形が印象的。内容は、主要な場面をつないだダイジェストだが、説明を兼ねたモノローグが追加されたりはしていないので、これだけだと、初見の人にはわかりづらいかもしれない。一度観たことのある人にとっては、短い時間で「月がきれい」の世界を堪能でき、良いと思う。初々しい二人のやりとりが、ギュッと詰まっていて、連続で悶えることができる。(悶)(悶)(悶)観ているこちらまで、ずっと顔が赤くなりっぱなし。


  そんなわけで、体の中を複雑で不思議な感情(痛いような、くすぐたいような。見たくないような、ずっと見ていたいような)が渦巻き、ずっと悶えながら楽しんでました。(マゾか!)
「月がきれい」を観ていると、何もしなかった過去への後悔で胸が痛くなると同時に、自分にもありえたかもしれない青春を思って、ちょっと幸せな気分にもなります。

   さて、いよいよこれから後半です。一波乱ありそうだし、二人の関係がどうなっていくのか、とっても気になります。
   →後半も観ました!感想はこちら

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