キャンプ・登山用に軽量なダウンがほしくてデカトロンのFORCLAZ「ダウンパーカー CN22 TREK100」を購入しました。
使うシチュエーションは、夏のアルプスのテント泊や、肌寒い春・秋のファミリーキャンプです。
届いたものを着てみると、TREK100は予想通り軽量で暖かく生地もしっかりしていました。
似た価格帯のモンベルのダウンジャケット・パーカーと比べながら「ダウンパーカーTREK100」を紹介します。
TREK100 スペック
- 中綿:10% グレーダックフェザー+90% グレイダックダウン
- フィルパワー:800CUIN
- 中綿の重量:S76 g、M 81 g、L:87 g
- 重量:約290g(Lサイズ)
- 撥水性あり
- -5~5℃まで快適
- 価格:9900円('23/02)
290gと軽量なのと、フィルパワーが800CUINあるのと、快適温度が0度前後なのが買う決め手になりました。
価格はセール無しで9900円でした。
外観と細部をチェック
僕が買ったのはMサイズのブラックです。(本当はグリーンが欲しかったのですが売り切れでした)
シングルキルトです。
ステッチ幅(キルト幅)はかなり細く、たくさんステッチが入っています。
キルトが小さいのでダウンが偏らずコールドスポットができにくそうです。
触ってみると生地はやや厚めに感じました。
重くなりますがそのぶん耐久性はありそうです。
指でダウンを押してみます。
指がダウンにむにゅッと沈み、離すとふくらんで元に戻ります。
ダウンの弾力は強く、一つ一つのステッチにダウンがたっぷり充填されているのがわかります。
よく見るとステッチ幅が胸周りと端っこの方で違っていて、胸周りの幅が大きくなっています。
ちょっとした工夫ですが、寒さを感じやすい胸周りの方がダウンが多いのは嬉しいですね。
フードは小さめです。
風の侵入を防ぐために小さく作っているそうです。
ダウンの内側はこんな感じ。
内ポケットはありません。外側のポケット2個のみです。
またジップの裏にはフラップがあり冷気の侵入を防いでくれます。
裾はドローコードで絞ることができます。
袖口を裏返すとゴムがあります。
このゴムのおかげで手首のあたりがすぼまり風の侵入を防いでくれます。
そしてこのゴムの部分よりもちょっとだけ先まで袖が伸びています。
なので手の甲もダウンが覆ってくれて暖かいです。
サイズ感は?
僕の体格は身長172cm、体重62〜64kgです。
商品ページのサイズガイド表を見ると僕の体格に当てはまるのはぎりぎりMです。(かなりS寄り)
なのでMサイズを購入しました。
アンダーシャツと薄手のフリースを着た上にTREK100を着てみたのがこちら。
おー、かなりスリム。身体にフィットしています。
登山のテント泊用に持っていく分にはこれくらいタイトな方が、嵩張らないし隙間がないから暖かいので良いです。
しかしタウンユースならもう少し余裕があってもいいかも。
TREK100を買う際はサイズガイド表よりもワンサイズ大きいものを選んでもいいかもしれません。
パッカブル仕様
軽量タイプのダウンパーカーはコンパクトに収納するための収納袋が付いていることが多いです。
しかしこのTREK100には収納袋はありません。
その代わりにパッカブル仕様になっています。
なんと左側のポケットにパーカー本体を収納できるのです!
左のポケットは両面ジップになっています。
このポケットを裏返してパーカー本体をぐいぐい詰めていきます。
ダウンシュラフを収納袋に詰めるときと同じ感覚です。
ただ、これがかなり大変。
裏返したポケットの角の方に押し込むようにぐいぐい詰めていくとなんとか収納できました。
コンパクト!
でもこの作業は慣れないと旅先でやるのは難しいかなぁ。
モンベルとの比較
TREK100を着て、雪の降る冬の金沢を散歩してみました。
薄くて軽いので保温力は低いのでは?と不安でしたが、雪が降って風が吹いているなかを歩いても、動いていれば寒くありませんでした。
普段着ているモンベルの化繊ジャケット(サーマランドパーカー)よりも暖かいです。さすがダウン!
では同じダウン同士で比べるとどうでしょうか?
モンベルのダウンパーカー、ダウンジャケットと比較してみます。
まずはTREK100と価格が近い1万円の「スペリオダウン ラウンドネックジャケット」(試着のみ)と20年近く前に買ったウルトラライト系のダウンジャケット(商品名は忘れました)と比べてみます。
重量は100g台なのでTREK100よりも軽量です。
着てみるとわかるのですが、どちらもTREK100よりも100gほど軽いこともあり、ダウンは少ないです。保温力は明らかにTREK100の方が上です。
次にTREK100と重量の近い「スペリオダウンパーカ」(約250g)はどうでしょう?
見た目の大きな違いとして「スペリオダウンパーカ」はTREK100よりもステッチ幅が大きいです。
「スペリオダウンパーカ」を試着してみるとふわふわしていています。
暖かさはTRK100と同じかやや上に感じました。
ただステッチが少ないせいか部分的にダウンが薄いところもあり、使い込むうちにダウンが偏らないか気になります。また価格も約18000円と高いです。
整理すると、
軽さを取るなら、スペリオダウンラウンドネックジャケット。
暖かさなら、スペリオダウンパーカとTREK100。
価格なら、TREK100。
スペリオダウンラウンドネックジャケットはTREK100よりも2000円ほど高いです。TREK100の方が安くダウン量も多いのでお得です。
スペリオダウンパーカは潜在能力は高そうですが、価格も約18000円と高いです。コスパはTREK100の方が断然上です。
あとはデザインですかね。
TREK100の方が地味というかシックです。
モンベルは表面がテカテカしているので好みにもよりますが街で着づらいと言う人もいるかも。
まとめ
デカトロンのフォルクラ「ダウンパーカーTREK100」についてまとめます。
- 低価格(9900円)、軽量(290g)、高品質ダウン(800フィルパワー)
- 防風対策がしっかりしている(小さいフード、ジップ裏のフラップ、裾のドローコード、手首のゴム止め)
- シングルキルトでステッチ幅が小さいが、ダウンがしっかり充填されていて暖かい
- パッカブル仕様だがコンパクトに詰めるのは大変
TREK100を着て冬の金沢を歩いてみましたが暖かかったです。そこはさすがダウンといったところ。薄いけど保温性があります。
また撥水性があり、多少の雪が付いたくらいなら溶ける前に払えます。
良くも悪くも生地が厚めなので風や水に強いと感じました。
着てみた結果はモンベルの同じような価格帯のダウンと負けず劣らずの品質だと思います。
登山やアウトドアに持っていくのにぴったりです。
ということで、TREK100は1万円未満の軽いダウンを探している方におすすめです!
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