erasopenを付けてフルマラソンを走りました ~boco「earsopen」感想その4 4カ月目

   骨伝導イヤホンboco「earsopen」を手に入れてから4カ月が過ぎました。
   その間、主にランニングや、朝の小休憩、皿洗いのときに着用したりと、日々の生活のなかで、わりと高い頻度で使用しています。
   他によく使っているイヤホンにはONKYO「E700M」があります。じっくりいい音で聴きたいときはE700Mを、周りの音も聞く必要があるときはearsopenを、という風に使い分けています。本来のearsopenの用途に沿った使い方ですね。
earsopen

   earsopenは、ランニングで使用することが9割方です。
   練習では1月に100km以上走っているので、何だかんだでこれまで、距離にして400km以上は使っています。クラウドファンディングで購入したので(テストデータが少なそうなイメージがあり)何となく耐久性を心配していましたが、今のところ壊れる気配はありません。
   金沢マラソンでは雨のなか4時間以上走りましたが、音が途切れることはありませんでした。(雨に濡れてWalkmanの方が先に止まってしまいましたが……)
 
  さて、 9月以降、earsopenで音楽を聴きながらフルマラソンを走る機会がありました。earsopenに興味のある方はフルマラソンでの使用感が気になるのではないかと思いますので、感想を書きます。




①耳が痛くならないか?

   earsopenのホームページなど見てもらえばわかると思うのですが、このイヤホンは耳の軟骨あたりをクリップで挟む構造になっています。痛そうに見えますが、バネではなく、ギアでカチカチと動かして固定する仕組みなので、極端に強い負荷が耳にかかることはありません。42.195kmを2度走りましたが、耳が痛くなることはありませんでした。
ギア部分の拡大

②緩くなって外れないか?

   逆に、走っている振動で少しずつ緩くなって外れたりしないか、と心配される方もいるかもしれません。これについても問題ありません。ギア部分がしっかり作られていて、ずっと最初の固定位置のままで緩くなることはありませんでした。イヤホンのズレを気にしたりすることなく、最後まで走りに集中することができました。

③音は小さくないか?

   音量の問題はなかなか難しいところです。
   earsopenはそもそも音が小さめなことに加えて、耳を塞がないため周りの音が100%入ってきます。

   僕はearsopenを買ってから、マラソンを2回走りました。そのうちの1つは「マラソンに挑戦する会」という記録会のような小さな大会で、コースは犀川のサイクリングロードを往復するというものです。声援もなく、車も近くを走っておらず、周りがうるさくないので、音楽はよく聞こえました。
   もう一つは「金沢マラソン」です。1万人以上が走る大規模なマラソン大会のため、沿道がずっと応援の方で埋まっており、また太鼓や楽器演奏などがあちこちでやっています。特に最初の10kmはずっと盛り上がっているので、earsopenで音楽を鳴らしていても全く聞こえない状況でした。(これはまあ他のイヤホンでも多かれ少なかれそうかもしれないでけど。)
   10kmを過ぎて少しずつ声援が落ち着いてくると音楽も聞こえるようになってきました。ただ、ボリュームはいつもよりも大きめにしていました。(NW-M505というWalkmanで普段は18くらいのところを23くらい。ちなみに通常のイヤホンの場合は5くらい)

   音楽がガンガンに鳴っていて「走るライブハウス」状態でないと嫌だという方には向かないと思います。BGM程度に流れているのがいいという人向きです。

④耳が疲れたりしないか?

   そんなに音を大きくしていて耳がかえって疲れないか?痛くなったりしないか?という心配もあるかと思います。いちおう、これも大丈夫でした。
   鼓膜を直接振動してないからというのもあると思いますが、それよりも42.195km走った疲労の方がよほど大きいので、耳のことは全く気になりませんでした。




まとめ

   ということで、earsopenはフルマラソンでもバリバリ使えました。
   個人的には、「NW-M505+earsopen」は軽いし扱いやすいしで、ランニング最強の組み合わせなのではないかと思っています。
   ちなみに、earsopenはケーブルが短いのでケーブルを首の後ろに回して、音楽プレイヤーをアームポーチに入れてやれば、ランニング中にケーブルがうるさくなく、首から腕までがすっきりとして走りやすいです。
   これからもearsopenはランニングのお供として長く使っていくことと思います。

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