令和6年能登半島地震の話(金沢にて)その3

    前回からの続きです。


   金沢で大地震に見舞われ、近くのレジャー施設に避難し、夜になり再び自宅に戻りました。

   戻ってきたはいいものの、余震が続くなか、何をすればいいのか、どうやって寝たらいいのか。

令和6年能登半島地震 CD棚倒れる

防災リュックを作る

   まず家の中の被害状況を確認しました。

   幸いなことに大きな被害はありませんでした。(自分の書斎除く)

   水道も電気も通っています。


   次にいつまた大きな余震が来てもすぐに逃げられるように防災リュックを作ることにしました。

   家にはリュックがたくさんあります。5人分のリュックを用意し、それぞれに行動食、ペットボトル、ライト、レインウエアを入れました。

   他には座布団マットやラジオ、ティッシュや手拭き、マスクなど。


   このとき作った5人分の防災リュックは今はもうバラしていしまいましたが、ペットボトルなどをまとめた防災リュックを1つ作ってリビングルームに置いてあります。

   いつでもすぐに持ち出せるように。

令和6年能登半島地震 防災リュック

リビングに布団を敷いて寝る

   普段は2階で寝ていますが、やはり余震が怖いので、布団を下に下ろしてリビングに敷いて寝ることにしました。


   靴下はすぐに履けるように寝巻きのポケットに入れておきます。


   床が固かったので、布団の下にはキャンプで使っているBUNDOKのクローズドセルマットを敷きました。

   こういうときにキャンプ道具は便利です。

令和6年能登半島地震 BUNDOKのクローズドセルマット

   夜に何回も余震が来て、そのたびにテーブルの下に身を隠しました。

   スマホやラジオで震度と津波警報の確認をします。

   うとうとするたびに揺れるのでなかなか寝れない。

   三男は怖がって妻の布団のなかに潜り込んできます。


   僕もやたら小用に行く回数が多かったです。


   寝たような寝てないような浅い眠りを繰り返し、いつのまにか朝になりました。

   朝の光を見るだけでなんだかホッとしました。


自宅の被害状況

   起きたらテレビを付けて地震情報をチェックし、県内各地の様子を確認しました。


   それから自宅の被害状況を明るい日の下であらためて見て回りました。


書斎

   モノが多い自分書斎が一番被害が大きかったです。

   CD棚が倒れCDケースが散乱し、重いスピーカーも床に落ちていました。

   デスクの上のHP製のディスプレイも倒れています。(液晶の一部が不具合)

令和6年能登半島地震 CD棚倒れる

   上の写真では見切れていますが、ONKYO製のフロントスピーカ2台中1台が床に落ちていました。

   デスクの上の棚に置いていたセンタースピーカーも落ちていました。(写真では撤去した後かも)

   写真中央に見えるトールボーイ型のJMlob製スピーカは実はリアスピーカの置台として使っていましたが見事に倒れて、CDケースを踏んづけています。

   写真手前のブックシェルフ型のスピーカがリアスピーカですが落ちてます。

   狭い書斎に5.1chサラウンドシステムを組んでいたのですが、結局5台中4台が地震で倒れる憂き目に会いました。


   一方で本棚は無事でした。

   倒れることなく、本が落ちることもなく。

令和6年能登半島地震 突っ張り棒のある本棚はほぼ無事

   突っ張り棒を突っ込んでいたのがよかったのかもしれません。


ウオークインクローゼットのランプ

   ウオークインクローゼットの天井に嵌めていたランプが床に落ちていました。

   ランプは割れませんでしたが、囲んでいた外装パーツが割れていました。


   もしかしたら最初からカチッと正しくハマっていなかったのかもしれません。


外壁

   家の周りを一周して外壁を確認しましたが、大きなヒビは見つけられませんでした。

   ただ、経年劣化か今回の地震かはわかりませんがタイルとタイルの間のコーキングがぱっかりと剥がれてました。

   振動でタイルが左右に開いたのかもしれません。

   雨の侵入による内部の劣化が少しだけ心配です。


近所の被害状況

   近所を歩いて様子を確認しました。


   裏の実家のお隣の家の壁が崩れてブルーシートを張っていました。

   また塀が倒れている家が何軒かありました。


   町内では人的被害こそなかったようですが、少なからず地震が爪痕を残していました。


五条先生、最強だから

   余震が続いてげんなりしているなかで、ちょっとだけ明るいネタ(?)もありました。

   子供部屋に飾ってあったフィギュアが全部落ちて床に散乱していた中で五条先生のフィギュアだけが無事に立っていたのです。

   これをみつけた長男がめちゃ興奮して報告してました。

   やっぱ五条先生は最強ですね。

令和6年能登半島地震 五条悟

   この写真をXでポストしたら1万以上の「いいね」をもらって人生初めてバズりました(^_^)


   五条悟の人気の高さ、すげー。

   あとリポストのコメントを見ていたら、炭治郎が五条先生の虚式のなかに突っ込んでいることにツッコミを入れているものが多かったです。

   みなさんよく見ていらっしゃる。僕は炭治郎がいることも気づきませんでした(^_^;)

   ……でもたぶん、炭治郎は床に落ちてたと思うんだよなぁ。ボソッ。


次回へ続く

   ここまでが元旦に発生した地震の翌日までの記録です。

   能登と違い金沢はそこまで大きな被害はなかったので、翌々日くらいからはほぼ日常が戻ってきました。

   ただ余震は続いていますし、地震発生から一週間は一回目と同じ規模の地震が起こる可能性があると言われていたので油断はできません。


   次回は正月休み中に取った防災対策についてお話します。

   →https://tokagekami.blogspot.com/2024/01/R6-noto-jishin-04.html


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