我が家はドームテントとワンポールテントの2種類を持っています。
当初は場合によって使い分けていたのですが、今年は今のところ全てのキャンプにワンポールテントを持っていっています。
ワンポールテントの方が家族のウケがいいんですよね。
およそ3年ほどワンポールテントを使ってメリットとデメリットがわかったのでお話します。
これからワンポールテントを購入する際の参考になれば嬉しいです。
なお、我が家で使っているワンポールテントは「ノースイーグル ワンポールテント 300」です。
名前のとおり直径は3m(300cm)です。
ここで大人2人+子供3人の計5人が寝ています。
今商品ページを見たら3~4人用と書いてあったので完全にキャパオーバー。どうりで窮屈に感じてたわけです(^_^;)
それでもワンポールテントは空間(容積)が大きいので、寝られるというのがすごいところです。
ワンポールテントの良いところ
1人で設営できる
よくワンポールテントは設営が楽だといいますが、ぶっちゃけ一般的なドームテントでもワンルームならそれほど難しくはありません。
しかしドームテントの場合、長いフレームを組み際に両端を2人がかりで持たねばならず、どうしても人数が必要になります。
一方、ワンポールテントならばフロアシートをペグダウンしてテントの中にセンターポールを立てるだけなので、大人1人だけでも設営できます。
この1人だけというのが重要です。
大人一人でテントを立てられるので、妻を家に残して自分と小さい子供だけでキャンプに行けてしまう!
これがワンポールテントの大きなメリットです。
天井が高い
妻がワンポールテントを気に入っている理由がこれです。
たいていのワンポールテントはセンターポールが2m以上あります。
そのためテントの中央だけでいえば170cmの大人が立っても頭と天井との間に余裕があります。
フロアが広い
一般的なテントはインナーフロアが3m x 3mと大きなものは数が限られています。
しかしワンポールテントなら直径4m以上のものもざらにあります。
5人家族でも広々と寝ることができます。
ワンポールテントの悪いところ
メリットだけではなくデメリットも紹介します。
雨が苦手
多くのワンポールテントは前室がないため、雨が降っていると出入りの際に雨に濡れたり、室内に雨が入ってきたりします。
またテントを立てるときに一度室内に入ってポールを立てなければならないため、設営時に雨が降っていると開きっぱなしの入口から雨が入ってきます。
ちなみに僕は、初めてワンポールテントを立てたときにゲリラ豪雨に会い、不慣れだったこともあって室内に雨水が大量に入ってしまい、設営後にコップで水を大量にすくい出したという苦い経験があります。
テントの端っこが狭い
ワンポールテントのフォルムは三角形なので、テントの端っこは壁が迫って狭いです。
テントの中央のポールが邪魔!?
テントの中央にポールがあるため、邪魔に感じる人もいるかもしれません。
また2mを超えるような大きなラグやマットはポールに阻まれて敷けません。
でかいけど有効面積が狭い
ワンポールテントはフロアが広いと書きましたが、フロアが四角形ではなく六角形や八角形のため、直径が4mといっても、一辺が4mの四角形よりもフロア面積は小さくなります。当たり前ですが。
また実際にテントを張ると直径以上の幅が必要になります。仮に直径5mの巨大なワンポールテントを張る場合、サイトの幅は5mプラスα(外に出す張り綱の分)のサイズが必要です。でかい!
我が家は直径3mの小さめのワンポールテントなので今までサイトが狭くて張れなかったということはないのですが、大型のワンポールの場合サイト選びに注意しないといけないかもしれません。
ということでどんなものでも良いところ悪いところありますが、我が家では「設営が簡単」「高い」「広い」の利点が上回って、ワンポールテント一択になっています。
ワンポールテントのデメリットを補う
雨の日の対策として、ワンポールテントとタープを連結する方法があります。
我が家ではワンポールテントのお山の頂上に連結用のトンガリハットを付けて、テントの出入り口と重なるようにタープを立てることで、雨が直接テントの中に入らないようにしています。
それでもタープとテントの隙間から多少の雨は入ってきてしまいます。
さらに完全な雨対策をするならば、前室のあるワンポールテントを選ぶのがよいです。
ただ、前室付きのワンポールテントってなかなかないんですよね……。
また、テントの端っこが狭い問題については、ベル型テントというのものがあります。
名前の通り、ベルのように側壁が立った形をしているので端っこの窮屈さが解消されます。
僕が次にほしいと思っているテントもこのベル型テントです。
最後に、写真などで見ると邪魔そうに見えるセンターポールですが、実際にワンポールテントで過ごしてみる、意外と気になりません。そもそもフロアが広いので。
どうしても気になるなら、Vポールテントと言って中央にポールがないものもあります。
ワンポールテントのおすすめアイテム
ワンポールテントの特徴は、三角形で、テントの中央にポールが立っていることです。
この特徴に合わせた、使ってみて便利だったアイテムを紹介します!
ごっついペグとハンマー
ワンポールテントは自立しません。
センターポールとフロアシートを地面に押さえつけるペグのテンションとで立っています。
そのため安定して直立させるためには重くて強いペグが良い!
となにかに書いてあったので、ペグは付属品とは別に購入しました。
ずっしり重いです。
それに合わせてハンマーも重量のあるものを購入。
これで背の高いワンポールテントも安心!
もっとも初めてのワンポールテントで心配しすぎてたというだけで、実際に何回も設営してみると、付属の軽量なペグでも大丈夫だったかなとも(^_^;)
タープ連結用トンガリハット
上の方で、雨対策としてワンポールテントとタープを連結させること書きましたが、そのための専用アイテムが販売されています。
強者は自作されているようですが、僕は素直に購入しました。
雨の日でなくてもタープとテントがつながっていると出入りの際に何かと便利です。
詳細はこちら⇒【感想】ワンポールテントとタープを連結するトンガリハットを使ってみた
UFOライト
ワンポールテントは天井が高いです。
そのためランタンを吊るしたくても手が届かない!
そんなときは中央にポールに嵌めて使えるUFOライトが便利です。
円周上にライトが配置されているのでテント全体が明るくなります。
クリップ付き小型扇風機
センターポールになんでも挟んじゃえ!
ってことで、夏はポールに扇風機をつけて空気を上に逃がすようにしてます。
中央上向きに付けてるので誰か一人だけ風が当たってずるい!とけんかになることもありません(^_^;)
2人サイズのマット
うちには3m x3mとのテントマットがあります。
しかしワンポールテントではセンターポールがありフロアも四角形ではなく多角形のため使えません。
別途、マットを購入しました。
ポールを挟んで左右に分けて配置できる2人サイズの銀マット。(写真では銀面を裏にしています)
それから同じく2人サイズのインフレーターマット。
どちらも2個買ってポールの左右に敷いてます。
ポールに嵌める丸テーブル
これはまだ買ってません。
ワンポールテントらしさが出るのですごくほしい!
あると便利そうだし。
でも意外と値段が高いんですよねぇ。。。
まとめ
我が家でワンポールテントを使ってわかったメリット・デメリットについて書かせていただきました。
良い点は、一人で設営できて、天井が高くて広いことです。
うちは5人家族なので、5人全員が寝れるテントとなると広いワンポールテントがいいんですよね。
弱点は、やっぱり雨の日です。
構造上、どうしても出入りの際に雨に濡れやすい。
雨の日にキャンプに行かなければいいのですが、突然の雨とかもありますし。
タープを連結するなどして雨対策はしたいところです。
さて、子供が大きくなってきたので、そろそろテントを買い替えたいなーと思っている今日この頃です。
本文中にも書きましたが、ベル型テントがほしくって。
いま狙っているのはキャプテンスタッグの「CSクラシックス DXオクタゴン 400UV」です。
手に入れたらまたレビューしたいと思います。
⇒ 購入しました!(【レビュー】CSクラシックス DXオクタゴン 400UV UA-46|ベル型テントのニュースタイル!)
今回紹介したアイテム
今回紹介したアイテムの一覧です。
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