唐松・五竜・鹿島槍ヶ岳縦走記の続きです。
前回(2日目)の記事はこちら→(唐松・五竜・鹿島槍ヶ岳 二泊三日縦走 感想 | 2日目 晴れ!大パノラマを満喫)
いよいよ今日が最後です。下山の日です。
難所の八峰キレットを超え、鹿島槍を登り扇沢に下ります。
一日の歩行距離もが今日が一番長いです。
目次[非表示]
3日目 八峰キレット越え(鹿島槍、扇沢)
朝のキレット小屋
4時少し前に起床し、暗いなか荷物をまとめます。
ヘッドライトを使って自炊室でお茶漬けを作り食べます。
4時50分頃出発。
テントがない分、普段よりも起床から出発までの時間が1時間も早いです。
いきなり梯子から始まる
外に出るとすでに明るかったのでヘッドライトはしまいました。
出発してすぐ小屋の裏の岩場の梯子に取り付きます。
眠い目を覚ます鎖と梯子の連続。
足場の狭いところも。
※なお、写真は前日に下調べで登ったときに撮りました。
慌てず進みます。
難所?八峰キレット越え
八峰キレットは実は気づかないうちに越えていました。
そこは足元に水平にかけられた梯子と手で掴むための鎖とがある場所で、通り過ぎて振り返り「八峰キレット」の看板を見て、初めて「ああここがそうか」と気づきました。
自然のままだと直下が崖なので超危険ですが、梯子と鎖があるのでそれほど怖くはありません。
しばらく登ると開けた場所に出ました。
東の空を見ると、世界の創世のような美しい朝の光。
思わず手を広げてこの瞬間の世界の空気を大きく吸い込みます。
なんていうか、この荘厳な感動を体いっぱいで感じたい気持ち。
キレットを過ぎれば、頂上まではふつうの岩場です。両手両足を使ってひたすら登るのみ。
一部、取っ掛かりの少ない急な斜面もあるので下りは要注意ですが登りはそれほど危なくはないと思います。
そういえば、僕はヘルメット無しで通過しましたが、他の方はみんなヘルメットしてましたね。やっぱ落石が怖いのかなぁ。
結果的に、キレット小屋から鹿島槍ヶ岳北峰までコースタイム2h30mに対して、半分の1h15mで登ることができました。
コースタイムは人とのすれ違いなども考慮してかなり甘めに設定されているようです。
鹿島槍ヶ岳・北峰
吊尾根で南峰に向かう道と北峰に向かう道に分岐します。
標識の近くの岩陰に重い荷物を置いて身軽になって北峰を往復します。
![]() |
北峰から望む南峰の山容 |
南峰が最高点なので時間と体力が無ければ北峰をパスするのもありかもしれません。
鹿島槍ヶ岳・南峰
近いようで遠い南峰。
北峰から下りてまた上がります。
けっこう急登です。
南峰の頂上の景色はやはり素晴らしい。
何もないてっぺんに立つ気持ちよさ!
3日間の集大成にふさわしいです。
これから向かう冷池山荘、爺ヶ岳、種池山荘が全て見えています。
朝発ったキレット小屋も遠く下の方に見えます。
岩と岩の間にちょこっとハマっている感じがすごい。
この後は爺ヶ岳を除けばほぼ下るだけなので、たっぷりとこの景色を堪能します。
(あらためて写真を見直してみるとすでに曇ってきてますね。雲行きが怪しいです)
ここまで来ればもうちょっとという気もしますが、気を抜いてはいけません。
冷池山荘
山荘までは下りです。
道のわきのお花を見たりしながら進みます。
途中小雨がぱらつきましたが、すぐに止みました。
最後まで天気がもってほしい……。
地味に長い下り坂を歩き続けると、
やがて池の前を通り、
テント場を横切って、
冷池山荘に到着。
なお「つめたいけ」と読みます。僕はいつも「ひやいけ」と言ってしまいます。
小屋でミネラルウオーターを買って、外のテーブルで1回目の昼食を取りました。
爺ヶ岳
山荘を出るとしばらく登りです。
若干小雨が降ってましたが、カッパは着ずに進みます。
![]() |
赤岩尾根登山道との合流点 |
足は怪我しないのかな。
雨が心配だったので爺ヶ岳の中鋒は巻いて、一番南のピークのみ登りました。
山頂からは遥か下に扇沢が見えました。
ゴールが見えると力が湧きますね。
種池山荘
種池山荘の屋根が陽の光を反射してきれい!と思ってずっと見てたのですが、
遠くからでも映える素敵な色♪
えー、残念。食べたかったなー。
仕方ないので一息ついて大人しく下ることにします。
アルプスらしい景色もここが見納め。
ここから扇沢まで約1300mを急降下します。
足の爪が痛い!
種池山荘から少し下りたところに「落石注意」「雨天時は土石流注意」という箇所がありました。
周囲に気をつけながら足早に通り過ぎます。
雨雲を気にしながら、ただひたすら下るだけの時間。
重い荷物を背負っているので下りは膝の負担が半端ない。
そして靴のサイズが合っていないのか、足の指や爪が痛い。
特に左足。どうやら右足よりも左足の方がでかいようで。
足の指や爪の痛みを我慢しながらだと、思うように下りのスピードが上がりません。
登山靴を変えたほうがいいのかなぁ……でも3年前に買ったばかりだし。
扇沢登山口
足の痛みに耐えながら、なんとか登山口に到着!!
しかしここで終わりではありません。
バスターミナルはこの先。
もうちょっとだけ続きます。
扇沢バスターミナル
橋を渡り、アスファルトの上り坂を登ると、ゴールの扇沢バスターミナルです。
やったー!!
13:30発の信濃大町駅行きのチケット買って、2階のレストランでおいしいご飯を食べてお土産を物色しようとしたら……なんとまさかの休業!!
理由はこの時期らしく従業員にコロナ患者が出たためでした。
がっかり。
お土産ではないですが、チケット売り場のとなりの水道で「破砕水」なるものが無料で汲めるので、ポリタンクに詰めて帰りました。
最近子供たちが家でかき氷を作って食べているので、氷にしたら美味しいかなと思って。
これにて3日間の縦走は終了です。
信濃大町駅から金沢まで
さて帰りのルートをどうするか?
扇沢からバスで長野駅に向かって、長野から新幹線で帰ってもよかったのですが、バス代も電車賃も安くあげたかったので、信濃大町から大糸線で糸魚川に出て、そこから新幹線に乗るルートを選びました。
駅の隣のお土産屋さんで家族へのお土産を買い、駅の中で立ち食いそばを食べました。(残念ながら駅前でお昼の2時に空いている食べ物屋がみつからず)
15時9分の電車で大糸線を北上し、途中の南小谷駅で乗り換えます。
ここで電車は1両編成になりました。
乗ってる人は登山客が多いです。
大糸線は自然の美しいところを通るので乗っていて楽しかったです。
半分うとうと眠りながら、およそ2時間がたんごとんと揺られてました。
なお、乗り換える前の車両も乗り換えた後の車両もトイレが付いていました。(使ってないのでなかの様子はわかりませんが)
破砕水のかき氷
翌日、子供たちと一緒に破砕水でかき氷を作って食べました。
長男は「水道水よりも氷がきれい」と言って喜んでました。
3日目 山行データ
ガーミンのGPSウオッチ245で計測しました。
(登山のときのガーミンの計測距離は2~3割ほど大きく出ます)
出発時間: 04:49
歩行時間: 8h00m
歩行距離: 17.06km
唐松〜鹿島槍縦走まとめ
- 雨の登山は辛かった!温帯低気圧も舐めたらいけません
- 晴れの日の五竜岳からの眺望は最高!
- キレット小屋の宿泊は登山談義に花も咲いて楽しかった。たまには小屋泊まりも悪くないかも??
- 八峰キレットはそれほど怖くなかった
次もしも同じコースを歩くなら、1日目はがんばって五竜山荘まで進んで、2日目はキレットを越えて冷池山荘にたどり着き、全行程をテント泊で走破したいですね。
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