2021年8月10〜12日に北アルプスの唐松岳から五竜岳、鹿島槍ヶ岳を縦走してきました!
1日目の大雨、2日目の晴天眺望、3日目の初めての八峰キレット、そして個人的には珍しい小屋泊まりの経験などなど。
山上でいろいろ体験したので、1日ずつ書いていきます。
目次[非表示]
装備と行程
まずは装備と行程について。
テント泊もするので装備は、テント、寝袋、自炊用具などなど山上で生活するためのもの全部持参です。
重さは10数kgくらいでしょうか。最近よく見かけるトレランの方に比べると随分重いですね。
またヘルメットはしませんでした。
行程は、次のとおりです。
<1日目>
↓
唐松岳
↓
唐松小屋テント場(テント泊)
<2日目>
五竜岳
↓
キレット小屋(小屋泊まり)
<3日目>
鹿島槍ヶ岳
↓
↓
扇沢
本当は全部テント泊で行きたかったのですが、2日目の唐松から冷池山荘までの行程が長すぎるのであきらめて、2日目はキレット小屋泊まりにしました。
八峰キレットも初めてだったので、どれくらいの難所かもわかりませんでしたし。
1日目 雨の山行(八方、唐松岳)
8月10日は台風が温帯低気圧に変わった強力な何かが日本列島を席巻していました。
予報では白馬地方は昼間は雨ですが夕方から晴れるということ、雨風は強いけど台風ではないということで、まあなんとなるだろうという希望的観測のもと、僕は金沢駅から長野駅行きの新幹線に乗り込みました。
白馬まで
長野駅で白馬八方尾根行きのバスに乗り継ぎます。
長野駅では晴れていましたが、バスが八方に近づくにしたがい、雨がぽつぽつと当たり始めました。
八方でバスから降りると……うん、雨です。まごうことなき雨です。止みそうにありません。
果たして八方のゴンドラは動いているのか?本当にこの先晴れるのか?
そもそも山に登っていいのか、これ。
白馬八方尾根スキー場
スキー場まで歩いていくと、ゴンドラは動いていました。
動いていたのなら仕方ない(!?)、登山決行です。
標高1800mの高原にある八方池山荘までゴンドラとリフトを乗り継いで向かいます。
チケットはもちろん片道です。
八方池山荘
登山の出発点となる八方池山荘に到着!!
周りは白い霧に覆われていて、雨も風も強い。
下界よりもずっと厳しい状況……
まずは山荘の軒先を借りて昼食をすませます。
昼食はロールパン4個とソーセージ2個とチーズ2個を2回に分けて食べます。
パンを食べていると八方池まで行って戻ってきた人に会いました。
池のあたりも雨と風が強い、とのこと。
んー、行くのが嫌になりますね。
誰もいない八方池
とはいえ、ここまで来たら行けるところまで行くしかない!
行ってみて無理そうだったら引き返そう、ということで歩き出します。
八方山ケルン。ここは巻けます。
第2ケルン。
この手前にはトイレもありました。
んー、何も見えねー。
か、風も強い。
ときどき強風であおられます。
でっかい八方ケルンを過ぎて、
木道を下ると、
ようやく八方池。
いつもは観光客で賑わっているのに、今日は誰もいません。
静かな白い世界に浮かび上がる池が神秘的といえば神秘的ですが、美しさよりも寂しさが勝ります。
ここから先はいよいよ本格的な登山道です。
雨も風も強いままですが、意を決して進むことにします。
雨と風に心が折れかける
歩けど歩けど雨はやみません。
途中2人ほど引き返してくる人にお会いしました。
稜線の風が強すぎて登るのを断念したそうです。
僕も行ってみて駄目なら引き返そうと思いました。
で、自分も稜線に立ってみると……たしかに風が強い!!
吹きさらしになるので下半身に力を込めて立ち止まっていないと、風に体を持っていかれそうになります。
温帯低気圧、舐めてました。ひー。
それでも草木が生えている場所では木が風を防いでくれるので、多少は落ち着くことができます。
そんな木の陰に入って、傘をさしながら2回目の昼食。
食べるとちょっと元気になりますね。
![]() |
木の中に猿の集団 |
再び歩きはじめますが、風と雨でカッパはびちょびちょ。心もへろへろ。
心が折れそうになると力も出なくなります。
いつもはストックは使わないのですが、この日は落ちている枝をストック代わりにして登りました。
ボッカの人に会う
辛いなーもうだめだーと音を上げそうになったときに山小屋から下りてくるボッカの人と出会いました。
重い荷物を背負って上まで上がった人がいるなら自分も行けるに違いない!と勇気が湧きました。
あきらめず前へ進むことにします。
扇雪渓
雪渓を過ぎます。
丸山ケルン
丸山ケルンの立っている場所は遮るものが何一つない場所。
吹きさらしで風に体が飛ばされそうになります。
しかしここはグッとこらえて。
このあとにあったピークは巻き道が通行止めになっていてピークを通りました。
唐松岳頂上山荘到着!!
ガスのせいで全然気づきませんでしたが、突然目の前に山荘の赤い屋根が現れました。
到着です。
やったーーー!!!
比較的短い距離なのにものすごく長かったです。
雨と風のせいで心も体もへとへとです。でもよくがんばった。
今年はコロナ禍のため事前に予約していたテント場のみの営業です。
受付をすませたら、小屋の下にあるテント場に向かいます。徒歩3分ほど。
唐松山荘テント場
この日のテント客は、2泊目という三人のグループと、あとから来られた1組と、自分を合わせた3組のみでした。
す、少ない。そりゃそうですよね、こんな雨の中。
テント場は段々になっています。
なるべく山荘(トイレ)に近い上の方にテントを張りました。
風が強いなかテントを張れるか不安でしたが、多少草木があって風から守ってくれたのと、地面にペグが刺さりやすかったのと、おもしになる手頃な石が多かったのとで、あまり苦労せずにテントを張れました。
唐松岳に(とりあえず)登頂
テントを張り終わっても雨はやまず。
とりあえず空手で山頂を登りました。
往復30分くらい。
荷物がないと足取りも軽いですね。
もちろん山頂に立っても何も見えず。
登山めし
テントに戻って夕食を作ります。
登山でのご飯は決まっています。
ご飯を1.25合炊いて、これを半分に分けます。
半分は明日の朝お茶漬けにして食べます。
残り半分にインスタントカレーをかけます。
これが夕食になります。
この日はうまくご飯が炊けず、芯が残ってしまいました。
水をもう少し増やして火にかける時間を増やさねば……
夜も雨はやまず
予報では夕方から晴れるはずだったのに、雨は降り続いています。
去年VS-20を買って以来、僕はテントの下にグランドシートを敷かないスタイルを取っています。
しかし、テントの中でどかッとあぐらをかいていると、じわじわと床から水分が浸透してきました。
これはまずいということで、小さなレジャーシートを一枚敷きました。これでお尻が水でしみることはなくなりました。
寝るときは、エアーマットで体重が分散されるので水が上がってくることはありません。大丈夫、大丈夫。
雨の日にグランドシートがない場合はレジャーシートを一枚敷くと浸水対策になることがわかりました。
レジャーシートはグランドシートよりも軽くてかさばりませんし。便利♪
![]() |
テントの中は濡れたものでいっぱい |
夜も風が吹く
風もときどき強いのが吹きます。
とはいえテントをしっかり張ったおかげで風はあまり気になりませんでした。
やはり四方のロープがピンっと張られてペグと石でがっちり地面に固定されていると強いですね。安心して眠れました。
ただ、夜中は寒かったです。雨だと気温が下がります。
といこうとで1日目終わり。
果たして翌日は晴れるのか!?
そして五竜岳、キレット小屋を目指せるのか!?
⇒次の記事(唐松・五竜・鹿島槍ヶ岳 二泊三日縦走 感想 | 2日目 晴れ!大パノラマを満喫)
1日目 山行データ
ガーミンのGPSウオッチ245で計測しました。
(登山のときのガーミンの計測距離は2~3割ほど大きく出ます)
出発時間: 11:05
歩行時間: 3h36m
歩行距離: 7.61km
なお、うっかり計測を止めてしまったので地図はテント場までで終わっていますが、このあと唐松岳を往復しています。
別途計測した分を歩行時間と歩行距離に加算しました。
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