エントリークラスのCDプレーヤーのおすすめは? 2018年

   この記事は2018年9月末に自分が購入する前提でエントリークラスのCDプレーヤーの特徴と価格を調べて整理したものです。

   前回の記事でCDプレーヤーが壊れたので新しく何を買うか迷っていると書きました。
   ぶっちゃけCDプレーヤーでは音は変わらない(スピーカーとアンプにほぼ依存する)と思っているので、CDプレーヤーは安くて音さえ鳴ればいいというのが僕の思想です。
   とはいえ、安い値段で所有欲を満たしてくれるならそれが一番いいですよね。
   そこで、下記の観点でCDプレーヤーをいろいろ調べてみました。
  • 低価格。2万円台であること
  • 所有欲を満たしてくれること。オーディオらしい佇まいがあるとよい
  • 音はこだわらないが、手持ちのBDプレーヤーからデジタル出力した音と比べて、違いがわかると嬉しい
   今回調べたCDプレーヤーからおすすめと思える機種を最後に1つあげます。
   果たして何が選ばれるか??

   それでは調査結果を見ていきましょう。
   なお、機種名の横に書かれた価格は’18年9月末時点の価格.comの最安値です。




1) DENON

DCD-755RE ¥22,500

   8月に新機種「DCD-800NE」が発売された影響か、実売3万円くらいしていたものが2万円前半まで値下がっています。
   自分が社会人になって初めてピュアオーディオを一式そろえたときに買ったCDプレーヤーがDENON製でした。
   エントリーモデルでしたがボタンの押し心地も良く、トレイの開閉もゆっくりとしていて高級感がありました。
   残念ながら10年ほど前に壊れてしまい、それ以来、DENONのCD専用プレーヤーは使っていませんが、DENONのイメージはよいです。

    DCD-755REにはDENONお得意の「ALPHA Processing」が搭載されています。その2013年版である「AL32 Processing」技術では「オリジナルのアナログ波形に近づくようにデジタルデータの補間を行い、CDに記録された16bitの信号を32bit のクオリティで再現」します。
   自分が以前に持っていた機種は32bitじゃなくて24bitだった気がします。進化した「ALPHA Processing」を味わってみたい。大いに興味のある機種です。
   新機種が出たので今後品薄になるでしょうから、今が買いと思われます。

2) Pioneer

PD-30AE ¥21,500

「高音質192kHz/24bit DAC」「大容量電源トランス」が特長のようです。
   つい最近まで書斎のSACD/CDプレーヤーとして活躍していた「DV-S858Ai」がPioneer製品なので、Pioneer製品の個人的な評価は高いです。
   しかし、2年前であれば同じ価格帯でSACD再生も可能な機種が販売されていたことを思うと、CD再生しかできない本機は相対的に値段が高く感じられてしまいます。外観も似てますし。
   いまいち購入意欲がわきません。

3)  ONKYO

C-7030 ¥18,500

   オンキョーお得意の「VLSC」と呼ばれるノイズ低減フィルタ回路が搭載されています。
   値段も2万円を切っていますし、発売から時間も経ち評判もいい。
   安心感のある機種だと思います。
   ただ、僕の手持ちのAVアンプがONKYO製なんですよね。アンプもプレーヤーもONKYOでそろえるのもいいのですが、ちょっとつまらなくもない。
「VLSC」はAVアンプのDAC部分にすでに入っていますし、せっかく新しいCDプレーヤーを買うなら、別のメーカーのものがいいかなと。
   ということで、購入対象からは外れました。

4) マランツ

CD5005 ¥20,500

   マランツのデザインは他もマランツ製でそろえないと違和感があるんですよね……。
   嫌いではないのですが、それがネックでいつも購入対象から外れてしまいます。

5) ケンブリッジオーディオ

TOPAZ CD5 ¥19,500

   定価が約2万円という低価格モデルです。
   ケンブリッジオーディオはメーカー名からわかるようにイギリスに拠点を置くオーディオメーカーです。メーカーのコンセプトは「サウンドファースト」
   ネットで検索して本機の紹介記事を読んでいると「英国伝統の上質のブリティッシュサウンド」という謳い文句が出てきました。
   また無駄を省いて音質のみに特化したシンプル・イズ・ベストな思想も読み取れます。
   英国製品(生産は中国のようですが)というのは所有欲を掻き立てられます。ブリティッシュサウンドなるものも聴いてみたい。
   ちょっと不安な点としては、故障したら修理は大丈夫なのか。また、ネットの購入者レビューを読み漁っていると、CDトレイの開閉機構の不良や読み取り精度に一抹の不安を覚えました。
   とはいえ、これまで紹介した5機種のなかでは、低価格と所有欲の2つを最も満たしてくれそうな一機種です。

おすすめの1機種は??

   おすすめはケンブリッジオーディオの「TOPAZ CD5」です。
   DENONの「DCD-755RE」と最後まで迷ったのですが、日本ではないイギリス設計の音というものに惹かれてしまいました。
   またブラックのヘアライン塗装の外観もシンプルでおしゃれです。
   書斎にTOPAZ CD5を置けば、上質なブリティッシュサウンドとともに、あなたも英国紳士になれるかも??

   ということで、早速Rakutenで注文しました。
   しばらく使用したら、CD5の感想を記事にしたいと思います。お楽しみに。

   ⇒(追記)TOPAZ CD5を買いました!感想はこちら