スピッツ 30thアニバーサリーツアー 「THIRTY30FIFTY50」Blu-ray感想 その1

   スピッツ「3050」ツアーのライブBlu-ray(BD)が届きましたので、さっそく視聴しました!!
スピッツ 30thアニバーサリーツアー 「THIRTY30FIFTY50」Blu-ray

   僕が買ったデラックスエディションには、本編Discの他に4つの特典が付いてきました。
  1. 結成30年の軌跡を辿る特典映像「SPITZ INSIDE DOCUMENTARY「THE HISTORY 1987→」
  2. LIVE CD 2枚(映像収録楽曲と同じ25曲 + ボーナス・トラック「ハチの針」「恋のうた」) 
  3. 『SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR "THIRTY30FIFTY50"』のLIVE写真やオフショットなどを収めた豪華116ページ写真集
  4. 結成当時配布ステッカーの復刻版封入
   Disc枚数はBD2枚+CD2枚です。Discは下の写真のように、4枚ばらばらに分かれて収納されている(=2枚が半分重なっているやつじゃない)ので、取り出しやすいです。 そして、箱大きい!
Disc4枚、パッケージ大きい!

   特典映像とLIVE CDはまだ試聴していないので、まずは本編と写真集その他の感想です。

| 写真集

   各会場で撮影された当日のライブの風景やライブ外のメンバーの様子が載っています。
   ついつい自分が参戦した長野の写真を探してしまいますね。
   一番注目なのは、何といっても野外のテアトロンの写真ではないでしょうか。海や緑がすごい綺麗なところですね。そして夕焼け。晴れていて、当日は最高のライブだったんだろうなぁ。こんなところでスピッツの歌を聴けるなんて幸せすぎる。香川の海に溶けてしまいそうです。
   あとは、最後の方の頁にある「正夢」の紙吹雪が舞い上がるシーンの写真が綺麗です。メンバーは写っていないんですけどね。   

| ステッカー

   素敵にダサいロゴのステッカーが入っていました。そこはかとなく昭和っぽい。いつでも目につくところに貼りたいけど、もったいないしなぁ。DENNOのレコードプレイヤーの脇とかよさそうなんだけど。
この辺にステッカーを貼りたいんだけど……

| ライブ本編

   撮影は8月24日の横浜アリーナです。
   3050ツアーライブの感想は8/5長野の感想をこちらに書きましたので、1曲1曲の感想は省略して、BDを見て気付いたところ、よかったところなどを書いてみます。
オープニング

映像

   まず、画質が良かったです。フルHD様様ですね。
   画面の切り替えが早すぎることもなく、ぶれたり揺れたりすることもほとんどなかったので、無駄に目が疲れるということはありませんでした。ギターソロやベースソロのときは手もとを映していて運指も見えますし、ドラムの崎山さんの笑顔もちゃんと撮れてます。(「醒めない」よりは少なかったかな)

   映像上の演出で印象的だったのは、「さらさら」「けもの道」では赤色の光で画面が埋まったり、「惑星のかけら」では背後のLEDの青白い光でメンバーが埋もれたりしたところです。
   実際のライブでもそんなふうに光に包まれて目を細めることがあるし、長時間のライブBDのなかで飽きさせないように変化をつけたいという制作者側の意図も納得できるので、自分は思い切った良い演出だなぁと思いました。ただ、人によっては、メンバーが見えないのを不満に思ったり、画面がどぎついと感じるかもしれません。
   CDが売れない時代なので、ツアーのたびにライブBDをがんがん出していく方向なんだとすると、マンネリにならないように画面に動きを出して過去作と差別化していかないといけなくて、映像の撮り方や編集などいろいろ大変なんだろうなとちょっと思いました。

MC

   ありませんでした。泣
   最後の「スパイダー」の前に草野さんが話したのと、他は「ありがとう」くらいかな。
   せめて短く編集してでもメンバーのトークを入れてほしかったです。MCがあるとBD/DVDでもライブに参加している感じが出るのでいいと思うんですけどねぇ。残念。

チェリー

   先ほどの光の話のつながりでもう一点印象的だったのは、「チェリー」のCメロの前でステージの上のメンバーを斜め上から撮ったシーンです。淡いピンク色の照明が射しこみ、甘く溶けた砂糖のなかにいるようで、何故か見ているとジワリとくるものがありました。何でもない映像なんですけどね、なんでだろ。

正夢

   このライブBDのハイライトは何といっても「正夢」のサビの紙吹雪のシーンでしょう。実際に会場で体験したときの感動は忘れられません。あらためてライブBDで観てもやっぱりいいものですね。白とピンクの紙吹雪が会場中に舞い上がったときのきらきらとした美しさは最高です。
   あ、紙吹雪を見上げてぽかんと口を開けた田村さんのドアップがいいですね。会場のお客さんも天井を見上げて笑顔だし。みんな童心に返っていて、幸せな映像になってます。
正夢の紙吹雪

運命の人

   Cメロの「……このまま このまま 君となら」のところのサビに向かっての盛り上がり方がCDよりもずっといいです。ぞくぞくします。ギター、キーボード、ドラムどれも変わっています。
「運命の人」はシングルVer.、アルバムVer.、ライブVer.とそれぞれアレンジが違ううえに、ライブVer.も毎回進化しているので、完全体の戦闘力がどれほどのものか末恐ろしいです。

崎山さん

   崎山さんの左隣のダイソンの扇風機がまるで忠犬のように見えてきます。
   個人的ハイライトは「恋する凡人」の間奏で横から撮影されたときの崎山さんの笑顔です。素敵!
   そして、「俺のすべて」のラストのドラムソロですね。惚れるわー。
   今回、ドラムの音がほんと、キレキレで最高でした。

三輪さん

「ヒバリのこころ」「俺のすべて」どちらのギターソロも、ほんと、かっこいい。たまらんです。
   それと、「さらさら」のCメロのコーラス。カメラが横から、草野さんと三輪さんが並んで歌っているところを撮っています。いい感じ。

田村さん

   いつもどおり飛び跳ねています。
「運命の人」のサビに入るときに縦にぴょんぴょん飛んでいるのがかわいかったです。
   また「俺のすべて」の2題目のとき、横からジャンプで入ってくるところがかっこよかったです。そのあと、短い間奏ではベースを持ってませんでした。楽器を弾かないプレイってどんな前衛アートだと、画面に向かってツッコんでしまいました。

草野さん

「俺のすべて」のAメロの「白い野菊が咲いていた」のところで、タンバリンを持った手を上下に動かす仕草(咲いているポーズ?)がすごいかわいかったです。
   もう、なんなんだろうなぁ、もお!
「俺のすべて」の草野さんの手

   以上、3050BDの本編Discの感想でした。
   シングル中心のツアーだったうえにライブの定番曲(8823、俺のすべてなど)も押さえているので、スピッツのライブを観に行ったことのない友達・知人に、「スピッツのライブはこんな感じだよ」って教えるのに(=布教するのに)最適なライブBDかもしれないですね。

   結局リピートして流しっぱにして、2度目も観てしまいました。
   映像特典Disc2とライブCDの感想はまた次回。
   →感想を書きました。こちら