スピッツ「THIRTY30FIFTY50」Blu-ray感想 その2(ドキュメンタリDisc & ライブCD)

   3050BDの感想の続きになります。

   前回からだいぶ時間が空いてしまいましたが、デラックスエディションに特典としてついてきたドキュメンタリDisc(Disc2)とライブCD(Disc3&4)を視聴しましたので、感想を書きます。
スピッツ 30thアニバーサリーツアー 「THIRTY30FIFTY50」Blu-ray

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   Disc2は、スピッツの歴史を対談で振り返っていくというものです。

   プレゼンテータは音楽ジャーナリストの”鹿野淳”さん。
   集まったメンバーはスピッツとの縁の深い次の4人の方々です。

   ロードアンドスカイ 高橋信彦さん
   マネージャ 坂口優治さん
   ディレクター 竹内修さん
   関東地区担当イベンター 若林敏郎さん

   また、途中に、歴代のプロデューサの笹路正德さん、亀田誠治さんも登場します。
   文字の中でしか知らなかった方々が話している姿を見ることができ、ああこんな人柄なんだとわかって楽しかったです。お二人とも個性が違うというのもわかりました。

   ドキュメンタリの概要は次のとおりです。
   デビュー前から現在までを順々に追っています。
  • デビュー前の出会い
  • 「惑星のかけら」までの3部作
  • 「crispy!」から「インディゴ地平線」「スカーレット」までの笹路さん時代
  • 「フェイクファー」「ハヤブサ」の試行錯誤期
  • 亀田さんの長期政権
  • 3050ツアーと、これから
   本やネットで読んだり見たりした話も多かったですが、実際にスピッツと長く関わってきた方々の口から聞くと、同じ話同じ出来事でも違う角度から知ることができてよかったように思います。

   拾った会話の内容をメモ書き程度ですが、書きあげてみました。
   詳細を知るにはやはりDiscを観ることをおすすめします。
  • 竹内さん「デビュー前、オーバーオールにアコギという草野マサムネのスタイルが他と差別化されてた」
  • 笹路さん「『空の飛び方』から変わってきた。出てくる曲出てくる曲どれもいい曲」
  • 笹路さん「ハチミツ、個人的に最高の作品」
  • 坂口さん「(ライブでは)見たこともないようなものを見せたいし、実際田村は観たことがないような動きをしているし」
  • 亀田さん「レコーディングが楽しい」
  • 竹内さん「3年に1枚のペースだから曲のクオリティが保てているのではないか」
  • 竹内さん「草野マサムネの書く曲にメンバもスタッフも全く飽きていない。……音楽を好きで音楽を作ることが好きなメンバとスタッフがいる限り大丈夫だなと思う」
  • 高橋さん「ここまで来たのだから無理なく続けてほしい」
  • 坂口さん「スピッツから『人生』をいただいた」

   収録時間は1時間です。長すぎず浅すぎず、ちょうどいい時間でした。
   対談の途中に自然な形で過去の映像が入るので、会話中心のドキュメンタリですが、画面にメリハリがあり、飽きません。
   対談の内容も良かったし、映像も楽しめたので、1回だけでなく、2,3回はリピートして見たくなる作品に仕上がっていると思います。(自分も3回観ました)
   30周年という節目にふさわしい素敵なドキュメンタリ作品です。

| ライブCD

   基本的な内容は本編映像Discと同じです。
   最大の楽しみはDisc4収録のボーナストラック「ハチの針」「恋のうた」です。どちらも映像本編には未収録。歌の最初に草野さんの短いMCも入っています。
   んー、聴くとどっちもいいなぁ。これは映像でも観たかったですね。

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