スピッツ「おるたな」カバー曲感想 その1

   スペシャルアルバム第3弾「おるたな」に収録されているカバー曲をまとめて紹介したいと思います。ここでは、カバー6曲中前半3曲の感想を書きます。

さすらい

   オリジナルは奥田民生さんで、1998年発売。「おるたな」の2曲目に収録されています。
   奥田民生がスピッツのために作ったんじゃないかと思うくらい、スピッツによくマッチしています。「さすらい」をくれたお返しに草野さんが作って送ったのが「旅人」です。(というのはウソです。)
   6曲あるカバー曲の中で一番好きです。

14番目の月

   オリジナルは荒井由実さんで、1976年発売。「おるたな」の4曲目に収録されています。
   実はオリジナル版を聴いたことがなかったのですが、ネットの「おるたな」のレビューで、「14番目の月」はオリジナルがもっとすごい、と書いてあったのが気になり、聴いてみました。なるほど、たしかにすごい。
   スピッツバージョンは、ミディアムロックですが、オリジナルはそれとはまた違った激しさがあります。アップテンポでダンサブルなのでした。曲のイメージが変わりました。

タイムトラベル

   オリジナルは原田真二さんで、1978年発売。「おるたな」の6曲目に収録されています。
   ピアノを効果的に取り入れていて、いつものスピッツとまた違った雰囲気があります。ちょっと大人な感じがします。
   サビに入るときの草野さんの「woh~」という声や、最後のファルセットが、グサッと胸に刺さります。素敵。

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   以上、前半3曲の紹介でした。
   3曲中2曲が自分の生まれる前の曲というのがちょっと驚きです。00年代に入ってからのアレンジのせいか、そこまで古くは感じないのが不思議です。  

   次回は、後半3曲を紹介したいと思います。⇒こちら