NW-M505 長期使用感想 その3

 ”その2”から続く、NW-M505の感想と使い方のお話です。
 今回は、この機種の大きな特長でもあるBluetooth受信機能についてです。

Bluetoothの選択画面(NW-M505)

スマホとワイヤレス接続して使う(Bluetooth受信器)

 SONYの公式HPでは、Bluetooth受信機として使うことで、スマホの音楽を高音質で聴くことができる、という利点をあげています。(”イヤホン有線接続+スマホのオーディオ回路”よりも”Bluetooth接続+NW-M505のオーディオ回路”の方が高音質という考えですね。)

 音質云々もありますが、単純にワイヤレスは便利です。
 例えば、新幹線のなかでテーブルの上にタブレットを置いて動画を観ながらパンを食べているとします。耳とタブレットとがイヤホンケーブルでびろーんとつながっていると、パンが食べづらくてちょっと鬱陶しかったりしますが、ワイヤレスならこの鬱陶しさはありません。 
 また、イヤホンを刺したままスマホをズボンのポケットに入れると、満員電車の中でズボンから伸びた長いケーブルが引っ掛かりはしないか心配になりますが、NW-M505を胸ポケットに入れておけば、ケーブルが短くてすみます。音楽の停止/早送り/巻き戻しも手元で行えますので、ズボンのポケットをごそごそしなくてよいです。

 それでは、Bluetoothイヤホンや、イヤホンと一体化したWalkmanと比べてどうかというと、(1)好みのイヤホンやヘッドホンを選択できる、(2)コントローラ替わりになるので手元での操作が楽、という利点があります。

 また、Walkman単体では使えないGoogle play musicやSpotifyといった定額音楽配信サービスを、Bluetoothを介して使えるのは大きな利点だと思います。

実際に使っているシチュエーションはどんな感じ?

  • Bluetooth接続が手間なとき、そして何より高音質で聴きたいときは、NW-M505の内蔵メモリに保存した圧縮率の低い音源で音楽を聴きます。
  • NW-M505に保存していなくてスマホには保存してあるような古い曲を聴きたいとき、あるいはたくさんの音源からシャッフルして聴きたいときは、スマホとBluetooth接続して音楽を聴きます。
  • NW-M505の電池が切れそうになったら、Bluetooth接続をやめて、イヤホンを抜いてスマホに刺せば、スマホの電池が続く限り有線で聴き続けることができます。Bluetoothイヤホンのように電池が切れたら音楽が聴けなくなるということはありません。

 といった具合に、WalkmanにもBluetooth受信機にもなるNW-M505はスマホと連携して、いろいろ使えて便利です。小さいので荷物にもならならいので、出張の長距離移動中に音楽を聴くアイテムとして大活躍しています。
 NW-M5050は、SONYの謳い文句のとおり、スマホとの2台持ちに適しており、実際に、スマホと住み分けてうまく使いこなせています。

 ただ、このMシリーズって生産終了してから、もうすぐ2年たちますが、後継機が出ていないんですよねぇ。ネットでのレビューは良いものが多いんですけど、一般受けしなかったんですかね。後継機が出て、仕様等改善していたら、絶対また買うんですけど……

 次回は、操作に関する不満点を書こうと思います。ほんと、これは改善してほしいです。
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