NW-M505 長期使用感想 その2

 ”その1”から続くNW-M505の感想や使い方のお話です。
 買ってから1年半ほど(つい2月ほど前まで)は、DAPがこれしかなかったのでこれをメインで使用していました。

スマホとの使い分けをどうするか

 まず、スマホとの使い分けに悩みました。音楽を聴くアイテムが2つもあると、両方に同じ音楽を保存していくのは労力が要るし、無駄な気がします。
 そこで、スマホには利便性優先で音質が悪くてもいいので大量にデータを詰めて、NW-M505には音質優先で新譜やお気に入りのアルバムを厳選して保存するというスタイルで、2つを使い分けることにしました。
 具体的にはスマホには容量の小さい圧縮音源(AAC192kbps)を保存し、NW-M505には音質の良いWAVもしくは圧縮率の低いMP3(320kbps)で保存しています。

 ところで、家のCDは600~700枚くらいあるのですが、空いた時間を見つけてはFLAC化してHDDに取り込んでいくという作業を行っていますが、いっこうに終わりません。2000枚とか3000枚とか持ってる人はどうやってるんでしょうね。

Walkmanとして使う(内蔵メモリ)

 内蔵メモリへの保存では、いちいちフォルダを切って、そこに振り分けるようにしてます。例えば、「01.邦楽」「02.洋楽」「03.ダンス」などです。保存したアルバムが増えてくると、メニューから「アルバム」や「アーティスト」で検索するのが大変になってくるので、「フォルダ」で検索範囲をしぼった方が楽だからです。
 タッチパネルがないので、目的のアルバムにたどり着きやすいように、多少の工夫と労力は必要になります。これはちょっと煩わしいですが仕方ないと思って割り切ってます。

フォルダ表示(NW-M505)

 ここから、実際の使用感について書いていきます。
 NW-M505は小さくて軽いので、ちょっと取り出して、さっと聴くというのが容易です。
 また、付属のイヤホンはケーブルが60cmと短いので、胸ポケットに入れれば、ケーブルが余って邪魔になることはありません。胸ポケットがない場合は、付属のクリップで適当に服のどこかに止めておけば良いです。(かっこ悪いですが)
 胸ポケットに入れてケーブルが余らないというのはかなり便利で、例えば、台所で洗い物をしながらイヤホンで音楽を聴くとき、ズボンのポケットから長いケーブルを伸ばしていると、ケーブルが引っかかって邪魔になったりしますが、そういうことがない。
 小さいは正義です。NW-M505に慣れると、NW-A25ですら、大きく感じてしまいます。

NW-M505と付属イヤホン(60cmと短い)

 気になる音質については、スマホよりは良い、と思います。当時Xperia A2を使っていましたが、NW-M505を聴いた後だとA2の音が曇って聴こえました。逆に言うと、NW-M505は音の輪郭がクリアです。
 また、その後手に入れたNW-A25と比べると、音の傾向はすなおで飾らないものだと思います。ただ地味なだけなのかもしれませんが、自分は好きな音です。
 クリアフェーズというソニーの音響特性最適化技術も入っています。しかしこれがなかなかの曲者で、音の空間が広がって非常に気持ちよく聞こえる曲もあれば、逆に音が嘘っぽく聞こえて嫌になる曲もあったりで、曲によってON/OFFしないといけないのがちょっと辛いです。とはいえ、音の変化を楽しめるので、あって良かったと思います。

 次回は、Bluetooth受信機としての使い勝手について書きたいと思います。
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