NW-M505 長期使用感想 その4

 ”その3”の続きで、NW-M505を使った感想と自分なりの使い方についてのお話です。
 前回までいいことばかり書いたので、今回は悪いこと、特に操作性の悪さについて書こうと思います。

NFCの感度が悪い

 普段は本体にクリップを付けた状態で使用しているのですが、このクリップがちょうどNFCアンテナのある部分を覆ってしまいます。
 そのため、NFCをタッチしてスマホとBluetooth接続しようとすると、NFCマークのない筐体側面とタッチしなければならず、なかなかONにならない。感度がすごく悪いです。

NFCマークとタッチ位置の関係

 筐体が小さいため回路基板やアンテナのレイアウトが限定されてしまうのはわかるのですが、もう少しうまくやってほしかったです。

何か操作するときの操作回数が多すぎる

 タッチパネルがないことや、筐体が小さいせいで物理ボタンが少ないことは仕方ないとしても、ちょっと操作性が悪すぎるように思います。
 例えば、音楽再生画面からノイズキャンセル設定画面まで行く手順を下に書きますが、見ての通り、結構手数が多い。

 「再生画面」→BACKボタン・長押し→「大メニュー」→シャトルスイッチ1回→「各種選択」→決定→シャトルスイッチ2回→「ノイズキャンセル設定」→決定。
 ※シャッフルやリピートも同様な感じです。

とにかく階層が深い”NC設定”

 再生画面から、一発でオプションメニュー(ノイズキャンセル、シャッフル、リピート、イコライザーetc)に飛べる手段がほしかったです。例えば、シャトルスイッチを引いたまま、BACKボタンを押す、とか。
 このシャトルスイッチを引くという操作をもう少しいろいろ活かせられたら良かったのに、と思います。
 現状では、音楽再生中に曲選択からフォルダ選択に切り替えるという使い方しかしていないので、もったいないです。

やっぱりたくさんのアルバムから選び出すのが大変

 保存している曲数が多いとシャトルスイッチではどうしても辛いです。
 これの対策として、(1)フォルダで管理する、(2)たくさん保存せずに低圧縮もしくは非圧縮で良い音で厳選して保存する、ようにしてます。
 たくさん保存するのはマイクロSDカードを積んだスマホにお任せということで。

バッテリーの持ちがちょっと悪い

 サイズとのトレードオフになるので仕方ないですが、バッテリーの持ちはいいとは言えません。公称で10~15時間程度。
 1週間出張に行くと、行きと帰りの電車で6時間ほど使うことになるので、充電なしだと結構ぎりぎです。
 充電しながら使えない仕様なので、帰りの電車で充電にならないことをいつも祈ってます。
 でもまあ、1週間持つということは、逆に言うと、小さい割に頑張っているとも言えますね。

 以上が、NW-M505の悪いところです。
 それにしても、携帯音楽プレイヤーをずっと手掛けてきたSONYなのに、なんで操作性が悪いのかが疑問です。
 特に2番目に書いた項目なんて、UIの問題なのでいくらでも解決のノウハウを持っていそうなものです。
 日本メーカということで応援もしているので、もうちょっとがんばって良いものを出してほしいなー、と思います。

 次回は、たぶん最後になりますが、最近ランニングでよく使っているのでその話をしたいと思います。
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