白川郷、庄川桜、高山を巡る G.W.自転車の旅 [1日目]

  4月の終わり、G.W.が始まってすぐの27~29日に、自転車で一人旅をしてきました。

 行先は白川郷の奥にあるみぼろ湖畔キャンプ場です。

 ここをベースにして2日目は高山市を往復しました。

 

 あいにくの雨で寒かったりもしましたが、途中まだ桜が咲いていたりして、遅い花見も楽しめて楽しい旅になりました。

クロスター

3日間の行程

 1日目は金沢の自宅を出発して富山、岐阜と進みます。

 どんどん標高が上がっていき、ゴールのキャンプ場に着くころには780mまで達します。

 最大の難所は前半の五箇山トンネルです。580mまで一気に上がります。

 途中世界遺産の五箇山・白川郷を通ります。

 約100kmの道のりです。


 2日目はキャンプ場にテントと荷物を残して高山市を往復します。

 高山観光がこの日のメインです。

 往復で約100kmです。

 ピークが3つあります。意外と上りの多い行程です。


 3日目は初日の道をそのままたどって自宅に帰ります。

 基本は下り坂ですが、最後に五箇山トンネルの地獄坂が待ってます。


自転車と持ち物

 3日間を共にする自転車はジャイアントのクロスバイク「クロスター」です。

 ロードバイクほどではないですが、クロスバイクとしては軽い方だと思います。車重は約10kg。


 テントはローベンスのバッククリーク2です。

 広めの全室が特長です。重量は2.3㎏とやや重いですが、2泊を快適に過ごしたかったので選びました。


 シュラフがモンベルのダウンハガー800#3です。

 夜は気温が一桁前半まで下がる予報だったので、デカトロンのライトダウンジャケットも持っていきました。


 他にはマット、EPIガスのガスコンロと自炊の用意、着替えなど。


 それら全部をリアのパニアバッグ2個とフロントバッグ1個に詰め込みました。

クロスター

 重量は計ってませんが荷物の総量は12㎏くらいかと思います。

 重いっちゃ重いですが、いつもこんなもんなので、覚悟を決めて出発!!


1日目 金沢からみぼろ湖畔キャンプ場

 出発時間は午前5:20。走行距離は約100km。最高標高は約780m。到着は15:30でした。


県境を越えて福光へ

 国道304号線を通って福光へと出ます。


 途中石川県と富山県の県境にピークがあります。

 ここを登るたび、毎回きついなーと思うのですが、今回標高を測ってみたら、130mくらいしかありませんでした。あんなにきついのに意外と低い……。


 福光の道の駅で小休憩。

 この先はほとんどコンビニがないので、近くのファミマでパンを1個買って食べます。エネルギ補給。

道の駅福光

難所五箇山トンネルを抜ける

 城端を過ぎると、いよいよ本格的な登り坂が待ってます。

 がんばってペダルを漕いで漕いで漕いで漕ぎまくります。


 途中、散居村展望台があります。

 ここで砺波の散居村を眺めて小休止。

散居村展望台

 ん-、風が気持ちいい。


 汗が引く前に再び登り始めます。

五箇山 登り坂 斜度9%

 斜度は9%らしいです。ひえー。

 しかも五箇山までまだ10km。遠いです。


 ようやく五箇山トンネルが見えてきました!

 ここで標高約520m。

五箇山トンネル手前

 実はこのトンネルのなかも登りでした。まじかー。

 暗いトンネルのなかを約3km、登り続けます。

 最高点は580mでした。


 五箇山トンネルを抜けてさらに小さなトンネルを抜けるとトイレと変な穴の空いたオブジェがある休憩小屋に着きます。

 ここで小休止して、急な下り坂を一気に下って、五箇山へ。

五箇山トンネルの後のトイレ、休憩ポイント

 下りの途中に相倉合掌作り集落がありますが、行きはスルーして帰りに寄ることにします。


 なお、ここから白川郷までは道の駅以外にもトイレがところどころあり、用を足すのに困りませんでした。


上梨地区

 しばらく走ると「こきりこの里」と書かれたアーチで出迎えられて、上梨地区に入ります。

上梨地区 こきりこの里

 観光地っぽい雰囲気がありますが、相倉・菅沼のような観光地名がないので、印象が薄いです。

 車だとたいてい素通りするのですが、自転車なので足を止めて少しだけ写真を撮ったりしました。

上梨地区 こきりこの里

 白山神社でお参り。

上梨地区 白山神社


 鳥居の前には桜が咲いていました。


 このあと、あちこちで散り始めた桜を見ることになります。


菅沼合掌造り集落散策

 自宅から50km過ぎたあたりが菅沼合掌造り集落です。

 今日の行程の約半分が終了しました。

 と言っても、登り坂はまだまだこの先も続きます。

菅沼合掌造り集落

 いったん、町なかを散策して、ペダルをこぎ疲れた足を安めます。

菅沼合掌造り集落

 水田に逆さに映る合掌造りがきれいです。


2つの道の駅を通って白川郷へ

 道の駅「上平」と「白川郷」と経由して、合掌造りの最奥(金沢から見たら)の「白川郷」へと進みます。


 途中、桜とチューリップの組み合わせがかわいらしい場所をみつけました。

桜とチューリップ

 その近くには「火の川原橋」という怖い名前の橋があります。

 ここから橋を渡るたびに「富山県」と「岐阜県」がころころ変わるのがちょっと面白いです。一日のうちに何回越境するんだ。

火の川原橋


 昼食は道の駅「白川郷」で取りました。

 選んだのは「昇竜ラーメン」の大盛り。スープの味がちょっとあいまいでやや微妙。んー、ふつうにチャーシューメンにすればよかったかな。

昇竜ラーメン

 しばらく進むと三叉路にぶつかり、叉の部分にコンビニ(デイリーヤマザキ)があります。

 ここが最後のコンビニになります。パンとかちょっとした食料を調達しときましょう。


白川郷の展望台へ上り、集落を歩く

 いよいよ本日最後の観光地、合掌造り集落のラスボス白川郷へ到着。

 白川郷のなかは自動車禁止ですが、自転車は通行可です。

白川郷

 まずは展望台へ上り、白川郷一帯を眺めます。

 絵に描いたような日本の田舎に来たーって感じがします。

白川郷 展望台

 人通りの多い小路は自転車を押して歩きました。

 桜の花びらが散って、村中が春の色に染まって美しかったです。

 時間がないのでがっつり観光はできませんでしたが、普通に歩いて通るだけでもわくわくしました。

白川郷


御母衣ダム、庄川の桜、そしてキャンプ場へ

 ゴールまで残り25km。この先、じわじわと上り坂が続きます。

 街道沿いには桜並木。その可憐さに、癒されます。

道沿いの桜

 道の駅「飛騨白山」を越えるといよいよ御母衣ダムです。

 ダムの前はめちゃめちゃ急な上り坂になっていて、とにかくしんどかったです。

 しかしここを越えればもうハードな上りはありません。がんばりましょう。

道沿いの桜

 何個かトンネルを抜けると、ダム湖のそばに大きな桜の木が立っている観光名所「庄川桜」にたどり着きます。

庄川桜

庄川桜

 幹から四方八方に伸びている枝々は半径何mくらいに広がっているのでしょうか?

 天蓋のように空を覆う桜色が圧巻でした。

 

 実はもうすぐそこにキャンプ場がありまして、ここまで来ればほぼゴールです。


宿泊地 みぼろ湖畔キャンプ場!

 庄川桜を出発してしばらく行くと、廃れかけたドライブインに到着します。

 ここが本日のゴールで今夜の宿泊地でもあるみぼろ湖畔キャンプ場です!

みぼろ湖畔キャンプ場

 つかれたーーー!でもなんとか日の高いうちに到着できました。(15:30)

 がんばったぁ。


 管理棟で受付をすませて予約していたバイクサイトにテント(ローベンスのバッククリーク2)を張ります。

 目の前(と言っても木々の向こうですが)は湖というなかなか素敵なロケーション!

みぼろ湖畔キャンプ場 バイクサイト

 キャンプ場の感想についてはまた記事をあらためて書きたいと思います。


2日目へ続く!

 以上、自転車旅の1日目でした。

 金沢からず~っと登り坂なのでかなりきつかったですね。

 特に五箇山トンネルの手前と御母衣ダムの前が。

 でも晴れていてコンディションはよかったし、あちこちで遅咲きの桜を見ることができて目の保養になりました。


 2日目はテントと荷物をキャンプ場に置いて、身軽な格好で高山市を往復します!

 ……高山観光は楽しかったのですが後半が雨で結構大変でした。


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