【感想】スピッツ「跳べ」|化け猫も出てくる

「跳べ」はスピッツの17作目のアルバム「ひみつスタジオ」の2曲目に収録されています。

 ひみつスタジオ /UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤」

「跳べ」というタイトルが能動的で命令形で、スピッツの歌にしては珍しいので目を引きます。

   ライブで歌の途中に草野さんが観客席に向かって「跳べ!」なんて言ったら盛り上がりそうですが、どうでしょう。ちょっとスピッツらしくなくてびっくりするかもしれませんね。

   実際のひみつスタジオツアーで「跳べ」を披露したときは特にそういうマイクパフォーマンスはありませんでしたが、会場は盛り上がってました。アップテンポな曲ですしね。ライブ向きの曲だと思います。

   ただ、テンポが速いので僕はあまりうまくリズムに乗れませんでした(^_^;)


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「跳べ」のなかで一番好きなところは「化け猫でもいいよ」という歌詞です。


   闇に目が慣れる

   ↓

   不気味が可愛さへ

   ↓

   君ならば 化け猫でもいいよ


   という流れがいかにも草野さんらしいなと。

   闇から現れるのが光の天使とかじゃなくて化け猫というのがいいです。


   化け猫に例えられる「君」ってどうなんだ、と思うかしれませんが、不気味が徐々に可愛さへと変わっていくと言っているので妖艶な魅力をもっていそうです。


   歌詞の後半は「ここは地獄ではないんだよ」「己の物語をこれから始めよう」と前向きな言葉が続き、サビの最後は「谷の向こう側へ」「跳べ」と力強さがMAXになります。

「化け猫」の「君」を転換点として歌詞が明るくなっていく。ネガな世界から救いあげてくれるのはやっぱり「君」なんだなーというのが面白いです。


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「闇」「化け猫」「地獄」「谷」「跳べ!」ーーフレーズを拾うだけでも、魑魅魍魎が跋扈する世界を飛び回る痛快活劇のようで楽しくなります。

   気分が上がりますね。


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