吉星か凶星かOTL 〜スピッツ「俺の赤い星」感想

「俺の赤い星」はスピッツの9thアルバム「ハヤブサ」の12曲めに収録されています。
   作曲はベースの田村さんです。
スピッツ「ハヤブサ」

   サウンドもメロディもおどろおどろしいです。
   冒頭の「一度だけ現れる 誰にでも時が来れば」という部分を初めて聴いたときは、赤い星=凶星と思ってしまいました。
    戦場でそれを見たら「ああ、ついに俺にも赤い星が見えてしまった。いよいよ明日は俺の番か」と覚悟を決めてしまいたくなるみたいな。
   それくらいヘヴィーな音を出しています。

   でもたぶん、ほんとは赤い星は吉星ですよね?
   なんか頭上でチカッと光ったら天下も取れちゃいそうな、そういうやつだと思うのですが、違うのかな?
   全体的な雰囲気が硬派でいびつすぎて、赤い星がいいやつなのか悪いやつなのか、あるいはエロいやつなのか、いまいちよくわからないです。
   特に中盤の「一度だけ俺の赤い星 ヤマしい気持ちそのままで」から「プロペラをまわす夜の果て すぐに撃ち落とされるとしても」と続く節とか、一体何の比喩なんだか、てんでさっぱりです。
   草野さんのことだから、なんかエロいことを暗示しているのではないか、と邪推してしまいます。

   そして最後の「ど〜こ〜に〜 俺の赤〜い星〜」という歌詞では、草野さんの声が悲壮すぎて、空を見上げた後に、がくっと膝をついている人を想像してしまいます。
   ↓こんなの
   OTL

   硬派なんだけど、なんだかギャグっぽいよなーっていうのが、僕の感想なんですが、どうでしょうか。