18:9 縦長スマホで電子書籍やアニメはどう見えるか?

   3ヶ月ほど前にスマホをSHARPのSH-M05からSH−M08(AQUOS sense2)に買い替えました。
   ついに自分も流行り(もう当たり前?)の18:9縦長スマホを手に入れたぜ!

   と書いてはみましたが、実際は同じ価格帯でコンパクトなモデルが他になかったというのが実情です。縦に長いスマホに変えることにはあまり乗り気ではありませんでした。(縦長スマホへの懸念を書いたこちらの記事参照 → 18:9の縦長スマホが増えると困る2つの理由

   縦に長くなって、見え方や使い勝手がどう変わったか見てみます。

電子書籍(漫画)を縦長スマホで読む

   漫画を表示して旧機種のSH-M05と新機種(といっても1年前のモデルですが)のSH-M08を並べてみました。
左)SH-M05 16:9 右)SH-M08 18:9
左)SH-M05 16:9、 右)SH-M08 18:9
画面はアクタージェ8巻より

   SH-M05の画面は5インチの16:9。SH-M08の画面は5.5インチの18:9です。
   両者の横幅はほぼ同じです。(正確にはSH-M08が1mm短い)

   スマホで漫画を観ると、細かくて読みづらいという欠点があります。せっかく(旧)5インチから(新)5.5インチへと画面が大きくなったのですから、漫画の頁も大きく見やすくなってほしいところですが……

   結果は、横幅は変わらないため、漫画の頁サイズはほぼ変化なしです。
   SH-M08は縦に長いだけなので、縦の空白(黒い帯)が増えてます。

アニメを縦長スマホで観る

   アニメも電子書籍同様、左右の空白(黒い帯)が増えてます。
   画面は大きくならず。
SH-M08 アニメ視聴
画面は「マギアレコード」より

   動画や電子書籍ではせっかくサイズアップした液晶を活かしきれてません。

webを縦長スマホで閲覧する

   縦長なので1ページに表示される情報量は増えています。
   ただ、上の方にあるホームボタン等を押そうとすると親指がちょっと届きづらくなりました。
SH-M08 指が届かない
んー、遠い……

縦長スマホはスリム

   18:9くらいまでなら横幅が引き締まってスリムに見えるのでデザイン的には良いと思います。
   ただ、最近のSONYがやっているような21:9までいくと、縦に細長すぎてかっこ悪いです。まあ、これは個人のセンスの問題なのでとやかく言うことでもないのかもしれませんが。

   そんなわけで、縦長スマホはスリムで画面も大きいけど、電子書籍(漫画)や動画の表示は大きくなっておらず、あまり嬉しくない、というのが僕の感想です。……まあ予想していたとおりですが。

   一方で、縦長スマホが増えてから、画面の上や下に広告を貼っているサイトが増えた気がします。
   結局、縦に長くなって情報量が増えますよ〜と謳いながら、実際に増えたのは広告でしたというオチになっているのでは……困ったもんです。

SH-M08について

   昨年後継機のSH-M12(AQUOSsens3)が発売しましたが、SH-M08もまだネットで売ってます。価格も2万円前半なので手を出しやすいです。
   今なら、もう一万円追加してSH-M12を買ったほうが満足度も高い気がしますが、安価なSH-M08もいいですよ。SH-M05からの買い替えで今のところ不満はないです。