家の無線LANルーターをIOデータ「WN-AX2033GR2」に買い直した 感想

はじめに

   家の無線LAN環境をアップグレードしました。

   具体的にはIOデータ製の無線LANルーター「WN-AX2033GR2」を購入し、無線LANの周波数を2.4GHzシングルバンドから2.4/5GHzデュアルバンドに拡張しました。
   この変更によって、実際にどれくらいインターネットの通信速度が改善したかを2回に分けてレポートしたいと思います。

これまでの無線LAN環境

   ここ7年ほど、家の無線LANは、事業者(フレッツ光)からレンタルしている無線LANカード”SC-40ne”を使っていました。
レンタル無線LANカード”SC-40ne”
   レンタルするメリットとして、無線LANカードをホームゲートウエイに挿して使用できるので、無線LANルーター用のLANケーブルやAC電源が不要のため、ホームゲートウエイとコンセント周りがすっきりします。
   デメリットは、月額100円程度かかることと、製品をバージョンアップしてくれないので、いつまでも古い旧型の製品を使わされることです。

   これまで特に不満はなかったのですが、最近になって、複数の端末を無線LANに接続する機会が増えたせいか、動画を観ていると動作が不安定になることがしばしば起きるようになりました。

無線LANカードを新しくしたいが……

   真っ先に解決策として思いついたのが、無線LANを5GHz対応にアップグレードすることです。
   今レンタルしてる無線LANカードはかなり古い製品のため2.4GHz帯にしか対応していません。帯域の広い5GHz帯に対応すれば通信容量に余裕が生まれるのではないかと考えました。
   そこで固定回線を契約しているBiglobeに、ホームゲートウエイと無線LANカードを5GHz対応の新しいものに変更できないか問い合わせてみたのですが、ダメ」と言われました。長年使っていることもアピールしましたが、通じません。

   もうこうなったら、無線LANのレンタルはやめて、新しく5GHz対応の無線LANルーターを自分で買しかない!……ということで新しい無線LANルーターの購入を決意したのでした。

新しい無線LANルーターはどれにするか?

   新しい無線LANルーターはバッファロー製にするかIOデータ製にするか迷いました。
   価格帯はどちらもほぼ同じくらいですが、評判はバッファロー製の方がよさそう。しかしここは地元石川の企業を応援する意味も込めて、IOデータ製を選択しました。
   買ったのは内蔵アンテナタイプの「WN-AX2033GR2」です。
IOデータ製「WN-AX2033GR2」
IOデータ製「WN-AX2033GR2」

   この機種の特徴(主に自分に関係ありそうな部分)をまとめると次の通りです。
  • 2.4/5GHzデュアルバンド対応(最近はどれもそうみたいですが)
  • 360度全方向に電波が放射されるように最適化された内蔵アンテナ(2.4GHz&5GHz送受信用×2、5GHz送受信用×2)
  • 有線LAN1000Mbps対応
   他には大きなところとしてMU-MIMO対応とかもありますが、手持ちのスマホもタブレットも対応していないので省略しました。笑

   ただ、MIMOのような通信容量の倍増は無理でも、2.4GHz帯なら2ダイバーシチ、5GHz帯なら4ダイバーシチとして動作してくれれば、無線LANルーターから遠方の弱電界エリアでのダイバーシチ効果(感度改善)は期待できます。

   なお、型番の末尾に「/E」が付いていると簡易梱包版のようです。
   Amazonで10%OFFクーポンを適用して購入したのですが、こんな簡素なパッケージで届きました。性能は変わりません。
IOデータ製「WN-AX2033GR2」

   付属品はこんな感じ。
   なお、写真を撮ったときには気づきませんでしたが、短めのLANケーブルも付いてます。
IOデータ製「WN-AX2033GR2」 内容物

インターネット接続に苦戦!?

   ホームゲートウエイに「WN-AX2033GR2」を接続して設定開始です。

   スマホのWi-Fi設定画面を見に行くとちゃんと2.4GHzと5GHzの2つのSSIDが見えていて、嬉しくなります。これだけでも無線LANルーターの進化がわかり、買った甲斐があったというものです。
 
   普段使っているスマホ「SH-M05」は2.4GHzシングルバンドなので2.4GHzにつなげます。
   遊び用のタブレット類は2.4/5GHz対応なので両方ともつなげます。

「Wi-Fi設定コピー機能」という機能もあるのですが、あとでトラブると嫌なので使わずに、全ての端末を暗号キーの手打ち、もしくはWPSボタンプッシュで、対処しました。

   なんとか全ての端末(5台くらい)の接続を完了し、いよいよ新しいインターネットの世界にダイブです!(大袈裟)
   ……しかし、アクセスポイントまではつながるのですが、インターネットにつながりません。あれーー!??

   しばらくあーだこーだしていたのですが、よくわからない。
   とりあえず、ホームゲートウエイと無線LANルーターの電源の投入及びLANケーブルの接続を説明書に書いてある順番通りにやり直すと、しばらくしたらインターネットにつながるようになりました。
   なんとなく、時間を置くのも大事なように思えます。

   ということで、「WN-AX2033GR2」でうまくインターネットにつながらなかったら、
  • 説明書の順番通りに電源投入とケーブル接続を行う
  • しばらく時間をおく
   をやってみるといいと思います。

レンタルの無線LANカードはどうなる?

   最後に、フレッツ光からレンタルしていた無線LANカードについて。
   Biglobeに電話してレンタルをやめることを伝えました。(フレッツなのかBiglobeなのかがややこしい)
   後日、箱が送られてくるのでそれに無線LANカードを入れて返送するそうです。
   特に費用のことは言われなかったので無料と思われます。

   月途中での解約でも月末まで使用可能とのことでした。

* * *
   次回はいよいよ新しい無線LANルーターの通信実験を行います。
   4アンテナ内蔵無線LANルーター「WN-AX2033GR2」の真価はいかほどか!?
   ⇒通信実験の結果はこちら!!https://tokagekami.blogspot.com/2019/03/WiFi-dual-band-report-02.html