それってどんなケースだ? ~スピッツ「波のり」感想

「波のり」はスピッツの3rdアルバム「惑星のかけら」の8曲目に収録されています。


   最近、初期の曲の感想を書いていなかったのと、昨年の3050ツアーで久しぶりに歌ったということもあって、「波のり」を選んでみました。

   この歌のなかでなんといってもインパクトが大きいのは、冒頭のアレではないでしょうか。
   何の予備知識もなく最初に聴いたときは、思わず自分の耳を疑ってしまったほどです。

   今から20年も前のことですが、十代の僕にはアレが何かわかりませんでした。当時はインターネットなんてなかったので、調べようもなく、まあ、なんかソレに関係するアレなんだろと勝手に想像していました。
   夜に使うアレなのかなとか、あるいは、ソレを外して仕舞っておくバナナケースみたいなものなのかなとか。いや、ソレは脱着できないんですけどね。
   なんだろ、ミイラの棺みたいに、死後にソレを切り取って保管するケースみたいに思っていたのかな。
   今となってはよく思い出せませんが、まあなんかいろいろ想像してたのは確かです。

   それにしても現代は便利ですね!!
   グーグル先生のおかげですぐに画像付きでわかりますし、wikiのおかげで詳しい知識もすぐに手に入れられます。
   アレについて、wikiの情報をまとめると、ニューギニア島の先住民が着用する、男性用下着の一種だそうですが、彼らの価値観においては「勇敢さ」を主張できる装身具であり、意識としては衣服を着ているのと同じだそうです。
   楽器を兼ねる大型のものや、まっすぐなもの、湾曲したもの、図柄や羽毛、毛皮で飾られたものもあるようです。
   なるほど!!……って、今更そんなことを知っても仕方ないですが。

   それにしても、アレをつけて波にのっている絵面を想像すると、何だかすごいものがありますよね。
   ぎらぎらに晴れた空に向かって屹立したアレをつけて、波の上で豪快に笑いながら「俺は海賊王になる!」とか叫びだしたりするんだろうな。
   ……いや、アレをつけたままサーフィンをしてるなんて一言も言ってないんですけどね。

   あと、「人のとはちょっと違うけど」って言ってるから、草野さんのアレは楽器型で羽根とか付いていたりするのかな。ギターの音が鳴ったりして。……いやいや、おかしいから。想像禁止!!

   実際には、ギターソロもご機嫌だし、サビは案外かわいいし、冒頭のアレを除けばけっこうノーマルなノリのいい歌だと思います。

   何の感想かわからなくなってきたので、今日はこの辺で!!