徳永英明「ALL TIME BEST Presence」感想

   今年の夏にようやく徳永英明「ALL TIME BEST Presence」を購入しました。2016年4月発売ですから、気がつけば、発売から1年半も経ってしまいました。
   事前にWEBリクエスト投票もしておきながら、なんとなく買うタイミングを逃してずるずると来ちゃったんですよね。11月にライブもあるということで、買うなら今しかないと思い、いつものタワレコではなく、Amazonでポチっとしました。
徳永英明「ALL TIME BEST Presence」(Amazon)

   今回はベスト盤ということでほとんどが既存の曲なため、細かい感想については省略して、全体の感想をもやっと書いたり、事前にあったWEB投票のお話をしたりしたいと思います。

WEBリクエスト投票

    発売の前の年に、「収録楽曲国民投票」というものがあり、収録してほしい曲を10曲選んでWEBから投票することができました。膨大な曲目から10曲を選び出すのは至難の業だったので、自分は選びやすくするため、あえてシングル5曲とアルバム5曲という条件を課して選ぶことにしました。
   残念ながら投票した曲目を控え忘れたため、何を投票したか正確に覚えていませんが、たぶん下のような曲目だったと思います。

たぶん自分が選んだシングル曲(5曲)
  • もう一度あの日のように
  • 永遠の果てに
  • 未来飛行
  • SMILE
  • 砂時計

「SMILE」「砂時計」は選ばれませんでしたが、代わりに「誓い」と「春の雪」が選ばれていたので、まあいいかなと。
「未来飛行」は思い入れもあり、特に好きな曲なので、収録されてよかったです。

たぶん自分が選んだアルバム曲(5曲)
  • JUSTICE
  • 負けるな
  • どうしようもないくらい
  • Mother of love ~小さな未来~
  • 太陽がいっぱい
  • Positions of life
  • ~I'm Free~
   5曲のはずが8曲ありますが(忘れちゃったので)、たぶんこの中から5曲に絞って投票したと思います。
「桜」はダメだろうなと思いつつ選んだのですが、当選していてびっくりしました。徳永英明ファン界隈の事情は詳しくないのですが、もしかしてファンのなかでは人気の高い曲なのかな。
   逆に「Mother of love」はいけると思っていたのですが、ダメでしたね。

アルバムの構成について

   WEB投票の上位の曲を、徳永さんが「心」「永」「明」をテーマにしてdisc3枚に分けて収録しています。
   曲順も年代別ではなく、一曲目からラストまでの流れを考えたであろう配置になっており、流れに緩急があります。いつも聞いていた曲たちなのに、並びが変わるだけで新鮮な気分で聴けます。

   それぞれのDiscの特色ですが、Disc1の「心」はどちらかというと「悲しい恋」を歌ったものが多いように思います。Disc2の「永」はどちらかというと「恋愛以外の歌」が多く、Disc3の「明」はどちらかというと「明るい歌」が多いように思います。
   とはいえ、あくまで「どちらかというと」であり、それほどはっきりとしたカラーがあるわけではありません。「心」は悲しい恋の歌が多いと書きましたが、ラストは「Revolution」だったりしますし。

   はっきりとした強いカラーはないけど、それぞれのDiscになんとなく色合いがあるというのは、良い作りだと思います。
   極端に暗すぎたり、元気すぎたりすると、聴くシチュエーションが限定されてしまいますし、カラーが全くないと、今日はこれを聴こう!っていうモチベーションが出ませんし。
   いい感じにそれぞれのDiscに個性があって聴きやすいです。

リマスタリングの感想

   今回のアルバムは全曲リマスタリングされています。そのため、新旧の曲が並んでいてもあまり違和感がありません。
「抱きしめてあげる」→「レイニーブルー」や、「いかないで」→「BIRDS」など新旧のコラボが素敵です。

   また、初期の曲(レイニーブルーなど)のオリジナル版は音量が小さいという難点があったのですが、それも解消されています。全曲同じ音量で聴けるのは嬉しいポイントです。
   そういえば、むかし徳永英明のマイベストMDを作ったとき、レイニーブルーだけ音が小さくて聞こえないという問題がありましたが、そういう心配もなくなりますね。

   ただ、初期の曲はリバーブが強すぎると常々思っていたので、リバーブを抑えて、徳永さんの声をもっと生で聴けたらよかったのですが、そこはさすがに変わってませんでした。リマスタリングじゃなくてリミックスまでしないと無理なのかな。

買ってよかったところ

  • 3枚組のDiscそれぞれにテーマが設けられ、曲順もよく考えられており、聴き馴染んだ曲も新鮮な気持ちで聴くことができた
  • リマスタリングのおかげで、新旧の曲を垣根なく、通して聴けた
  • すごく個人的なことですが、CD音源を持っていない「春の雪」「黄昏を止めて」「君がくれるもの」が手に入ってよかった

惜しかったところ

   ほぼ満足なのですが、唯一残念なところがあります。
「Nostalgia」が入ってない!
   てっきり、入ってくると思ったので、自分も投票しなかったのですが、まさか落選なんて。
   Nostalgia、いい曲ですよね。壊れかけのRadioに匹敵する名曲だと思うのですが。なんで??
   こんなことならせめて自分は投票しておけばよかった。。。
   オリジナルアルバムのタイトルにまでなっておきながら収録が見送られ、PVまであるのに、過去のB面集にすら収録されず、そして、ここでもまた落選し。なんだか無冠の帝王みたいな曲になってしまいましたね。
   このままずっとアルバムには入らないままなのかなぁ。
徳永英明「ALL TIME BEST Presence」(Amazon)

   この記事を書いている週の次の日曜日(11/19)に、いよいよ徳永さんが金沢にやって来ます。ライブに行くのはたぶん5年ぶりです。妻と二人で見に行きます。嫁さん、全然予習してなさそうですが。まあ、自分は勝手に楽しむからいいもんねぇ。
   またライブ観たら、感想を書きたいと思います。→感想書きました!こちら