友達ができた、クワガタをもらった ~白山吉野オートキャンプ場 感想

   今年初めてのキャンプに家族で行ってきました。大雨が心配でしたが、土日とも晴れてくれました。

BGMはスピッツ

   金沢の自宅からキャンプ場のある吉野までは、買ったばかりのスピッツシングルコレクションの”2006-1017”CDを聴いて行きました。
   子供たちは即行で寝たので、キッズソングをかけてとせがまれることもなく、道中はスピッツオンリーで快走しました。前日の予定通り、「君は太陽」(5曲目)から、ラストの「1987→」(15曲目)までをノンストップで流していると、ちょうど終わるころに目的地に着きました。スピッツ、最高!!




吉野オートキャンプ場1日目

   午前中に子供たちのスイミング教室に行って、昼食を食べてから自宅を出発したので、キャンプ場に着いたのは15時とちょっと遅めでした。すでにキャンプ場内は大型テントだらけで、自分たちがどうやら一番最後だったようです。
フリーサイト

   案内されたのは、池の横という、子供が遊びやすいけれど、人通りの多そうな場所でした。
   ちなみに料金は、フリーサイトなら、一泊2000円+ゴミ協力金300円の計2300円しかかからず、非常に安いです。
池(水を抜いた後。毎日入れ替えているようです)

テント設営

   車から荷物をおろして、いよいよキャンプ開始です。しかし、暑いし、1年ぶりのテントは勝手を忘れて上手く張れないしで、汗をかきながら長時間悪戦苦闘してしまいました。

   テントはロゴスの「ROSY ドゥーブル XL」という2ルームタイプのものを使っています。270x270の居室と、半開放の大きな前室がドッキングしているのが特徴です。
   このテントは柱に相当するポールが4本もあるため、全部のポールをテント(フライ)に通して、ポールの張力でテントを持ち上げるところがどうしてもうまくいかずに毎回苦労しています。
   張ってしまえば、前室が大きくてタープなしでもいけるので便利なテントなんですけどね。もう少し設営が簡単だともっとよいのですが。
ロゴス”ROSY ドゥーブル XL”

   なんとかテントを立てて、机や椅子を並べ終わったころには16時を20分ほど過ぎていました。
   その間、子供たちは虫取りに行ったり、芝生広場の遊具やキックボードで遊んだりしてました。
   そろそろお腹が空きだすころなので、一休みする間もなく、夕飯の準備です。

夕食タイム

   小さい子供が3人もいると、全員が一斉にぐずり出すと混乱極まるので、ご飯はなるべく手間をかけずにすませたい。ということで、うちのキャンプ場での夕食は簡素です。
   この日の献立はこんな感じでした。
  •    飯盒でご飯4合: やまぢ担当
  •    ご飯が炊けるまでのつなぎ(ウィンナーや、焼きそば、もやし炒め): 妻担当
  •    インスタントカレー(のお湯): やまぢ担当
  •    フライパンで焼き肉: 妻担当
     BBQのような火をつけるのに手間のかかるものは一切無しです。

   ご飯は自分の登山道具の携帯コンロ(15年選手)で炊きます。1時間弱かかるので、これが一番時間がかかります。今日は火加減を調整しつつ根気よく炊いたので、芯もなく、べちゃべちゃ過ぎず、わりと上手く炊けました。
   それでも子供には固かったのか、あまり食べてもらえなかったのが寂しい。
兵式飯盒と15年選手のガスコンロ

友達ができた

   同じくキャンプに来ている姉弟と、子供たちが仲良くなりました。
   子供同士って仲良くなるときはほんと早いですよね。お姉ちゃんが小学3年生で、弟が1年生。弟のH君がクワガタの入った虫篭を見せてくれたことがきっかけで仲良くなったみたいです。
   うちから持ってきたキックボードを貸してあげると、うちの長男とH君とでキックボードであちこち走り回ったり、そうかと思えば、虫好きの次男とH君とでクワガタ探しに出かけたり。まるでむかしからの知り合いのようにいっしょに遊んでました。

クワガタ

   夜はお菓子タイムです。大人はお酒を飲みながら、子供はジュースを飲みながら、いつもはNGの夜のお菓子を解禁します。夕食の後に張ったタープの下で一家団欒です。
   しばらくすると、H君が虫篭を持ってやってきました。彼の家族のテントの前にパタパタとミヤマクワガタが飛んできたのをパパさんがみつけて捕まえたそうです。なかを見ると立派な大きなクワガタが入ってました。
   さあ、こんなのを見て、虫好きの次男が黙っているはずがありません。
H君のミヤマクワガタ(翌日の朝に撮影)

   僕もほしい!というので、クワガタを探してキャンプ場を半周することにしました。夜のお散歩です。どこから仕入れた情報なのかH君が、「シートを巻いている木にクワガタがいることが多い」と教えてくれたので、ブルーシートを巻いている木を中心に探しました。
   しばらくしてH君は夜勝手に出歩いているのをみつかって両親に怒られ、その後はH君の家族も加わってクワガタを探しましたが、結局みつかりませんでした。また明日ということで、このときは別れました。

   歯を磨いてトイレをすませて寝袋を敷いてさあ寝ようとしたところで、テントの外から話しかけてくる声があります。先ほどの姉弟が、つかまえたメスのクワガタをプレゼントに持ってきてくれたのでした。
   その後ももう一回来てくれて、罠用の虫ゼリーを置いていってくれました。ありがとね。
プレゼントしてもらったクワガタのメス(翌朝撮影)

   この日は大人も子供も21時30分ごろ就寝しました。
   最初は暑かったのでテントの入口を半開きにしていました。子供は長袖だったのですが、途中起きてみると、次男は汗だく。大丈夫かな?と思ったのですが、朝方は涼しくなり、テントの入り口を完全に閉じて、ちょうどいいくらいでした。
   テントの夜は温度調整がなかなかむずかしいですね。




吉野オートキャンプ場2日目

   5時半ごろに昨日のH君が「起きてる?」とやって来ました。どうやら昨夜あの後、家族で虫取りに出て、クワガタをさらに数匹捕まえたようです。それを見て、朝から虫取りに出かけたがる次男。まだ眠いけど出発です。

天の岩戸

   昨夜H君たちが虫ゼリーを仕掛けたという木を見に行くと、なんと、ゼリーの後ろの木の洞のなかにクワガタがいます。しかし、なかなか出てこない。ゼリーを木の枝でつついてクワガタをおびき出そうとしますが逆に奥の方へと引っ込んでしまいました。
   仕方ないのでしばらく静かに待つことにします。この日はこの後、引っ込んだクワガタを見に、何度もこの木のところへ行きましたが、クワガタのツノが奥の方に見えるばかりで、結局、本体が出てくることはありませんでした。

朝御飯と朝の子供タイム

   朝ご飯は昨日の残りのご飯で作ったお握りと、コンビニのパンと、コーンスープです。朝も簡素に、手間をかけない、が我が家の方針です。

   のんびりしていたら、あんなに早く起きたのに8時になっていたので、一息つく間もなく、撤収の準備を始めました。その間、子供たちには子供たちだけで遊んでもらいます。

   長男はH君とキックボード、次男はお姉ちゃんと虫取り、三男は早朝からずっと広場の遊具。それぞれ別々に遊んでました。
   上のお兄ちゃん二人と違って、まだまだアスレチックが大好きな三男坊は、僕らが見ていない間も一人でずっと遊具で遊んでいたようです。
遊具と三男(早朝撮影)1
遊具と三男(早朝撮影)2

   きっとうちら兄弟3人だけで遊んでいたら途中からケンカになったり暴れ出したりで大変だったと思います。姉弟と仲良くなれてとても助かりました。
   それにしても面倒見のよいお姉ちゃんで、うちは息子しかないから、ほんと羨ましく思いました。お姉ちゃんか妹がいれば、子育てもまたずいぶん違っていたのかなぁとつくづく思います。

10時撤収

   タープ、テント、他もろもろの片づけが終わったら10時でした。余裕を持って後片付けしていたつもりだったんですけど、結局チェックアウト時間ぎりぎりまでかかってしまいました。

   キャンプ道具一式を車に積み終え車に乗り込むと、昨日から遊んでいた姉弟が歩いているのが見えます。せっかく仲良くなったけれど、ここでさよならです。子供たちは大きな声で何度もバイバイを言って別れました。
   ちょっと寂しいですが、同じ金沢市内に住んでいるのでまた会うこともあるかもしれません。

* * *
   この後、温泉に入って帰ろうとしたのですが、立ち寄った3軒とも営業時間外だったり、休館日だったりで、なかなか温泉にありつけず。結局、市内まで戻ってチェーン店舗のスーパー銭湯に入ることになりました。

感想

   長男も次男も同年代の友達と遊べて楽しそうでした。クワガタは自力では捕まえられませんでしたが、姉弟から一匹もらえたので、次男も満足気なご様子。
   テント場もトイレもきれいだし、遊具もあるし、虫も捕れるし、料金も(フリーサイトなら)安いしで、大満足な二日間でした。また来たいですが、これから夏本番、週末はずっと予約でいっぱいのようです。




白山吉野オートキャンプ場HP:

http://hakusanpark.com/

メモ

長男:6歳、次男:5歳、三男:3歳

地図