スピッツ「あわ」感想

  今日(28日)は年休をいただいて、地元のタワレコに行って7月発売のスピッツのベストアルバム「CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-」を予約してきました。CDを予約するなんて何年ぶりだろう。
  まあ、予約しなくても買えると思うのですが、せっかくのお祭り年なので、イベントに参加してる気持ちを少しでも味わおうと思いまして。あと、予約したらもらえるポイントがアップするんじゃないかという貧乏根性もあり。
 予約票はお守り代わりに財布のなかに常時携帯することにしました。7月までは何があっても死なないし、死ねないぜ!

  お祭り関連では、アナログ盤を今日楽天で2点予約しました。「スピッツ」と「フェイクファー」です。「スピッツ」は1stアルバムということでレコードの雰囲気にぴったりかなと。「フェイクファー」は初めて新作で買ったアルバムということで思い入れがある一番好きなアルバムなので。
  あともう一枚ほしいですが、お小遣い的に厳しいかな……ああ、でも「プール」「恋のうた」「さらさら」もレコードで聴きたい!!

  お祭りの最後のひとつ、アルバム柄Tシャツはまだ迷い中です。デザインと色が一番気に入っている「小さな生き物」は決まりなのですが、もう一枚だけ……ヒトデのやつかなぁ。でも意外と宇宙系のやつもかっこいい。色も普段選ばない色だから余計に気になる。

  そんなお祭り気分とは全然関係なく、2ndアルバム「名前を付けてやる」の9曲目に収録されている「あわ」の感想です。

  4月になってから長男が小学校に上がり、これまでよりも家を出る時間が1時間早くなりました。そのおかげで自分も起きるのが若干早くなり、出勤前に20分ほど時間の余裕ができるようになました。
  その空いた時間を利用して、ソファに寝転がって、お気に入りの携帯プレイヤーとイヤホンでお気に入りの音楽を聴くようにしています。
  春なので「春の歌」などポジティブで元気の出る曲もいいのですが、やかましい子どもたちの面倒を見終わって、会社に行く前にまったり落ち着いた気持ちになりたいというのもあり、のんびりした曲をよく聴きます。
「あわ」はそんな朝のひとときにぴったりの曲です。流れで「恋のうた」「魔女旅に出る」と続けて聴くと時間的にもちょうどいいですし。


「あわ」はイントロからしてのんびりしてます。牛の糞でも落ちてそうな田舎道をひょうひょうと歩いている感じです。まあ、そんなに焦らずゆっくりいこうやって言われてる気がします。

  また、「機関銃を持ち出して飛行船を追いかけた」という歌詞が好きです。男の子がおもちゃの銃を片手にのどかな田園風景のなかを駆けてく姿を思い浮かべてしまいます。
  それから、小学生のころに教室の窓から見た飛行船のことを思い出します。
  晴れた空の下、遠くの山を背景に銀色の飛行船がいくつもぷかぷか浮かんでいる光景はちょっと非日常的で、退屈な授業中にぼおっと見ていると、狭い教室にいることを忘れさせてくれました。
 最近は飛行船を全く見なくなりましたが、今思うと、企業の広告か何かが書いてあったんですかね。そう考えるとあまり夢もないですが、「飛行船を追いかける」って無邪気でいいですよね。

  と、あたたかい晴れた日のイメージで書いてますが、ほんとは「ひょろひょろの風のなか」「寒いな 畳のにおい」「雨の朝」と決して天気は良くないんですよね。
  そのせいか、この歌の主人公は全体的に気だるそうです。飛行船を追いかけるなんてとんでもない。むしろ、部屋から出たくないタイプに思います。畳の上に寝転がってお尻をぽりぽり搔きながら、部屋から一歩も出ずに世界の秘密を暴いちゃったよって言ってそうです。
  あ、なんかこう書くとダメダメな感じですね。でもこのアンニュイな雰囲気が好きなんです。

  そんな気だるい歌を聴いて心を落ち着かせてから、会社に行っている今日この頃でした。ーーしかし、そんな朝ともしばらくおさらば。今日からG.W.です!!

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