スピッツ「水色の街」感想

 10thアルバム「三日月ロック」の2曲目に収録されています。また、27枚目のシングルとして、「ハネモノ」と同時発売されました。どちらが兄で弟なんだろうとwikiで調べたら、こちらが弟でした。
 アルバム発売の一月前と時期が近いにもかかわらず、シングル盤も買って持っています。
スピッツ「三日月ロック」
  Aメロとスキャットのみの歌構成はシングルとしては弱すぎる気もしますが、シンプルだからこそ、短い言葉にも力が宿ります。4度繰り返される「会いたくて 今すぐ」というフレーズが、耳の奥からじわじわと心にしみてきます。
 また、ラララ♪というスキャットや、間奏のギターとキーボードの幻想的な響きは、おとぎの国に迷い込んだような不思議な気持ちにさせてくれます。その一方で、「頸の匂い 明るい瞳」や「泥まみれの靴」といった歌詞がリアリティを添え、ここが現実の君のいる街だと教えてくれます。
 宙に浮いたようなフワフワとした感じなんだけど、実はしっかりと地に足がついている。そんな絶妙なバランス感覚の歌だと思います。

 ところで、水色の街と聞いて、どんな風景を想像されるでしょうか?
 僕は冒頭の「川を渡る」という歌詞から、川や水路に囲まれた水の匂いのある街を思い浮かべてました。
 最近だと、「3月のライオン」とう漫画のなかの「三月町」をイメージしてみたり。(川が近く、橋を渡ると、優しい三姉妹が待っていて。しかも三月と三日月)

 インターネットで調べてみると、本当に水色で染まった街がありました。モロッコのシャウエンという都市で、そこは家の壁も道も青色で塗られているのです。
 「旅にでようぜ日記」というブログの中で、「水色の街」の歌詞とともに紹介されていて、知りました。管理者の方が「水彩画の絵の具でかかれた絵本の町のよう」と形容して、きれいな青色の街並みの写真をたくさん掲載しています。

旅に出ようぜ日記→
http://www.wandervogel365.com/sekai/2010/05/post-117.html

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