スピッツ「名前をつけてやる」感想

 2ndアルバム「名前をつけてやる」の3曲目に収録されています。アルバムのタイトルチューンです。

スピッツ「名前をつけてやる」

 ややヘビーでまとわりつくような感じのサウンドが、歌詞から読み取れる涙涙の切ないストーリと合っています。

 なんというか、ほんと心が痛む話です。2題目の「回転木馬回らず 駅前のくす玉も割れず 無言の合図の上で 最後の日が今日だった」という歌詞の、この空回り感とこの残念感。自分だったら泣いてますよ、このシチュエーション。
 なので、その後に続くサビの「名前をつけてやる~」にぶつけられている気持ちがすごくわかってしまう。
 「むき出しのでっぱり」「ごまかせない夜が来て」って、泣いて叫びたくなる直前だし。「本気で考えちゃった」というところも、「ちゃった」なんておどけてごまかしてるけど、絶対本当の本気だろうし。本気じゃないと「誰よりも立派で 誰よりもバカみたいな」名前なんて考えられないですもんね。

 それにしても、こんな日に、どんな名前をつけるもんなんですかね。ーー「マンモス記念日」とか??名前は強そうだけど、中身はかなりセンチメンタルという。

 ライブでは最後のサビを2回繰り返してます(CDより1回多い)。そのアレンジの方が好きです。意外と、というと失礼ですが、ライブ映えする曲です。

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|♪ 名前をつけてやる


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