スピッツ「自転車」感想

 11thアルバム「スーベニア」の10曲目に収録されています。

 当時の音楽雑誌かファンクラブの会報かで、草野マサムネがこの曲をレゲエと言っていたように思います。

「自転車」と聞くとジュディマリの曲をイメージしてしまう世代なので、聴く前はこれも同じようにアップテンポな曲だとばかり思っていました。
 しかし聴いてみると、がむしゃらに海を見に行くような感じでは全くなく、どちらかというと、買い物袋をいっぱいぶら下げたママチャリという感じで、ちょっと拍子抜けしてしまいました。

「スルリスルリと」「なんとかなるだろう どうにか出来るだろう」という楽観的な歌詞は、昼下がりに床に寝転がってうとうとしながら聴くのにちょうどいいです。
 昼ビールなんかしたりして、ちょっと贅沢な、ちょっと平和な気分に浸りながら。