【レビュー】OXELOキックスケーター TOWN7 XL|大人でもキックボードを楽しみたい!

 子供たちがキャンプ場でキックボードを蹴って走っているのを見てたら、すごく楽しそうだったので、この年末、ついに大人用のキックボードを買ってしまいました。

 買ったのはデカトロンのブランド「オクセロ」から発売されている「TOWN7 XL」です。


 大人が電動ではなくて足で蹴るキックボードに乗るのってどうなの?と驚くかもしれませんが、実際に乗ってみたらかなり楽しいです。

 大人用なので子供用よりもスピードも出るし乗り心地もいいです。

 ということで「オクセロTOWN7 XL」を紹介していきます!

OXELOキックスケーター TOWN7 XL サイクリングロードにて

オクセロTOWN7 XLの特徴

「TOWN7 XL」を買う前に、子供用のキックボードを何度か試し乗りしてみてキックボードの欠点がいくつか見えてきました。

  • 小さな溝でもタイヤがハマり転びやすい
  • ハンドルを握っている手への振動が大きい
  • 蹴ってもスムーズに走らない

 これらをふまえて、いろいろなキックボードを調べてみました。その結果、次にあげる特徴から「TOWN7 XL」を選びました。

  1. ウィール(タイヤ)の直径が20cmと大きい
  2. フロントとリアにサスペンションがある
  3. フロントブレーキが付いている
  4. 世界展開しているデカトロン製なので信用できる


 1~3の特徴だけなら安いキックボードは他にもあるのですが、安全面に疑問があったので、普段からアウトドア用品を買っていて信頼のあるデカトロン製に決めました。

 価格は19900円です。

 ちょっとキックボードを楽しもうという軽い気持ちで手を出すにはやや高いですが、壊れて事故っても嫌なので、最後は安さよりも安全性・信頼性を優先しました。


開封の儀

 では「TOWN7 XL」がどんなものかを見ていきます。


 まずは外箱。

OXELOキックスケーター TOWN7 XL 外箱

 箱はけっこう大きいです。


 本体を取り出します。

OXELOキックスケーター TOWN7 XL 初お披露目

 キックボード自体は箱の大きさに比べるとコンパクトです。

 とはいえ、子供用のキックボードに比べると一回り大きいです。もちろん、大きい分だけ作りもしっかりしています。


 本体とは別にスタンドが付いています。

OXELOキックスケーター TOWN7 XL スタンド

 六角レンチで止めるだけなので難しい作業はありません。


キックスタンド

 キックスタンドを立てた状態↓

OXELOキックスケーター TOWN7 XL キックスタンド

 スタンドは小さいですが、ちゃんと立ちます。


ダブルサスペンション

「TOWN7 XL」の特徴でもあるダブルサスペンションを見ていきます。


 まずはフロントサス。

OXELOキックスケーター TOWN7 XL フロントサス

 次にリアサス。

OXELOキックスケーター TOWN7 XL リアサス

 リアサスは商品のホームページだとどうなっているのかわからなかったのですが、裏から見たらわかりました。なるほど、裏側にバネが入っていたんですね。


外を走る

 組み立てた「TOWN7 XL」を外に持ち出して、実際に走ってみます。

OXELOキックスケーター TOWN7 XL 全体像

 ハンドルはこんな感じ。

OXELOキックスケーター TOWN7 XL ハンドル

 スポンジよりはしっかりとした作りのものが付いています。


 次に、道路を走るうえで重要なブレーキを見ていきます。

フットブレーキ

 後輪には泥除けを兼ねたフットブレーキが付いています。

 子供用のキックボード同様、この黒いカバーを踏むとタイヤに接触し、ブレーキがかかります。

OXELOキックスケーター TOWN7 XL 後輪

ハンドブレーキ

「TOWN7 XL」をポチる際に最も期待したのがこのハンドブレーキでした。

 我が家の子供用のキックボードにはついてないんですよね。見るのはこれが初めてです。

 はたしてどんなものか?わくわく。


 ブレーキは右手にのみ付いています。

OXELOキックスケーター TOWN7 XL ハンドブレーキ

 止まるときは、自転車と同じようにブレーキを握ります。


 実際に触ってみるまで、どういう構造なのかわからなかったのですが、、、

OXELOキックスケーター TOWN7 XL ハンドブレーキとリアウィール

 後輪の隙間にある銀色の金属が動いて、タイヤに接触します。


 ようはフットブレーキとほぼ同じですね。上からタイヤにモノを当てて止めるという構造です。

 自転車のブレーキパッドのようにホイールを挟むわけではないので、ブレーキ力は弱いです。急には止まれません。ゆっくりとペースが落ちる感じです。要注意です。

 まあ自転車と違ってスピードがものすごく出るわけではないし、いざとなれば下りて足を地面について止まればいいので、そんなに危険はないと思います。


走りは快適か?

 だいたいの機能は紹介できたので、ここからは実際に走ってみた感想を書きます。


 まず子供用のキックボードに比べると蹴り出して進む距離が違います。

 一言でいうと、めっちゃ進む!


 ベアリングもスムーズに回転している印象で、

 乗ってすぐに、おー!って感嘆してしまいました。

 とにかく速いです。


 足を乗せるデッキも幅が広いので、両足を楽に乗せることができます。(デッキ幅は約13cm)

OXELOキックスケーター TOWN7 XL 両足を乗せる

 ウィール(タイヤ)の径も大きいので溝にハマって転ぶこともありません。

OXELOキックスケーター TOWN7 XL グレーチングの溝

 といっても、過信は禁物。

 溝や段差があるところはスピードを落として走るようにしてます。


 また、ダブルサスペンションのおかげで道路から伝わってくるガタガタした振動も抑えられました。ハンドルを握る手の披露もだいぶ軽減されています。

 と言っても振動がゼロではないのが、キックボードの辛いところですね。タイヤがエアーでないので仕方ないですが。


どれくらいのスピードが出るか?

 走りながら、ガーミンのGPSウオッチ「Instinct 2X Dual Power」で速度を計測してみました。

 息切れせずに普通にスピードを出して走っているときの時速は10〜12km/hでした。

 ママチャリくらいのスピードは出せます。


どれくらいの距離を走れるか?

 近くのコンビニに行くくらいなら問題なく走れます。

 往復1kmくらいがベストな距離なのではないでしょうか。

 歩いていくにはちょっと時間がもったいないし、自転車を使うほど大げさでもない。そんな距離感。


 ちなみに、買ってすぐのときはすごく嬉しかったので、休日にキックボードであちこち出かけたりもしました。

 アスファルトを蹴ってスイスイ進むのがすごく楽しいです。

 歩くよりも早いし、自転車とは目線が違うからか景色が少しだけ新鮮に映るのがまたいい。


 一番長い距離では6kmほど走ったこともあります。

 さすがにこの距離を走ると疲れましたね。家に着く手前くらいでちょっとげっそりしました。

 また普段からランニングはしていますが、使う筋肉が違うのか、翌日ふくらはぎが少し筋肉痛になりました。


 5,6kmの距離を走るならやっぱり自転車のほうが楽だし早いです。


まとめ

 キックボード、楽しい〜!!

 ちょっとそこまで出かけるときには自転車よりも便利です。さーっと行ける感じがgood。

 最近では近くのコンビニに行くときは自転車ではなくキックボードを使ってます。


 長い距離を走るのはさすがにしんどいですが、これもスポーツと思えばOK!

 5,6kmくらないならなんとか走れます。(いい汗かけます)

 大地を蹴って走りながら流れていく景色を見るのは自転車やランニングにはない面白さがあります。


 僕は春になったらキックボードでピクニックがてら30kmくらい走ってみようと思ってます。

(さすがにきついかな?)

OXELOキックスケーター TOWN7 XL お出かけ

 デカトロンの「TOWN7 XL」はタイヤ径が大きいので走りやすいし、フロント/リアにサスペンションがついているのでガタガタも少ないし、ハンドブレーキもあるのでスピードの調整がスムーズです。

 このスピードと安定感は、子供にはもったいない。大人にこそ乗って楽しんでほしい。そんなキックボードです。


TOWN7 XLメモ書き

 最後に「TOWN7 XL」の使い方のメモ書きを残しておきます。


組み立て方

 下記のyoutubeを参照。

 組み立て方は子供用のキックボードとほぼ同じです。


折りたたみ方のコツ

 最初、折りたたむことができなくて困りました。

 向かって右側のレバーをどんなに力を入れて押しても、もうんともすんともいわない。


 折りたたむときのコツはレバーを押し下げながらフレームバーを少しだけ前方に押すことです。

 そうすることで引っかかりが取れて、スッとフレームバーが倒れます。


キックボードで走るコツ

 片方の足だけで蹴り続けると辛いので、左右交互に蹴ります。

 右で3回蹴ったら、両足をデッキに乗せて、次は右で3回蹴って……といった具合にリズミカルに蹴っていくと速いです。


 またつま先だけで蹴るよりは、足の裏全面を使って蹴ったほうが地面に力がより伝わるし、筋肉を均等に使えて疲れにくい気がしました。


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