【レビュー】KALENJI "JOG FLOW 100.1"|練習で履きつぶせる!たった3980円のランニングシューズ

   ランニングの練習用に、エントリークラスのランニングシューズを購入しました。


   デカトロンから発売されているKALENJIブランドの「JOG FLOW 100.1」というモデルです。

   定価3980円。安い!

   この価格なら練習で気軽に履いて、好きなだけすり減らして走ることができます。

   気になるのはその履き心地と性能です。

   ハイエンドなシューズに劣るのはやむなしですが、練習で使える程度の性能はほしいところ。

   実際に走って検証してみました。果たして……!?


JOG FLOW 100.1の位置づけ

   フランスのアウトドアメーカー「デカトロン」にはランニングブランドが2つあります。「KIPRUN」と「KALENJI」です。

   このうち「KALENJI」がエントリークラスになります。


   その「KALENJI」から発売されているランニングシューズのなかで最も安いのが「JOG FLOW 100.1」です。

   以前デカトロンから販売されていた「KALENJI RUN ACTIVE」というモデルの後継シューズと思われます。(ちなみにこの「KALENJI RUN ACTIVE」は僕のお気に入りのシューズ)


外観チェック

   それでは「JOG FLOW 100.1」の外観を見ていきます。


   まずは横から。

KALENJI "JOG FLOW 100.1" サイド

   かかと側に「JOG FLOW 100.1」のロゴあり。

   メッシュはわりと厚めです。

   そのメッシュに描かれた無数の細いラインが、海を泳ぐ魚の群れのよう。

   後ろからつま先に向かって速そうな流れができています。


   続いてアウトソールのグリップ。

KALENJI "JOG FLOW 100.1" アウトソール

   こういう大胆な、というか粗いカットのグリップは初めてなのですが、特に走っていて滑りやすいということはありませんでした。


   拡大してみるとここにも「JOG FLOW」の文字が。

KALENJI "JOG FLOW 100.1" アウトソール

   このロゴは走ってると消えてしまいそうです。消えた頃が替えどき、とか?


5kmからハーフまで走ってみた

   早速「JOG FLOW 100.1」を履いて走ってみました。


   履いてすぐに感じたのは、見た目よりも軽いということです。

   超軽量ということはないですが、見た目のがっちりした印象よりも軽かったです。


   続いて、踏み出してみると……、意外とクッション性があり走りやすい。

   また安定感もあります。しっかりと地面を蹴り出して走っている感じがします。

   これはアウトソールの横幅が広いおかげかもしれません。

KALENJI "JOG FLOW 100.1" 横幅

   そして、

   キロ4分30秒~45秒のハイペース(自分としては)で5km、

   キロ4分50秒のペースで10km、

   キロ5分のペースでハーフ、

   を数回走りました。


   カーボンプレートが入っているハイスペックなシューズに比べると、推進力はありませんが、クッション性と安定感は普通にあります。

   着地の際の膝や足への衝撃が小さいので、怪我無く走れそう。

   10kmくらいまでの練習なら「JOG FLOW 100.1」で十分だと感じました。


サイズについて

   参考までに僕は普段27~27.5cmの靴を履いています。

「JOG FLOW 100.1」は27.5cmと28.0cmを取り寄せて、履き比べて28cmを選びました。

   27.5cmがぴったりなのですが、走っていると足がむくんでくることも考慮して少し大きめにしました。

   海外メーカーらしくつま先がとがっていて横幅がやや狭いのが欠点ですね。ちょっとつま先があまり過ぎている感じがします。


   なお、27.5cmの方は返品しました。室内で試着した場合は、着払いで対応してもらえるので、履き比べられるのがデカトロンの良いところです。(返金の条件あり)


まとめ

   ここ最近の物価高でスポーツ用品も値上がりしていますが、そんななかでも3980円という安価を保っている「JOG FLOW 100.1」は貴重なエントリーシューズです。

   安いけどクッション性と安定感があるので練習にはもってこいですね。

   短い距離の練習は「JOG FLOW 100.1」を履き、長い距離の練習や本番の大会ではハイエンドの「KIPRUN KD900X」(カーボンプレート入り)を履き、といったふうに使い分けていこうと思います。

   高いシューズをできる限り長持ちさせるために。


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