ULテントの3f UL Gear Lanshan1を登山で3年間使っています。
テント本体のみなら1kg未満と超軽量ですが、最初は中華製ということで心配もありました。
しかし夏の槍穂縦走や奥穂西穂縦走で寝泊まりしましたがトラブルはありませんでした。何より軽いので、ハードな縦走の際の軽量アイテムとして、Lanshan1はもはや手放せません。
そんなお気に入りのテントLanshan1ですが、弱点もあります。
トレッキングポールを柱にする非自立式のため、ペグの刺さらない岩場だと簡単に設営できません。
では、穂高岳山荘テント場のような岩場ではどうやってテントを張るのか?
今回はその方法を紹介します。
細引きを結んでおく
事前準備が必要になりますが、やることは単純です。
Lanshan1のペグダウンする4隅+後方の計5か所に予め細引きを結んでおきます。
そして、岩場ではこの細引きで岩を結び付けます。
ペグダウンではなく岩の重さでテントにテンションをかけてLanshan1を立てようというわけです。
フロア側に細引きを取り付ける
では細引きを結ぶ5か所はフロア側とフライ側とどちらがいいでしょうか?
僕は最初、フロア側に細引きを結びました。
しかしこれは失敗でした。
下の写真はフロア側に結んだ細引き(黄色矢印)に岩を巻き付けた状態(赤丸)です。
しかしこれだとフライのロープを固定できません。
Lanshan1はフライがピンと張れていないとテント内が狭くなり風にも弱くなります。
結局このときはフライのロープにペグを縛って、そのペグを岩と黄色い細引きの間に挟んで対処しました。
このフライのロープ処理はけっこう面倒で、設営時のストレスになります。
フライ側に細引きを取り付ける
翌年は、前回の反省を活かしてフライ側に細引きを付けて穂高岳山荘テント場にやってきました。
下の写真では、フライ側に細引きを取り付けて岩で押さえてフライにテンションをかけています。
フロアとグランドシートは元から付いている短いロープに小さめの岩を結んで固定しました。
結果的に、下の写真のように岩場でもきれいに張ることができました。
上の写真だとフロアとグランドシート側がどうなっているかわかりづらいので、今年白馬岳頂上小屋テント場でテントを張った様子も紹介します。(ここもほぼペグの刺さらない岩場でした)
赤丸はフライに取り付けた細引きを大きな岩に結んだ状態です。
黄色の2個の矢印がフロアとグランドシートに元から付いている細引きです。短いので小さな岩を結んでいます。
基本的にはLanshan1は中央のポールを頂点にしてフライの前方+4隅+後方の計6方向へのテンションで立つので、フライさえしっかり張れていれば自立します。フロア側の固定はフライほど重要ではありません。
なので、フロアではなくフライ側をしっかり固定できるようにフライ側に細引きを追加しておけば間違いないです。
まとめ
岩場のテント場で非自立式のLanshan1を設営する方法を紹介しました。
予めフライの5か所に細引きを結んでおき、岩で固定できるようにしておけば、ペグの刺さらない岩場でもLanshan1を設営できます。
結ぶ岩はある程度大きくて重い必要がありますが、岩場のテント場にはちょうどいい感じの岩がたくさん落ちているので探す苦労はないと思います。
風でテントが倒れたりしないか心配かもしれませんが、穂高岳山荘のような風の強いテント場でも飛ばされることはありませんでした。
ただ、風が強いとインナーテントが寝ている顔に当たるくらい近づいてきてちょっと圧迫感はありましたが(^_^;)
Lanshan1はテントの支柱をトレッキングポールで代用できて軽量なのでテント泊荷物の軽量化にすごく貢献しています。
どこでも設営できればほぼ無敵なので、岩場での設営に不安のある方は、登山前に細引きを5本結んでから出発してみてください!
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