子供2,3人とキャンプに行くときにコンパクトで便利な4人用の2ルームテントを購入しました。
QUECHUAの「ARPENAZ FAMILY 4.1 FRESH&BLACK」です。
先日、子供3人と僕の計4人でキャンプした際にこのテントを使いましたので、使い勝手をレポートします。
主なポイントは、
- 4人で使っても狭くないか?
- FRESH&BLACKの遮光効果はどれほどか?
です。
最後にメリット/デメリットも書きます。
収納袋と内容物
まずは収納状態から。
ブルーとホワイトのツートンカラーがスポーティです。
袋はわりと大きさに余裕があり、片付けが楽でした。
袋の表面にテントサイズが書かれています。
テント全体のサイズは260cm(W) x 460cm(D) x 190cm(H)、
寝室だけのサイズは240cm(W) x 210cm(D) x 172cm(H)
です。
袋の中には設営手順が縫い付けられています。
これなら大きくて見やすいし、なによりもなくなりません。いいですね。
中身を取り出してみます。
テントはフライとインナーテントが一体になった状態でくるまれています。
付属品はペグとポールと予備部材です。
キャンプ場で設営
実際にキャンプ場で設営してみます。
子供3人にも手伝ってもらいました。
説明書を見ながらやれば簡単です。
3本のポールを組み立ててそれぞれスリーブに通し、両端をグロメットに止めます。
その後、背面を2箇所ペグダウンしてからテントを持ち上げて前に伸ばし、前面もペグダウンしたらテントが立ちます。
あとは周囲をペグダウンしてガイラインを張れば完成です。
外観チェック
出来上がった「ARPENAZ FAMILY 4.1 FRESH&BLACK」の外観を見ていきます。
まずは正面斜めから。
ブルーとホワイトのツートンカラーが目立ちますね。
いまは落ち着いた色合いのテントが多いので個性があってよろしいかと。
右サイド。
こちらはメッシュ窓が付いています。
背面。
後ろは大きく開放はできませんが、上下に通気口があります。
最後は左サイド。
こちらはメッシュではなく明かり取りのクリアウインドウが付いています。
別途用意したポール(180cm)でフロントパネルを跳ね上げてみました。
1日目の昼間は暖かかったのでこの状態で過ごしました。
居住性をチェック
では、なかに入ってみます。
スペック上は4人用です。
果たして4人で使って広いか狭いか。気になります。
リビングルーム
まずはリビングルームから。
左側のメッシュ窓を開けてみます。
メッシュが外側で、フライ生地が内側になっています。ちょっと珍しいパターンですね。
天井はフライとメッシュの2重構造になっています。
天井から風が入ってきます。
通気性はよいですが、冬は寒そうです。
右側をクリアウインドウにすると外の景色を見ることできます。
雨の日も、雨が入り込むことなく景色を見られるし、明かりも入ってくるので良いですね。
メッシュにもできたらよかったのですが、残念ながらメッシュにはできません。
窓際のリングに紐を通してスピーカなどをかけてみました。
リビングの入口側にはランタンフックが付いています。
リビングに備えられた機能はざっとこんな感じです。
さて、リビングルームにはどれくらいものが置けるでしょうか?
4~5人用テーブルを真ん中に置き、両脇に椅子代わりのトランクカーゴを並べます。
それからクーラーボックスと、カゴを寝室の手前の左右に置きます。
さらに3段のメタルラックを奥に、ゴミ箱を手前に配置。
んー、決して広いとは言えませんが、4人分の荷物とテーブルと椅子(トランクカーゴで代用)を並べることができました。
ここで団らんしたり夕食と朝食を4人で食べたりしました。
小学生2人と中学生1人と大人1人の4人ならさほど窮屈ではなかったです。
寝室
最後に寝室を見ていきます。
入口を開けると、なかは黒一色。
デカトロン自慢のFRESH&BLACKシステムです。
ランタンフックが手前と奥に2つあります。(写真に写っているのは奥のもの)
寝室の奥は上側がメッシュ(閉じない)、下側が小窓(開閉可)になっています。
寝室にマットを4枚敷き詰めてみました。
マットの幅は一つ56cmです。
サイドには4つポケットがあります。
反対側にも同じものが付いているのでポケットは合計8つです。
ここにスマホや財布、メガネを入れて就寝しました。
4人が寝袋で寝ている様子がこちら。
みんな寝相、悪いな〜(^_^;)
寝ていて窮屈に感じることはありませんでした。
FRESH&BLACKの効果
商品名にも入っている「FRESH&BLACK」について説明します。
商品ページの説明を引用すると
「フライシートには独自の「FRESH&BLACK」素材を採用しており、遮熱、高度の遮光性、UPF50+で紫外線をカット。夏でも涼しく過ごせて、中は真っ暗なので朝日に邪魔されることなくぐっすり快眠」
ということです。
ようは暗くて涼しいってことですね。
昼間に寝室からリビング側を撮影した写真がこちら。
手前の寝室の壁が真っ暗なのがわかります。
これは、朝、寝室のドアを上だけ開けた状態です。
天井から吊るしているランタンが光って見えるのは外の光に照らされているからかな?
その向こうは真っ暗です。
なかを開けると……、
リビングからの光が入り込んでいるというのになかは黒い、いえ暗い!
フライからはほとんど光が漏れてこないので、天井よりも、光が反射して入り込んでくる地面の方が明るいくらいです。
これだけ暗いと朝日が差してからもぐっすり寝ることができました。
ただ、このFRESH&BLACKシステムには大きな欠点があります。
それは夜は完全な暗闇になるということです。
ドアを閉めると全くなにも見えません。
自分の手すら見えません。
寝ている近くにライトを置いてないと怖くて夜動けません。
寝室の小窓
最後に寝室の小窓の便利な機能を紹介します。
この小窓は「完全クローズ」「メッシュ」「オープン」の3形態を取ることができます。
そして開けると、手を伸ばして外のフライシートの裾の高さを調整できます。
思いっきりフライを上げた状態。
フライを一番下げた状態。
ここで室内の換気を調整できます。
1泊した感想
QUECHUA「ポール式テント ARPENAZ FAMILY 4.1 FRESH&BLACK」で子供たち3人と一泊しました。
良いところ
まずは広さについては、4人で過ごすならOKです。
設営もしやすいしコンパクトだしタープもいらないので4人以下のキャンプなら今後も積極的に使っていきたいですね。
次に「FRESH&BLACK」については、遮光性の凄さを体感できました。
朝日に邪魔されることなく朝は遅くまで寝ていられましたし、夜は怖いくらい真っ暗でした。
遮熱効果については、春なのでそもそも涼しかったこともあり試せませんでした。残念。これはまたの機会に試して報告したいと思います。
次に不満点も話します。
悪いところ
1つ目はメッシュの少なさです。
リビングのフロントパネルがメッシュになりません。
また寝室のドアもメッシュになりません。
なので虫に困る夏の季節にドアを全開にできません。
せっかくFRESH&BLACKで「涼しさ」をアピールしているのにメッシュがないと風を通せません。惜しい。
2つ目はFRESH&BLACKが暗すぎることです。
夜、真っ暗すぎて怖いです。
また昼間でも締め切るとライトを点けないと何も見えないのが不便です。
明かりを取り込めるうまい機構がほしかったです。
まとめ
QUECHUA「ポール式テント ARPENAZ FAMILY 4.1 FRESH&BLACK」についてまとめると、
良い点は「コンパクト」「必要十分なスペース」「高い遮光性」です。
悪い点は「夜の寝室が真っ暗すぎ」「メッシュが少なく夏が暑そう」です。
不満点もありますが4万円以下のテントなのでコスパはいいと思います。
これからは少人数のキャンプでバリバリ使っていきますよ!
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