ロク漫 第321回|草野さんも舌好調!「韻で漫遊記」

 SPITZ草野マサムネのロック大陸漫遊記


   今週のSPITZ草野マサムネのロック大陸漫遊記は「韻で漫遊記」でした。

   韻を踏んでいるロックの特集です。


   草野さんは冒頭で「韻を歌詞カードで見ながら聞くのが好きだった。かける曲の歌詞を見ながら漫遊するとより楽しめるかもしれない」と話していました。

   終始草野さんの声がノリノリだったので、好きなテーマだったんだなぁというのが伝わってきました。


韻は語尾だけじゃなく

   韻を踏んでいると言うと最近の曲だと「未来未来」がよく出来ているなぁと思っていましたが、草野さんが韻を踏んでるスピッツの楽曲として漫遊前の一曲(オープニングソング)に選んだのは「ハチの針」でした。

   草野さん曰く「語尾の音だけじゃなく単語の母音も合わせてる」そうです。

   Aメロの「魔女の予言」と「暗い方へ」がo-eで韻を踏んだ作りになっています。おお、たしかに。この後の「亡霊」「向こうで」もそうなってますね。o-eにアクセントを置いて歌ってますし。


   草野さんはキングギドラのZeebraさんが書かれた「ジブラの日本語ラップメソッド」という本も読んでいて、そこには上に上げた「単語の末尾だけではなく単語の母音をすべて合わせる」という方法も載っていて、ギドラメソッドというそうです。


そして「これを初めて聴いたとき単純にかっこいいしマジで面白いと思った。しっかり韻を踏むことで日本のラップもおもろくなったと思った」と話していました。

すごいイキイキと語っていたので、本当にZEEBRAさんのラップに感銘を受けたんだなーというのが伝わってきましたよ。


「洋楽 韻を踏んでいない」

洋楽は99%韻を踏んでるそうです。当たり前の習慣みたいな感じで。

それくらい韻は一般的な方法なのですが、「洋楽 韻を踏んでいない」でググると引っかかるのが⑤「Surrender / Cheap Trick」です。

逆に韻を踏んでないのが新鮮で、あえて韻を踏まないことで話し言葉のような雰囲気を出す効果があるそうです。へー!


オンエアリスト

① ハチの針 / スピッツ

② The Wizard / Uriah Heep

③ My Sharona / The Knack

④ London Calling / The Clash

⑤ Surrender / Cheap Trick

⑥ 名もなき詩 / Mr.Children

⑦ Original Rhyme Animal / ZEEBRA

⑧ Boys Fire the Tricot / FLIPPER'S GUITAR


草野さんと韻

今回のオンエアリストを見ると②③④⑤はこれまでにもロク漫でかかったことのある曲でした。

草野さんのルーツの中にしっかりと韻が根付いているんだなぁと思いました。ずーっとノリノリで、舌好調でしたもんね、今回。


番組の最後に草野さんは「洋楽の韻と違って、日本語に韻を取り入れると、そこばかり気になるようになってしまう。曲を作る人間としてはこれからも探求していきたい」と話していました。

探求って言葉がなんかいいですね。

僕も探求していかねば!(何を!?)


YouTubeMusicプレイリスト

   ロック大陸漫遊記でオンエアされた曲を、普段から聴けるように毎週プレイリスト化しています。

   YouTubeMusicで限定公開してますので、同じくYouTubeMusicに加入している方はよかったらご利用ください。

  • ロック大陸漫遊記 2024 No.2
  • ロック大陸漫遊記 2024 No.3
  • ロック大陸漫遊記 2024 No.4

   なお、違法アップロードと思えるものは避けて、公式と思える楽曲のみで作成するようにしています。(たまにわからないときがあるけど)


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