【レビュー】プロモンテ マット PMT150|軽くて寝心地も良し!登山におすすめ

   いつも山に持って行っているエアーマットが白山のテント泊中にパンクしてしまいました。

   新しいマットはエアーマットにするかインフレーターマットにするか散々悩んだ末、プロモンテのインフレーターマットPMT150(全長150cm)にしました。

   穂高岳山荘テント場で使ってみてなかなかよかったのでレビューします。

プロモンテ インフレーターマット PMT150

エアーマット vs インフレーターマット

   空気を入れて膨らますタイプのマットは2種類あります。

   エアーマットとインフレーターマットです。


   エアーマットは中身がなく使用時は空気のみで膨らませます。

   インフレーターマットはクッションが内蔵されていて、使用時は空気+クッションで膨らみます。

   クッションが入っている分だけ、インフレーターマットの方が収納時の体積は大きく、重量も重いです。

   その代わり寝心地は良く、パンクして空気が抜けてもクッションがあるのでぺっちゃんこにはなりません。


   白山でエアーマットをパンクさせてしまった反省もあり、次買うならインフレーターマットがいいと考えるようになりました。


プロモンテのインフレーターマットが軽い!

   インフレーターマットをいろいろ調べてみるとプロモンテのマットが軽くて安いことがわかりました。

   全長180cmのタイプで約450gです。なんと500gを切ってます。

  ラインナップは105cmから180cmまで15cm刻みであります。


   身長を全てカバーしない150cmのタイプなら約380gしかなくエアーマットよりも軽いです。

   足りない30cmは座布団クッションで補えばよさそう。

   ということでプロモンテのマットPMT150(サイズ150cm)を買ってみることにしました。


プロモンテ PMT150 を試す

   テント場で使う前に家の中で広げてみることにしました。


   まずは収納された状態。

プロモンテ インフレーターマット PMT150 収納時

   収納袋にしわが寄っているのでわかると思いますが、収納状態はかつかつではなく、けっこう隙間があります。

   収納しやすい反面、もっとギュッと絞れた方が小さくなってよかったなとも思いました。


   取り出します。

プロモンテ インフレーターマット PMT150 展開

   マットの肉抜きが外からでもよくわかります。

   これによって軽量化されているんですね。

プロモンテ インフレーターマット PMT150 肉抜き

   空気の注入口。

プロモンテ インフレーターマット PMT150 バルブ

   空気を入れて膨らませてみました。

プロモンテ インフレーターマット PMT150 伸長時

   軽量化のために頭側(左)の肩部分は斜めカットされています。

   足元(右)は30cmほどカットされていて短足な印象になってます。


   このままだと足がはみ出てしまうので、モンベルのフォームクッションを足元に置いてみました。

プロモンテ インフレーターマット PMT150+クッション

   マットの上にシュラフ(モンベル ダウンハガー#3)を敷いてみると……、

プロモンテ インフレーターマット PMT150+クッション+シュラフ

   クッションが隠れてしまいました。

プロモンテ インフレーターマット PMT150+クッション+シュラフ

   シュラフがぎりぎりクッションに載っている感じですかね。


   実際に足を乗っけてみるとこんな感じになります。ん-、ほんとぎりぎり。

プロモンテ インフレーターマット PMT150+クッション

   夏山なら足先までカバーしてなくても寒くないだろうってことで、このマット+クッションスタイルでテント泊に行ってきました。


奥穂‐西穂縦走にて使ってみた

   お盆休みに上高地の横尾テント場と穂高岳山荘テント場でプロモンテマットPMT150を使ってきました。

   下の写真は横尾でテント泊したときのものです。

プロモンテ インフレーターマット PMT150+クッション in テント

   マットの下にクッションを置いて長さをちょい足ししてます。

   岩だらけの穂高のテント場でもこのスタイルで寝ましたが、どんな体勢で寝ても底突きしないので寝心地は良かったです。さすがインフレーターマット!

   またサイズが短い利点として、狭いテントのなかでも出し入れしすかったです。

   仮にサイズが180cmあると、テントの長辺方向めいっぱいに広がってしまい、自分が長辺方向に座るスペースがないので伸長/収納の作業が面倒なんですよね。

   一方サイズが150cmならば長辺に座って、そのままマットを前方に膨らませたり畳んだりできるので作業が楽でした。

   こういうちょっとしたストレスの軽減って登山中は大事です。


   気になった点は、クッションのちょい足しです。

   寝てるとけっこうクッションがずれて結局シュラフの足がテントのフロアに直に触れているということがよくありました。

   クッションとマットを直接結びつけられればいいのですが。

   まあ夏山ならそんなに寒くもないので、今回は気にせず寝てました。


サイズと重量を比較

   最後に、我が家にある登山マット3種類のサイズと重量を比較してみます。

シートゥサミット vs プロモンテ vs Fildoor マット

   左から、

  • シートゥサミット ウルトラライトS.I.マット(サイズS):インフレーターマット、170cm、実測557g
  • プロモンテ PMT150:インフレーターマット、150cm、実測408g
  • Fieldoor ウルトラライト エアーマット:エアーマット、190cm、実測531g
   です。

   プロモンテのマットが公称380gに対して実測408gだったのは収納袋の重さの分かな?


   こうして並べてみると、サイズは圧倒的にエアーマット(一番右)が小さいですが、意外と重量は横ばいなのがわかります。エアーマットは小さいけど500g超えてるんですね。

   なお全長の短いプロモンテがシートゥサミットよりも収納サイズが大きく見えますが、これは収納袋が大きいからです。実際にはプロモンテの方が小さいです。


まとめ

   プロモンテの登山マットPMTシリーズはインフレーターマットなのでクッション性があり寝心地が良いです。またエアーマットよりも軽いので僅かですが軽量化にも貢献してくれます。

   夏の奥穂-西穂縦走のテント泊で使ってみておおむね満足しています。


   軽い登山マットを探しているけど、クローズドセルマットには躊躇がある、という人は一度プロモンテのインフレーターマットPMTシリーズを検討してみてはいかがでしょうか。

   ラインナップも105から180cmまで15cm刻みであるので自分にあったサイズも選びやすいと思います。



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