ロク漫 第255回|草野さんのルーツ!「アンジーで漫遊記」

 

 

   今週のSPITZ草野マサムネのロック大陸漫遊記は「アンジーで漫遊記」でした。

   草野さんがご自身のルーツと言い切るほど高校時代に影響を受けたバンドだそうです。

   またちょっとホロッとくるエピソードも登場しました。


オンエアリスト

①魔法のコトバ / スピッツ

② 腹々時計 / アンジー

③ 幸運 <ラッキー> / アンジー

④ ミミズ / アンジー

⑤ おやすみ / アンジー

⑥ 掃き溜めの街で歌い始めたチンピラ達の新しいメルヘン / アンジー

⑦ マグマの人よ / アンジー

⑧ 庄屋の蔵 / アンジー

⑨ 交差点に立つ / 少年B


アンジーとは?

「アンジー」は80年に山口県長門市で結成され、82年に拠点を福岡に移しました。

   80年代半ばには福岡を代表するバンドになっていたそうです。


草野さんにとってのアンジー

   草野さんはアンジーについて次のように語っていました。

  • ブルーハーツに会うまではアンジーのマネをしていた
  • 高校時代に非常に影響を受けた、自分のルーツ
  • パンク的攻撃性もあり、サブカル要素も強い
  • 変わり者に見られたい思春期の心にぴったり。今で言う陰キャの味方


「変わり者に見られたい」「陰キャの味方」という表現がいかにも草野さん好みという感じがしますね。


ライブハウスJAJAの話

   草野さんは「福岡のライブハウスJAJAで観たアンジーが一番印象的だった」と話していました。

   またそのJAJAについてこんな思い出も語っていました。


   高校2年で初めてライブを仕切ったときのこと。

   草野さんは歌うのは向いていないからもう歌をやめようかなと思ったそうです。

   そのときJAJAの店長が「君は絶対歌を続けるべきだ」と言い「君のうた、ばりもんよ」と励ましてくれたそうです。

   その言葉があったから今も歌を続けられている、と草野さんは話していました。

   んー、いい話。若かりし日の草野さんを導いてくれた言葉なんですね。

   ただその店長さんはもうすでに亡くなられているそうです。


   僕らがいまスピッツを聴けるのは店長さんのおかげです。

   ありがとうございます!


フレー!フレー!

「掃き溜めの街で歌い始めたチンピラ達の新しいメルヘン」は草野さんがアンジーの中で一番好きな曲だそうです。

   チンピラとメルヘンをつなげるセンスが素晴らしいと言っていました。

   またこの歌に出てくるフレーフレーというフレーズは「けもの道」に影響を与えたそうです。


日本語タイトルと庄屋の蔵

   オンエア最後のアンジーの曲は初期の「庄屋の蔵」でした。

   この曲を紹介するとき、草野さんは

「当時、横文字のタイトルが普通だった日本のロック界で庄屋の蔵、最高ですね」

   と話していました。

   この「最高ですね」の言い方が、すごく少年っぽくて印象的だったんですよね。


   なんていうんだろう、放課後に教室に残って仲間と音楽を語り合っているなかで「庄屋の蔵ってタイトル最高だよな」って言うときの、ちょっと自慢げな、自分だけがわかっている的なニュアンスの。男子高校生っぽい感じが出てて、ああ、なんかいいなぁと思いました。


アンジーはサブスクに……ない?

   ここまで聴いて、アンジーは聴きやすくていいな、もっと聴いてみようと思ったのですが、僕が使っているYouTube Musicでは配信されていませんでした。

   残念。


YouTubeMusicプレイリスト

   ロック大陸漫遊記でオンエアされた曲を、普段から聴けるように毎週プレイリスト化しています。

   YouTubeMusicで限定公開してますので、同じくYouTubeMusicに加入している方はよかったらご利用ください。

   なお、違法アップロードと思えるものは避けて、公式と思える楽曲のみで作成するようにしています。(たまにわからないときがあるけど)


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