あいみょんの4thアルバム「瞳へ落ちるよレコード」の初回限定盤を買いました。
弾き語りライブツアーのBlu-ray付きです。
全体の雰囲気
最初聴いたとき、パンチがないなと感じました。
これまでのアルバムにあったようなザラついた感触やガツンとやられる衝撃がない。
その一方で通して聴くと全体としてはすごくいい。
速い曲もゆっくりの曲もリズムが続いているといえばいいのでしょうか、途切れることなく、1曲聴いたらまた1曲という感じでスルスルと聴けます。
結果的にテンポよく何度もリピートして聴けるアルバムに仕上がっていると感じました。
さくっと良かったところを書くと、最初の1〜4曲目と、最後の11〜13曲目の流れが好きです。
前半の感想
①「双葉」はオープニングにふさわしい爽やかな一曲です。出だしの音もエレキギターのジャーンで始まってストリングスに変わっていくのが迫力と壮麗さがあってかっこいい。
②「スーパーガール」は古いクラブミュージックみたいなところがクセになります。サビの最後の「支配してるんだぜぇ」「知らなかったろお」は語尾の歌い方に男の色気が漂っていて魅力的。
③「姿」は穏やかな曲調がいい。個人的には3曲目で静かになるのは好きでないのですがこれは良い曲なのでOK.
④「初恋が泣いている」は音楽番組で初めて聴いたときはサビの「初恋が泣いている」という歌詞がくどいように感じましたが、何度も聴いているうちに耳になじみました。Cメロの「愛してる」を連呼することろは、丘の上に立って風が吹き上がっていくような気がして好きです。バックのギターも爽やか。
後半の感想
⑪「ハート」はしっとりとした歌い方がいい。サビの「それは恋のはじまり」というフレーズも素敵。(スピッツの曲を思い出すからじゃないよ)
⑫「インタビュー」は曲の途中に架空のインタビュー音声(語り)が入っている構成が面白い。ちょっと毒のある感じがまたいい。最後の「声にならない声で……愛にならない愛も」と畳み込むように歌うところが個人的なハイライト。グッときました。
⑬「愛を知るまでは」はアップテンポで爽やかなのでラストにぴったり。「今日も明日も生きていこう」という歌詞も単純にポジティブで良いです。
中盤の感想
中盤は個人的には目を引く曲はありませんでしたが、もっともあいみょんらしいところがつまってるのがここかもしれません。
⑤「君のこゝろ」は終わったと思ったらまた始まるアウトロがちょっぴりおもしろい。パフィーの「愛のしるし」を思い出します。
⑨「ペルソナの記憶」は「オムライスの返り血を受けて」という歌詞にドキッとします。(ケチャップですよね??)
⑩「神秘の領域へ」は「白のパンツを青春と名づけて被ってしまった」という歌詞が何を言っているかわからない(笑)
こうして感想を書きながらアルバムを繰り返して聴いていると、初めに「パンチがない」と書きましたがところどころドギツいものも混ざっていますね。
基本的にはテンポが良いので日常的に聴けるアルバムに仕上がっています。
夕方ごろにラジオから流れると生活に溶け込みそう、とちょっと思いました。
特典もよいよ
特典の弾き語りライブツアーのBlu-rayもよかったです。
アコギ一本でも、あいみょんの歌声は太くてまっすぐなので十分すぎるくらいびりびりと伝わってくるものがありました。
ああ、ライブ行きたいなー。
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