ロク漫 第236回|ロックはもっと自由でいい「90年代オルタナ系女性ロッカーで漫遊記」

 

 

90年代オルタナ系女性ロッカーで漫遊記

   今週のSPITZ草野マサムネのロック大陸漫遊記は90年代オルタナ系女性ロッカーの特集でした。


   2曲目の"Bikini Kill"はオルタナシーンの一角をしめるライオット・ガールの代表バンドです。

   草野さんは「ライオット・ガール」についてウィキペディアを引用しつつ「90年代初頭のフェミニストによるパンクミュージックの流行と、音楽とフェミニストを合わせたサブカルチャー運動」と話していました。


草野さんはこのラジオ番組をやっていて、あらためて「ロックって男のミュージシャンばかりだな」と思ったそうです。

女性のロックはあってもセクシーさだったり逆に男っぽくふるまうことを求められたりたり。

それが90年代に入って変わってきて、男性価値観から独立した女性ミュージシャンが増え始めました。


草野さんはロックは縦社会や古いしがらみから自由であってほしいという理想を抱いていました。

しかし男性中心だったりして意外と自由じゃない。

そこを革新すべく現れたのが90年代のオルタナ系女性ミュージシャンであり、女性の解放・独立のムーブメントであり、ロックやパンクはもっと自由だと気付かせてくれた。


そんな背景のもとに企画されたのが今回のテーマだったようです。

なんだか難しいですね。

でもようはックはもっと自由なんだー!ということなのではないかと思います。


   草野さんは最後に「今回は90年代の女性のムーブメントが大事だと思ったので特集したが、性別で分けて語るのが時代遅れかもしれない。これからも常に認識をアップデートしていきたい」と話してました。


   さて、僕が今回聴いていて一番印象に残ったのは⑧「Celebrity Skin / Hole」です。

   ボーカルはニルヴァーナのカートさんの妻だそうです。

   声に存在感があり、かっこよかったです。

   他の楽曲とは迫力が違いました。

   この曲の収録されているアルバムも聴いてみましたが、かなりよかったです。


   また⑥「Seether / Veruca Salt」について、草野さんは「ジャケットが好き。可愛いけど憂鬱な感じ」と話してました。

   これ↓

  たしかにこ可愛いだけじゃない大人な雰囲気が漂っていて、草野さんが好きそう。


オンエアリスト

① ヒビスクス / スピッツ

② Rebel Girl / Bikini Kill

③ 50ft Queenie / PJ Harvey

④ Supernova / Liz Phair

⑤ Drop Dead / Lunachicks

⑥ Seether / Veruca Salt

⑦ Cannonball / The Breeders

⑧ Celebrity Skin / Hole

⑨ Tell me oh mama / 具島直子


YouTubeMusicプレイリスト

   ロック大陸漫遊記でオンエアされた曲を、普段から聴けるように毎週プレイリスト化しています。

   YouTubeMusicで限定公開してますので、同じくYouTubeMusicに加入している方はよかったらご利用ください。

   なお、違法アップロードと思えるものは避けて、公式と思える楽曲のみで作成するようにしています。(たまにわからないときがあるけど)


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