【レビュー】ジャイアント「クロスター」|これは軽くて速いクロスバイク!

   この夏、ついにクロスバイクを買い換えました!!


   これまではスペシャライズドのクロスバイクに乗っていました。

   この自転車で金沢から北海道まで行ったし、日本を横断して太平洋を見てきたこともあり、愛着があります。

   しかしさすがに20年間も乗っているとあちこちガタがきてしまいました。(特に壊れたサスが危険とお店の人に指摘された)

   そろそろ買い替え時期かなーということで、メーカーはどこにしようか、車種は何にしようか、いろいろ悩んだ末、ジャイアントの「クロスター」に決めました。


   決め手は、価格が10万円を切っていること、重量が10.0kgと軽いこと、やや派手目なツートンカラーが他にないこと、です。

   同じジャイアントのエスケープ(クロスターよりも安い)とも迷ったのですが、クロスターの方がマイナーで数が少なさそうなので、あえてこちらにしました。


クロスターはこんな感じ

   クロスターは自転車屋さんを何件探しても売っておらず、野々市にあるジャイアントストアまで行って、倉庫にある在庫を取り寄せてもらいました。

   その時点で残り5台と言われたのでぎりぎりセーフ。


   カラーはブルー・レッド。

   キックスタンドとリアキャリアをつけてもらって、9万円弱です。


   買ってすぐ記念撮影したのがこちら。

ジャイアント クロスター

   今どき珍しく、2色で派手めなデザイン。個性があります(^_^;)


クロスターのディティールを見る

   自転車ってどの辺を見たくなるのかよくわからないので、とりあえずあちこち写真に撮ってみました。


   シフターはSHIMANO製です。

ジャイアント クロスター シフター SHIMANO製


   左(フロント側)が2速、右(リア側)が8速で、計16変速です。

ジャイアント クロスター シフター SHIMANO製

ジャイアント クロスター シフター SHIMANO製


   ブレーキはVブレーキです。

   タイヤは700x30cです。

   クロスバイクとしては細くもなく太くもなくなサイズでしょうか。

ジャイアント クロスター Vブレーキ

   フレームはアルミ製です。

「GAIANT」と「CROSTAR」の文字が描かれています。

ジャイアント クロスター アルミフレーム

   フロントディレーラーはSHIMANO製。

   フロントギアは2枚。

ジャイアント クロスター フロントディレイラー SHIMANO製

   僕はフロントギアが3枚のクロスバイクしか乗ったことがなく、2枚は初めてです。

   ギアが少ない方が故障が少なくていいかなと思う反面、登り坂がちょっと心配。


   リアディレーラーはSHIMANO製。

ジャイアント クロスター リアディレイラー SHIMANO製

   写真では見づらいですがギアもSHIMANO製でした。

   HPには「(ギアの)一部生産分はMICROSHIFT 」と書かれていたので不安でしたが、SHIMANO製でよかったよかった。


   ホイールを支持する棒はクイックリリースではなくて、六角レンチで留めるスキュワーというパーツです。(初めて知った)

   タイヤがパンクしたときにホイールを外すのが面倒そうですが、こちらのほうが強い力で固定できるので剛性が高まるそうです。また工具が必要な分、ホイールの盗難に会いにくいんだとか。

ジャイアント クロスター スキュワー

   キックスタンドはそのスキュワーのところで固定されています。

   こういう構造を初めて見ました。これはシンプルでいい。

ジャイアント クロスター キックスタンド

   リアキャリアは純正の「PUMP REAR RACK」です。

   3300円とわりと安かったです。

   重さは615g、耐荷重27kg。

ジャイアント クロスター リアキャリア PUMP REAR RACK

「GIANT」の文字が大きい。


   試しにロックブロスのパニアバッグを装着してみました。

ジャイアント クロスター ロックブロスパニアバッグ

   うん、しっかり固定されています。

   これでテント泊の自転車旅にも行けますね。


クロスターの重さをチェック

   スペシャライズドからライトとドリンクホルダーを取り外してつけ直します。

   これでほぼフル装備です。(あとはワイヤーロックくらいか)

ジャイアント クロスター オプション付き 11㎏

   全部含めて体重計で測ったら11.0kgでした。


   ちなみにこちらが長年乗ってきたスペシャライズド。

スペシャライズド 14.6kg

   同じくライト、ドリンクホルダー、キックスタンド、リアキャリアが付いた状態で14.6kgでした。

   クロスターはなんと3.6kgも軽い!


   スペシャライズドも買った当時はかなり軽いと思ったんですけどねぇ。クロスターすげー。

 

   試しにクロスターを手で持って、持ち上げてみると、めっちゃ軽っ!ってなりました。鳥の羽のよう。

   キャリアが約600gなので、これも外したらきっともっと軽いんだろうな。

   でもキャリアがないと泊まりの一人旅に出られないのでこれは外せません。

   キャリアは男のロマンの象徴です!


   なお、クロスター本体のみの重量は10.0kgだそうです。(HPより)


クロスターで軽く走ってみた

   日曜日、ランニングの後にクロスターに乗ってきました。

   犀川のサイクリングロードを下流からスタートして上流の辰巳ダムで折り返して戻ってくる約33km。


   長めの距離を走ってみて、あらためて「めっちゃ軽い!」と感動しました。

   足でグイッと漕いだらスイッと進みます。

   なんていうか漕いだときの力がロスなく全て自転車に伝わってる感じ。


   時速も軽く30kmまで出ました。

   こりゃすげー。


   古い自転車に比べて重量が減ったのはもちろんですが、チェーンもギアも可動部が新しくなったからかなぁ。

   全然違う乗り物のようです。


   いつもは抜かされっぱなしのロードバイクの後ろをしばらく追いかけることもできましたし。

   風を切っていく感覚。こりゃ気持ちいい。

ジャイアント クロスター 辰巳ダム

アルミフレームってどうなの?

   クロスターのフレームはアルミでできています。一方、兄弟機のエスケープはクロモリ製です。

   ネットの情報では、アルミは軽い代わりにクロモリほどしなやかではないため、路面の振動を受けやすく、長時間乗っていると疲れる、とありました。

   実際にアルミフレームのクロスターに乗ってみると、第一印象で振動が大きいのがわかりました。

   たしかに疲れるかも?と感じたのですが、結局しばらく乗ったら慣れました。

   それよりも軽くて速いのがやっぱり良いです。


   あとは、1日120kmとか長距離を走ったときにどう感じるか、でしょうか。


2x8速はどうなの?

   フロントギアが3速ではなく2速のクロスバイクに初めて乗りました。

   2速の方が故障が少なくて良さそうに思える反面、坂道はどうでしょうか?


   辰巳ダムに下りる道路が斜度10%でした。

   ここを往復してみました。

斜度10%

   普段特に登り坂を漕いだりしない僕にとってはかなりの急登です。

   でもギアを一番軽いもの(1x1)にすれば、スイスイとは言いませんが、なんとか登れました。

   逆に下り坂はギアを一番重くすれば力を乗せて漕ぐことができました。

   とりあえず普通に遠出をする分には、ギアは2x8速あればイケそうです。


   このへんの使い勝手の話はまた遠出をしたら書きたいと思います。


   とりあえず、ファーストインプレッションは軽くて速くてクロスターいいぞお!です。


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