子供が大きくなるのはあっという間ですね。
気がつけば上の子二人の小学校生活は半分を過ぎました。長男にいたっては4月から小学校最後の学年に上がります。
今まであまり子供たちの学校の成績は気にしていなかったのですが、年末に通知簿をまじまじと見たら、二人とも算数の成績が非常にキビシイことがわかりました。
いちおう、君等のお父さんは理系なんですけども……
通知簿の算数の評点の詳細を読むと、長男は文章題が、次男は図形が苦手とわかりました。
そこでこれらの項目を家でも重点的に勉強することにしました。
僕も週末には二人に付き添って勉強を見るようにしてます。
残念ながら子供たちはあまりノリ気ではありませんが。。。
で、小学校の算数をやってみてわかったのですが……けっこう難しい!
そして頭の体操になってなかなか面白いです。
難しいポイントは2つあります。
① 図形問題では、ひらめきと観察力が足りない
② 文章問題では、僕は解けても小学生のやり方での解き方がわからない
①については、こんなことがありました。
「くそー、この図形問題の角度がどうやっても出せないー
悔しいけど答えを見てみよう
……ふむふむ、
なんとこんなところに二等辺三角形が潜んでいるとは!
すると、こことここの辺が同じで角度が同じだから
こちらの角度がわかって
そしたらあそこがこうなって……
おお、解ける、解けるぞー!!」
風景のなかに隠れている動物を探すイラストみたいな感じですね。
ひらめきとか観察力が必要なパズルを解く感覚。
昔から直感力がないのですが、大人になってますますなくなりました。
なので、図形問題を解くと脳を良い感じに刺激してくて、仕事にも役立つかも!?と思ってます。
②については、
例えば「100円の鉛筆と150円のノートを何個か買って合計が1000円です。鉛筆とノートの合計金額の差分は200円です。鉛筆とノートはそれぞれ何個買ったでしょうか」(※記憶をもとにいま適当に作りました)
とか
「AとBとCとDの合計は90です。Aに2を足したものと、Bから2を引いたものと、Cに2を掛けたものと、Dを2で割ったものは同じ数字です。A,B,C,Dを求めなさい」
という問題です。
どれも大人なら、連立方程式を立てれば終わります。
わからない項目を変数にして、その変数の数だけ方程式を立てられれば、あとは自動的に答えが出ます。
自動と言っても自分で計算しなければなりませんが、そこは作業なので、方程式さえできれば答えが出たのと同じです。
でも小学生は連立方程式を使っちゃダメなんですよねー。ダメというかまだ習ってません。
仕方ないので別の方法で解くのですが、スマートなやり方がなかなか思いつきません。
たぶん総当りっぽいことをするのだろうと思って、やってみるのですが、うまく的を絞らないと計算量が膨れ上がるので大変でした。
またxやyを使えば解き方の説明がしやすいのに、それが使えないため、この式のこの部分をなんと言えばいいのかわからない、あるいは言い方がまどろっこしい、という問題もありました。
僕はいったん連立方程式で問題を解いてから、それを噛みくだいて子供に教えているので余計にわかりづらくなってたかもしれません。
で、思ったのが、連立方程式って楽だなーと。
式さえ作っちゃえば完了というのはある意味、考えることを放棄しているなと。
ようはその問題文に何が書いてあるのか想像できなくても数学的に式に落とし込めればいいわけですからね。
宇宙人と地底人が戦争して神々がハルマゲドンして問題文がカオスになっていてようが、変数をみつけて必要な数の方程式を作り出せば問題は解けるのです。
すごいぜ、連立方程式!!
そんな感じで、長男が計算ドリルのわからないところを持ってくるたびに連立方程式をチラ見せしてたら
「それいいなー。俺も早く習いたい。それ使えば何でも解けるんでしょ」と言ってくるようになりました。
まるで「連立方程式」のことをどんなものでも斬れる伝説の武器のように言うのでなんだかおかしかったです。
でも実際には中学高校と上がるに従い、だんだんと問題も難しくなり、方程式を立てることが大変になってきます。まあそれが問題なわけですから。
RPGと同じですね。強い武器を手に入れたりレベルが上がったりしても、そのときは敵を簡単に倒せますが、すぐに敵のレベルも上がって苦戦するようになります。
僕も実際今日になるまで連立方程式のありがた味なんて知りもしませんでしたし。
長男が「連立方程式」の伝説の力(?)を知ることができるのは果たしていつになるかな。
そしてたぶん中学生になったらもう勉強を教えることはできないだろうなぁ。
中学校の数学はさすがに難しいですよね??
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