2月最初のNHK-FM「ディスカバー・クイーン」はアルバム「カインド・オブ・マジック」特集でした。
西脇辰弥さんをスタジオにお迎えして、すっかりおなじみとなったマニアックな解説を聞かせていただきました。
まだまだクイーン初心者の僕が番組内で新たに知ったこと、興味を持ったことを備忘録がてらここに残していきます。
第42回 クイーンズ・クロニクル~カインド・オブ・マジック
【放送日】 2月6日
【DJ】サンプラザ中野くん, 西脇辰弥
「カインド・オブ・マジック」は好きなアルバムだけに全曲解説をしてほしかったところですが、今回も1週のみということで、途中を飛ばしての解説となりました。
特に、タイトルチューンの「カインド・オブ・マジック」の解説がなかったのが残念でした。
番組内で解説された曲を順番に見ていきます。
One Vision(ONE VISION-ひとつだけの世界-)
- 聞き所:クイーン随一の長さのイントロと鉄壁のアンサンブル
- メイキング映像がある。それを観ると3段のキーボードが全て日本製であり、ブライアンが弾いているアコースティックピアノも日本製であることがわかる
- 3段あるキーボードの中段はFMシンセサイザー。しかしアウトプットにシールドが刺さっていない。他のシンセ(サンプラー)をこれでコントロールしているのではないか
- フライドチキン問題(「フライドチキンくれ」)について: 歌詞カードには「ワンビジョン」と書いてある
- 「フライドチキン」のあとに「ビジョンビジョンビジョン」とくっつけてきている。クイーンの遊び心。
One Year Of Love(愛ある日々)
- 聞き所:抽象的なオケとエモーショナルなフレディの歌の乖離
- 86のバラード(8分の6拍子)
- オケが淡々としていて無機質であり、歌が上手い人向けのアレンジ(オケが淡々として無機質)
Who Wants To Live Forever(リヴ・フォーエヴァー)
- 聞き所:オーケストラとの共演と最初のブライアンのリードボーカル
- 映画「ハイランダー」のサントラという側面がある。映画では不老不死の肉体の主人公が、年老いて老婆になったヒロインが主人公の腕のなかで死んでいくシーンで使われており、不老不死の男の視点で不老不死が嫌だという歌詞になっている
- ボヘミアンの映画の中では死期を悟った男の視点で使われている
- 真逆な解釈ができるところがすごい
Don't Lose Your Head
- 聞き所:ド派手なゲートリバーブ
- 映画では悪者が車でヒロインを誘拐するシーンでかかる
- サンプラー+シーケンサーでドラムパターンを作ったのではないか
- FMシンセが使われている(金属的な音)
Princes Of The Universe
- 聞き所:ド派手なゲートリバーブ
- 「クイーンII」のサイドブラックを思わせるような、フレディにしか書けない複雑な構成
- 最終的には聴き馴染みのあるポップな部分の繰り返しで終わり、サイドブラックよりも明るい感じ
- IIのときになかったゲートリバーブというテクが使われている。クイーンの進化
最後に西脇さんが「クイーンは子供の頃から聴いていたがこのアルバムが出た頃には大人になってプロの仕事を始めていた。初めてプロの視点から考察したアルバムと言う意味で思い出深い」と話していました。
クイーンがキャリアの長いバンドだからこその思い出ですね。
ほんとだったらもしかしたら今でも……と思うと、やはりフレディの早すぎる死が悔やまれます。
コメント
コメントを投稿