mol-74のメジャー3枚目のEPの感想です。
タイトルチューンの”Replica”は前作”Answers”同様アニメのEDテーマになっています。
今作は4曲ともシングル級の出来映えで、これまでの3枚のEPのなかでは一番の傑作です。
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①”Replica”はmol-74らしい粉雪のような儚さと力強い熱を備えています。
武市さん得意のファルセットと美メロが耳を引くと同時に、前作”Answers”にもあった早口の歌詞がさらに進化してます。
サビの「目を閉じて 口閉じて …… 明日に夢を見る」のところは噛みそうなくらい早い。その音の密度の高さが熱量となり聴くとすごく気持ちが上がります。
②”ミラーソング”は鏡に映った自分に対して「なりたかった自分になれてるだろうか」と問う内省的な歌です。
サビのドレミファソラシドー（音感ないのでそう聞こえるけど合ってるかな？）って上がってくところが気持ちいいです。
③”光と塵”はサビの「東京は銀河系」という歌詞が最初「東京は有明」と聞こえたのは内緒の話。
不穏なサウンドが心をざわつかせます。
④”Vanilla”はスローテンポのバラードです。
これまでmol-74のバラードには大きく惹かれるものがなかったのですが、これはすごくいい。
Aメロの優しく語るような歌い方、Bメロの雨粒が水面で弾けるようなファルセットのリズム、そこからワッと視界が開けるように展開するサビ。
そしてサビの「バニラ色の日々が甘く、苦く、切なく 溶けないで僕を焦がしてんだ」という歌詞。
淡く切ないです。
またCメロの「失くして色が褪せるもの 失くして色が濃くなるもの」という歌詞がちょっと好き。たしかにそういうものだなぁと。
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EP3枚で計12曲ができました。本当だったらフルアルバムを1枚出せる曲数ですよね。
2ndフルアルバムを出す予定はあるのかな。
Answersから曲の質がますます高まって良い流れが出来ている気がするので、ぜひぜひアルバムも出してほしいですね。
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