Age factoryの4枚目のアルバム”Pure Blue”を何度もリピートして聴いてます。
今作もかっこいい!
荒々しくて激しくて、シンプルかつストレートな楽曲ばかりです。
爆音で鳴らしながら夜の高速を走りたくなります。
またただ勢いがあるだけではなくてセンチメンタルな部分も持ち合わせています。
窓の外を一瞬で後方に流れていく無数の光を眺めているときのようにちょっと感傷的な気分にもさせてくれます。
まず1曲目の「OVER」でやられます。
Age factoryらしいノイジーだけど切ないギターサウンドと「風を撫でる 夢から覚めて」という歌詞に心を掴まれます。
その後もアップテンポな「Feel like shit today」、ラップをフィーチューした「Light off」など勢いは止まりません。
10曲目の「Pure Blue」は青臭い感じがいい。大きな空の下に立っているような気持ちは、アルバムの最後を飾るのにふさわしいです。
どの楽曲も短い
アルバム”Pure Blue”の特徴の一つはどの曲もおそろしく短いということです。
2分台の曲ばかりなので10曲全部合わせても25分しかありません。
ランニングのBGMにしたら、10数km走る間にフルに2回リピートできてしまいます。
本質のみを残してそれ以外のところは徹底的に削ぎ落とした作りは最高です。
これぞシングル!という突出した曲がない代わりにどの曲も平均してクオリティが高い。
何より無駄がなく短いのでアルバムを通して何度でも聴けます。素晴らしい。
削ぎ落としたシンプルな歌詞
もう一つの特徴は歌詞がおそろしくシンプルです。
思わず唸ってしまうような凝った言い回しはほぼありません。
例えば、
「全部追い越して 追い越して」(OVER)
「手を伸ばして 羽根のように広げた」(Say no more)
「静かになって 明るくなって 冷めないように この目を閉じて」(Blink)
「これ以上ない青を」(Pure Blue)
など。
そこだけを切り出したらベタでありきたりと思えるようなものも多いです。
それなのにCDで聴くとこれらのフレーズが心をびりびりと震わせてきます。
無駄を削ぎ落とした構成が、美しいメロディラインが、ストレートなサウンドが、簡潔な歌詞をこれ以上ないくらい引き立てます。
胸をぎりっと締めつけ、耳の奥に木霊していつまでも離れません。
上に書いた歌詞はどれも今作で好きなものばかりです。
シンプルだからいいのではなくて、伝えたいものや叫びたいものがわかっているから複雑なものはいらないということなんだと思います。
聴いているこちらも、歌って叫びたくなります。ボリュームちょい上げめで!
おすすめ
おすすめは①「OVER」③「Say no more」⑦「Light off」⑨「Blink」⑩「Pure Blue」です。
Age factoryの「Pure Blue」は決して大作ではないけれど、潔いほどにシンプルな楽曲が詰まっています。
力強くインパクトがあり、わずか25分間をあっという間に駆け抜けていく。
一度聴いたらずっと心に残る名盤です!
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