T-SUQAREは活動歴も長くアルバムも桁違いにたくさん出ています。
そのため、どんなアルバムがあってどのアルバムから聴いたらいいか、がわかりづらいです。
そこで僕が持っているT-SQUAREのアルバムの感想を年代順に紹介していきます。
今回紹介するのは32, 33, 35枚目のアルバムです。
そしてこの記事の最後に3枚の中で僕が一番好きなアルバムを発表します。
なお、僕はT-SQUAREのアルバムを全て持っておらず、デビューから2006年ごろまではベスト盤的な「Wordless Anthology I ~ V」でカバーし、2006年以降の”BLOOD MUSIC”からはオリジナルアルバムをほぼ全て持っているという現状です。
32th AL "BLOOD MUSIC"
2006年に発売されました。
テーマは「ロック」です。なのでT-SQUAREのなかではやや異質なアルバムになります。
なぜロックなのかというと、坂東さんのドラム(特に8ビート)が他のフュージョンのドラムにない特徴があり、だったらロックをやってみたらどうか、という流れだったようです。
1曲目の「PEINCE VLAID」は不安を掻き立てるようなクリアなギター音から始まり、すぐに歪んだギターが全開になります。これぞロック!といった重くて粘っこいサウンドがめっちゃかっこいいです。
ただ、ここにサックスの音が加わると急にT-SQUAREの音っぽくなるので、あれれ?と最初はちょっとだけコケてしまいました。
まあサックスとギターの絡みがないとT-SQUAREは始まりませんから。
その後に続く2,3曲目もポップに日和ることなく、ロックなサウンドが続きます。というか、どんどん重くなっていきます。本気のロック魂が伝わってきます。
極めつけが⑧「CIRRUS」です。激しくて重いので、戦車と戦車がぶつかり合ってるよう。シビレます。
ということで、ロックといっても開放感のある疾走系ではなく粘っこい重厚系なので好き嫌いが分かれるかもしれませんが僕は大好物です。
おすすめは①⑧⑩です。
⑩「SAYONARA」はギターのコード弾きを前面に押し出したミディアムテンポの曲です。T-SQUAREの曲としては珍しいのではないでしょうか。
タイトルを知らずに爽やかでニュートラルな気持ちにさせてくれる曲だなーと思ってずっと聴いていたのですが、タイトルは「さよなら」だったんですね。それを知ってちょっぴり切なくなりました。
33th AL "33"
2007年に発売されました。
33枚目だからタイトルは”33”。いたってシンプルです。
前作とは打って変わって爽やかなサマーチューン(※個人のイメージ)な曲が多いです。
ドライブのお供に持って行きたくなります。
①「Rondo」はオープナーにふさわしい軽快で気持ちのいい曲です。各楽器のソロパートが充実しているのもいい。
④「Flying Colors」は雲の上を散歩しているようなふわふわとした心地のいい曲です。
そしてラストの「半夏生」はちょっぴり感傷的な気分にさせてくれる名曲。
やや無個性な感も否めないですが、そのぶん万人受けする聴きやすいアルバムだと思います。
35th AL "DISCOVERIES"
2009年に発売されました。
前作"33"との間に企画盤"Wonderful Days"を挟んでいるため、1年飛んでいます。
①「Discoveries」と②「Survivor」は連続していて、スペースオペラやスターウオーズが始まりそうな壮大でワクワクする感じがたまりまん。
これはいつものT-SQUAREとは何かが違う!?と期待して聴いていたら、3曲目以降はいつもどおりでした。
それでダメというわけではないのですが、ジャケットも宇宙ですし、どうせならもっとスペーシーな、もういっそエレクトロニカにふったような極端なアルバムを作ってくれてもよかったのになと思いました。
そう感じるのは僕のT-SQUAREファン歴が浅いからなのでしょうけれど(^_^;)
おすすめは①②⑨です。
特に⑨「Smile Smile Smile」はブラスセクションがうきうきするので好きです。
一番好きなアルバムは?
やっぱりロックな”BLOOD MUSIC”が一押しです。
ヘヴィーなサウンドがたまりません。この3枚の中ではリピート率も一番高いです。
次回は36枚目の「時間旅行」からの3枚か、”Wordless Anthology IV"と"V"の感想を予定しています。
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