4月からNHK-FMで「ディスカバー・クイーン」というラジオ番組が始まりました。
僕は最近ファンになったばかりのクイーン初心者なので、クイーンのことをより深く知り、より楽しめられるようにと、毎週この番組を聴いています。
そんな僕が番組内で新たに知ったこと、興味を持ったことを備忘録がてらここに残していきます。
8月前半はクイーンの大大大名盤「オペラ座の夜」の全曲解説です。
待ってました!!
西脇団長のどんなマニアックな解説が飛び出すか楽しみです。
第18回 クイーンズ・クロニクル~オペラ座の夜 サイドA~
【放送日】 8月1日
【DJ】サンプラザ中野くん, ,西脇辰弥
第一週目はサイドAです。
うつろな日曜日やロジャーさんのマイカーやブライアンさんの39などがオンエアされました。
オンエアリスト
- Princes Of The Universe
- Death On Two Legs(Dedicated To...)
- Lazing On A Sunday Afternoon(うつろな日曜日)
- I'm In Love With My Car
- You're My Best Friend
- 39
- Sweet Lady
- The End / The Beatles
- Seaside Rendezvous
- Somebody Stole My Gal / Pee Wee Hunt
メモ
Death On Two Legs(Dedicated To...):
- 「独特な転調」「ジグザグ録音」「オクターブ」「逆再生シンバル」「リバーブを減らしていくイントロは霧が晴れていくよう」
- 緊張のAメロ、伏線回収のBメロ安定の和声のサビ
Lazing On A Sunday Afternoon(うつろな日曜日):
- 古いラジオから聞こえてくるような変なボーカルはヘッドホンから出した音をバケツに入れて録った音らしい
- イントロの3小節目に編集点がある(昔はアナログテープを切っている) ⇛ 西脇さんの推測では本当は8小節だったのが、1,2曲のつながりを大事にして4小節に短くしたのではないか
I'm In Love With My Car:
- ロジャーの侠気のあるボーカルと懐の深いドラムを楽しめる
You're My Best Friend:
- ジョン・ディーコンがピアノも弾いている
- 立ち止まったり動いたりするベースラインを弾いたかと思えばピアノの左手に寄り添うようなベースも弾いている 。バランス感覚がいい。 ⇛ いろんな楽器を弾けると、思いやりの心が芽生える
39:
- ジョンがウッドベース弾いてる
Sweet Lady:
- 3/4拍子。ロジャー曰くクイーンで一番ドラム難しい
- バスドラどんどん奏法(伝統的な奏法)
Seaside Rendezvous:
- プリペアド・ピアノを使用
- やりたい音楽がじゃんじゃん広がっていたのに外部のミュージシャンを呼ばずに全部自分たちでやってた
第19回 クイーンズ・クロニクル~オペラ座の夜 サイドB~
【放送日】 8月8日
【DJ】サンプラザ中野くん, 西脇辰弥
2週目はサイドBです。
ついにフレディの名作(迷作?)「ボヘミアン・ラプソディ」に西脇さんのメス(解説)が入りました。
オンエアリスト
- Let Me Entertain You
- The Prophet's Song(預言者の唄)
- Love Of My Life
- Good Company
- American Patrol / Glenn Miller
- Bohemian Rhapsody
- God Save The Queen
- 「The Mikado」からFor He's Gone & Married Yum-Yum(管弦楽)/ Royal Philharmonic Ochestra、(指揮)Royston Nash
メモ
The Prophet's Song(預言者の唄):
- ブライトン・ロックのアンサーソングなのではないか
- ディレイの使い方がライブ毎に毎回違う。即興的。
- 新しく手に入れたおもちゃと遊んでいるよう
Love Of My Life:
- ブライアンがハープを弾いている。ハープをコードごとに弾いたのではないか
- ジョンのベースが寄り添っている
Good Company:
- クラリネットもトロンボーンも何も入ってない。全部ブライアンのギターで音を出している。エフェクトやワウ・ペダルを工夫して
Bohemian Rhapsody:
- スティックではなくてマレットを使っている
- クイーンはシンバルを利用してスペーシーな音を作っている
- 途中に出てくるキラキラした金属の音はギターの普段使わないブリッジ側を弾いている(更にこの部分で音程が合うようにチューニングしていると思われる) ⇛ ”Sends......”(背筋に走る云々)を音で表したかったのではないか
- オペラ部分はコーラスが滝のように降り注ぐ。転調が独創的でクラシックにはないもの
西脇さんの話を聞いているととにかく音の作り込み方がすごいのが伝わってきますね。
また西脇さんがベースのジョン・ディーコンさんをちょくちょく褒め称えているのを聞いたら、みんなジョン好きなんだなぁと感じました。
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