ロック大陸漫遊記 第185回
今週のテーマは「ザ・ナックで漫遊記」でした。
草野さんが今回このテーマを選んだ理由として「ザ・ナックは一発屋のイメージがあるがあの曲以外にもいっぱい良い曲がある」ということを話してました。
このロック大陸漫遊記の記念スべき1曲目がナックの「マイ・シャローナ」でしたし、草野さんとしても満を持してのナック特集だったのではないでしょうか。
そんなナック特集の栄えあるオープニングナンバーは「ハチの針」でした。理由はギターリフがナックに近いということでした。
ハチの針!!個人的には、ライブで聴きたい聴きたいと思っていたのに聴けなくて、ゴースカでようやく聴けたのがすごく印象に残っています。
なお、特にナックをイメージしてリフを作ったわけではないそうです。
ザ・ナックについて
ザ・ナックは1978年に、実績のあるプロのミュージシャンが集まって結成されたそうです。
幼馴染や同級生の集まりじゃないというのが珍しい。
そして、翌年に1stアルバムがリリースされました。
草野さんは聞きどころ(?)として、右CHと左CHでリードギターとボーカルギターが分かれていることをあげてました。(左CHがレスポールと言ってたかな??)
それから英語歌詞の韻の踏み方も面白いとも。
また、草野さんは1979年、洋楽にハマりだしたそうですが、その年、音楽誌はナックについて「俺たちはこういうバンドを待っていた!80年はナックの時代だ」と持ち上げていたそうです。しかし翌年にはすでに一発屋扱いになっていたとか……
時代の寵児から一転、なんとも悲しいですね。
オンエアリスト
① ハチの針 / スピッツ
② My Sharona / The Knack
③ Baby Talks Dirty / The Knack
④ Just Wait And See / The Knack
⑤ Rocket O' Love / The Knack
⑥ Pop Is Dead / The Knack
⑦ It's Not Me / The Knack
⑧ waterhole (joint2) / Leyona
以下、草野さんの各曲のコメントと僕の感想など。
③ Baby Talks Dirty :
2ndアルバムからの一曲。
草野さん曰く「ジャケ買いしたくなる美しいジャケット」だそうです。
アルバムの完成度は高いが「マイ・シャローナ」を期待していた人たちには評判悪くセールスは激減したそうです。
今聴くと特に悪くもなく良い感じの曲ですが・・・。
④ Just Wait And See:
3rdアルバムからの一曲。
この数カ月後に中心人物のダグ・フィーバーさんがバンドを離れて事実上の解散。
90年代に入って再結成
⑤ Rocket O' Love:
4thアルバムからの一曲。
草野さんはジャケ買いしたそうです。
ちなみにどんなジャケットかというと、女性が火の付いたフラフープを回しています。
なかなかシュール(^_^;)
⑥ Pop Is Dead :
1998年発売の5thアルバムからの一曲。
ドラマーも変わっていて、草野さんは「スネアドラムがポコポコ言ってて好きな音」と話してました。
⑦ It's Not Me:
21世紀に入ってリリースされたラストアルバム。
草野さんは「メロディアスでビートの効いたギターアルバムを最後まで貫いた」と話してました。
* * *
ナックのアルバムのなかから年代順に一曲ずつ流していくというスタンスだったので、ナックの歴史と音楽の変遷がわかりやすかったです。
シンプルなギターバンドなんだなぁというのがよくわかりました。
特に後半の2曲はメロディもきれいでライブ感もあって聴いていて気持ちよかったですね。
バイ、コロナ
ナックのボーカルもドラマーもすでに病気で亡くなられているそうです。
ただ、ギタリストとベーシストのかたは健在で「マイ・シャローナ」の替え歌で「バイ・コロナ」という歌をYouTubeで上げていると話されていました。
探してみたら引っかかったのがこちら。
ギターのテクニックすげー。小指がぴこぴこ動いている。
そして最後には「バイ、コロナ」
かっこいいです。
YouTubeMusicプレイリスト
ロック大陸漫遊記でオンエアされた曲を、普段から聴けるように毎週プレイリスト化しています。
YouTubeMusicで限定公開してますので、同じくYouTubeMusicに加入している方はよかったらご利用ください。
なお、違法アップロードと思えるものは避けて、公式と思える楽曲のみで作成するようにしています。(たまにわからないときがあるけど)
コメント
コメントを投稿