QUEEN初心者のひとことアルバム感想その4 〜シアーハートアタック, 華麗なるレース, フラッシュ・ゴードン

   こんにちは。

   クイーン初心者がクイーンのアルバムの感想を語る企画の第4弾です。


   今回は前期から2作のアルバムと、映画のサントラ盤なのにクイーンのオリジナルアルバムとしてカウントされているあの一枚の感想を書きます。(下の写真を参照)

QUEEN シアーハートアタック, 華麗なるレース, フラッシュ・ゴードン


   なお、僕はクイーンのオリジナルアルバムを年代順ではなく興味を持った順に買って聴いています。

   その際にネットのレビューサイトと次の2つのドキュメンタリーを参考にしました。

  • クイーン ヒストリー 1973-1980(以下、ヒストリー①)
  • クイーン ヒストリー2 1980-1991(以下、ヒストリー②)


 シアー・ハート・アタック - Sheer Heart Attack

   1974年発売の3rdアルバムです。


   本作は、1st「戦慄の王女」の勢いと、2nd「クイーンII」の凝った作りを足して2で割ったようなイメージです。

   ごった煮な感じもなくはないですが、13曲も入っているのでお得です。

   アルバムの人気をネットで調べてみると、好きな人は好きなようでわりと高評価でした。

   個人的には1st~3rdアルバムで一枚推すとしたら2ndの「II」かなぁ(^_^;)


   おすすめは①「ブライトン・ロック」、⑧「ストーン・コールド・クレイジー」、⑩「ミスファイアー」、⑬「神々の業 (リヴィジテッド)」です。

   ①⑧はどちらもブライアンのギターが炸裂し、荒々しくてかっこいいです。

   ⑩はジョン・ディーコン作曲。ポップな仕上がりがいい。

   ⑬は⑫からのゆったりとした流れで聴くと、神々しくも気だるい雰囲気にうっとりします。人生の黄昏を感じる……。コーラスも気持ちいいです。


華麗なるレース - A Day at the Races 

   1976年に発売された5thアルバムです。


   クイーンの代表作「オペラ座の夜」の次のアルバムになります。

   ヒストリー①のなかでコメンテーターが「大ヒットしたアルバムの次のアルバムは難しい。同じような傾向だとまた同じものと言われ、大きく変えるとそれはそれで批判される」というようなことを話していました。

   実際、発売当時はかなり辛口の評価だったようです。


   またアルバムジャケットが黒色で、前作「オペラ座の夜」白色と対(つい)になっています。

   そのため最初はこの2枚はサイド・ホワイトとサイド・ブラックのような関係なのかと思いました。

   しかし、実際に聴いてみると「華麗なるレース」はそんなにブラック(ダークでヘビー)ではなく、むしろ「オペラ座の夜」よりもポップに感じました。


   ギターが荒ぶっている①「タイ・ユア・マザー・ダウン」、ワルツから急に激しくなるクイーンらしい変な曲④「ミリオネア・ワルツ」、粘っこいロックの⑦「ホワイト・マン」などロック好きに刺さる曲から、ポップでメロディアスな⑤「ユー・アンド・アイ」や⑧「懐かしのラヴァー・ボーイ」、そしてバラードの大作⑥「愛にすべてを」、⑩「手をとりあって」など、名曲・佳曲が多いです。

   ただ、アルバム全体で見るとインパクトが弱く感じてしまうのはどうしても「オペラ座の夜」と比較してしまうからでしょうか。


   それにしても「手をとりあって」の日本語パートは素敵ですね。

「手をとりあって このまま行こう 愛する人よ」という日本語らしいやわらかい歌詞で始まるので、日本人が聞いてもすっと耳に入ってくるキャッチーさがあります。

   後半は普段使わないようなやや格調高い言葉で「静かな宵に 光を灯し 愛しき教えを抱き」と結んでおり、荘厳さを好むクイーンのイメージにもマッチしています。英語圏の発音で聞いてもかっこいいですし。


フラッシュ・ゴードン - Flash Gordon 

   1980年に発売された9thアルバムです。


   同名の映画のサウンドトラックになりますが、れっきとしたクイーンのオリジナルアルバムです。サントラがオリジナルアルバムとしてカウントされているというのも珍しいですよね。

   先日行われたユニバーサル・ミュージック・ジャパンのクイーンアルバム人気投票結果を見たら、「フラッシュ・ゴードン」が15位中最下位でした。(ちなみにブービー賞は同じくサントラの「カインド・オブ・マジック」)

   サントラだから生粋のクイーンファンには人気がないのかもしれません。でも僕はわりと好きです。


   映画の音声が随所にサンプリングされている構成も他のクイーンのアルバムにない特徴ですし、何よりヒーロー映画の起承転結を感じる構成がいい。

「フラッシュ!」のシャウトが印象的な①「フラッシュのテーマ」はヒーロー映画の幕開けにぴったりです。

   途中に入るおどろおどろしい楽曲では主人公が敵軍に捕まってピンチに陥るさまがイメージできます。

   その後も軽快なサウンドで仲間に助けられて窮地を脱し、クライマックス前には嵐の前の静けさを思わせる静かな曲が流れ、最後はご機嫌で軽快な曲(⑱「ザ・ヒーロー」)とともに大団円で幕が下ります。

   僅か35分のサントラのなかにヒーロー映画のストーリー全てが垣間見えて楽しいです。


   このアルバムを真っ先に買う必要はないと思うのですが、サントラだからと言って聞かないで終わるのはもったいないと思います。

   おすすめは①「フラッシュのテーマ」、⑤「フットボールファイト」、⑱「ザ・ヒーロー」です。

   なお「フラッシュのテーマ」のメロディは部分的にアルバムの中で何度も使われます。それで聞き飽きるということはなく、聞けば聞くほどクセになります。「フラッシュ!!」


むすび

   今回は「シアーハートアタック」「華麗なるレース」「フラッシュ・ゴードン」の3作の感想を書きました。

「シアーハートアタック」「華麗なるレース」は名盤「クイーンII」や「オペラ座の夜」の前後に発表されたせいかどうしても印象が薄くなってしまいますね……単品で見ると良い曲もいっぱいあるのですが。


   最近では「フラッシュ・ゴードン」のサントラを聴きまくってたら、映画も観たくなりました。

   Amazonで映画のレビューを見てみると、チープすぎてカルト的な人気があるようで、評価自体は悪くないです。でも本当に面白いのかというとあやしいような・・・DVDだと1000円弱。んー、どうしよう。


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