スイッチ用ヘッドホンの断線を修理した話

    ある日仕事から帰ったら、長男がヘッドホンの音が出なくなったとボヤいていたので、子供が寝て静かになった後に、ヘッドホンを修理してみることにしました。

断線を修理したあとのスイッチ用ヘッドホン
断線を修理したあとのスイッチ用ヘッドホン


   ヘッドホンを借りて、ケーブルとハウジングの付け根のあたりをグニグニ曲げてみると、音が出たり出なかったりします。どうやらここで断線しているようです。


   とりあえずなかを分解してみました。

   分解自体はとても簡単です。

   イヤーマフを脱がせたらネジが見えるので、あとはドライバーを使ってネジと蓋を外すだけです。


   ハウジングのなかにはボリュームとマイク用のトグルスイッチが載った回路基板が入っています。裏向きに固定されていたので、これを外して裏返してみると……

スイッチ用ヘッドホンのなかの回路基板


   なんと断線していると思われるケーブルのなかから、6本もエナメル線が出て、この基板に半田付けされていました。

   うーん、本数が多い。


   断線しているのは下の写真の①の部分(すでにカットしたあとですが)です。

スイッチ用ヘッドホンのケーブルをカット


   本当はここだけカットして、線を全部つなげ直そうと思っていたのですが、6本もあるとさすがに線と線を半田付けするのが面倒です。

   おもいきって①の部分よりも基板側はばっさり全部カットして(これが②の部分)、正常な線を直接基板上のランドに半田付けすることにしました。

   ケーブルは短くなっちゃいますが、困るほどでもないと思うので。


   そうして半田付けし直したのが下の写真の状態です。

スイッチ用ヘッドホンのケーブルを半田付けで修理


   両耳から音が出て、マイクで通話できることも確認。


   これをもう一度ハウジングのなかに戻して、ケーブルが抜けないようにテープをぐるぐる巻いて、その上からどっぷりと接着ボンドを盛りました。

スイッチ用ヘッドホンの付け根をボンドで固定


   ほい、修理完了!

   どう直そうか悩みながらやったので1時間くらいかかりましたが、作業量的には30分もあればできる量でした。


   さてさて、復活したヘッドホンですが、やはりケーブルとハウジングの付け根が心配です。

   ちょっと引っ張るくらいなら大丈夫だと思うのですが、子供は乱暴だからなぁ。またすぐ壊してしまいそう……。(次はもう直さないぞ)


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